この7月1日から新型車両「HC85系」に置き換えられた特急「南紀」。
約30年ぶりの新型車両導入ということで、地元でも歓迎ムードが盛り上がっているところです。
(参考)
今回、個人的な用事で新宮市及び那智勝浦町を訪問した帰り、どうせならば折角の機会なので、ということで、このHC85系「南紀」に乗車してみることにしました。
乗車区間は「紀伊勝浦〜松阪」間。
約2時間半の旅路で、新型車両「HC85系」の旅を楽しみに、紀伊勝浦駅に向かうことにしました。
紀伊勝浦駅に到着すると、ちょうど名古屋からの「南紀1号」が到着したところでした。
折り返し、「南紀6号」となります。
1番ホームに停車中のHC85系を早速撮影してみます。
約30年ぶりの新型車両導入ということで、地元でも歓迎ムードが盛り上がっているところです。
(参考)
今回、個人的な用事で新宮市及び那智勝浦町を訪問した帰り、どうせならば折角の機会なので、ということで、このHC85系「南紀」に乗車してみることにしました。
乗車区間は「紀伊勝浦〜松阪」間。
約2時間半の旅路で、新型車両「HC85系」の旅を楽しみに、紀伊勝浦駅に向かうことにしました。
紀伊勝浦駅に到着すると、ちょうど名古屋からの「南紀1号」が到着したところでした。
折り返し、「南紀6号」となります。
1番ホームに停車中のHC85系を早速撮影してみます。
HC85系の最大の特徴であるハイブリッドシステムを示す「HYBRID」のマークを記録してみます。
側面LED表示を撮影します。
日・英二か国語表示ですが、特徴的なのはその色使い。
「特急 南紀」の文字が黄色ですが、これは「カラーユニバーサルデザイン」の考え方に基づき、色覚の違いがあっても多くの人に情報が伝わるように配慮されているものとなっています。
新製直後のピカピカな車両に乗れるというだけあって、それだけでもワクワクするものです。
車内に入ってみます。
▲普通車の座席です。
営業運転開始してまだ1週間ということもあり、車内にもまだ新車のにおいが残っていました。
座席は、JR東海のHC85系パンフレットによりますと、「沿線の紅葉や祭り、花火のイメージをグラデーションで表現」したもので、オレンジを基調とした色調となっています。
電源コンセントは普通車も含む全席に設置されており、ひじ掛けの下にプラグを差し込む構造となっています。
洗面台付近の様子。
洗面台の隣には、「ナノミュージアム」という、特急「ひだ」「南紀」沿線の伝統工芸品を展示して、鑑賞できるスペースがあります。
この「南紀」には「伊勢型紙」が展示されていました。
12時22分、いよいよHC85系「南紀」が出発します。
紀伊勝浦駅発車直後の様子を動画で撮影しました。
紀伊勝浦発車して即刻、「アルプスの牧場」が鳴りました。
他の音源で聞いたことはありますが、HC85系で聞くとやはり臨場感がありました。
なお「アルプスの牧場」は、どうやら始発駅・終着駅でしか鳴らない模様でしたので、紀伊勝浦駅発車時の様子を撮影しておいたのは、好判断でした。
そしてもう一つの特徴はエンジン音。
至って静かに加速していきました。
力行中も、遠くの方で何かエンジン音がなっているような感じがするくらいに静寂な空間となっており、これはこれまでのキハ85系とは大違いでした。
パンフレットでは、キハ85系に比べると5デシベルの車内騒音低下が図られたと記されていましたが、体感的にはそれ以上の静粛性向上が図られているように感じました。
▲断崖の奥に見えるのが王子ヶ浜。
このあたりは、下記記事でキハ85系「南紀」を撮影しましたが、今度は新しくなったHC85系が走る様子も撮影したいな、と思います。
およそ20分で新宮駅に到着します。
3分ほど停車するとのことなので、停車中の様子も撮影してみることにしました。
▲「しんぐう」の駅名標とHC85系の組み合わせ。
新宮から先はJR東海の区間となります。
熊野市までは、熊野灘を眺める平坦な区間を快走しますが、そこから先は、急峻な山岳区間を走ります。
勾配区間でありますが、エンジンとバッテリーのハイブリッドの動力源でスイスイ登っていきます。
かつてのキハ85系がエンジン音を轟かせてクリアしていったであろう区間も、このHC85系は至って「静か」に登っていきます。
▲HC85系の車内表示器では、このようにハイブリッド方式の稼働状況を確認することができます。
▲駅近くに海水浴場があることで有名な新鹿(あたしか)海岸を眺めます。
▲新鹿駅で「南紀3号」とすれ違います。
列車は尾鷲、紀伊長島、三瀬谷と停車しながら、北上していきます。
紀伊長島までは、複雑な海岸線をトンネルでショートカットしていく線形で、トンネルの合間に見える美しい海岸が魅了の区間でもあります。
紀伊長島からは一変、志摩半島の付け根の山間部を、これまた小気味良く走り抜けていきます。
そして、紀伊勝浦を発車してから約2時間半、松阪で下車します。
松阪発車時の様子を動画で撮影してみました。
以上がHC85系「南紀」の乗車記でした。
乗った感想は「静か」の一言でしょうか。
非電化区間を走る気動車は、常にエンジンを起動させていることもあり、騒音や揺れは電車に比べると大きいものがあります。
しかしこのHC85系は、ハイブリッドの動力を使用して走行することから、エンジンは確かに回っているのですが、非常に静かに感じました。
つい先日までこの区間を走っていたキハ85系と比べると、やはりその静かさはより実体験できるのではないかと思いました。
やはりJR東海が念入りに試験走行をした上で、本格導入した車両だけあったと感じました。
このHC85系は、2003年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞しましたが、その受賞も十分納得と感じました。
(参考)
HC85系「南紀」の目的地である熊野・新宮・那智勝浦には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されていますが、来年はその登録から丁度20年となります。
登録20周年を迎えるにあたり、様々なイベントが実施されるものと思われますが、それらイベントの現地へのアクセスとして、このHC85系「南紀」を多くの方に利用していただき、その快適性・静寂性を味わっていただけると嬉しいな、と感じました。
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側面LED表示を撮影します。
日・英二か国語表示ですが、特徴的なのはその色使い。
「特急 南紀」の文字が黄色ですが、これは「カラーユニバーサルデザイン」の考え方に基づき、色覚の違いがあっても多くの人に情報が伝わるように配慮されているものとなっています。
新製直後のピカピカな車両に乗れるというだけあって、それだけでもワクワクするものです。
車内に入ってみます。
▲普通車の座席です。
営業運転開始してまだ1週間ということもあり、車内にもまだ新車のにおいが残っていました。
座席は、JR東海のHC85系パンフレットによりますと、「沿線の紅葉や祭り、花火のイメージをグラデーションで表現」したもので、オレンジを基調とした色調となっています。
電源コンセントは普通車も含む全席に設置されており、ひじ掛けの下にプラグを差し込む構造となっています。
洗面台付近の様子。
洗面台の隣には、「ナノミュージアム」という、特急「ひだ」「南紀」沿線の伝統工芸品を展示して、鑑賞できるスペースがあります。
この「南紀」には「伊勢型紙」が展示されていました。
12時22分、いよいよHC85系「南紀」が出発します。
紀伊勝浦駅発車直後の様子を動画で撮影しました。
紀伊勝浦発車して即刻、「アルプスの牧場」が鳴りました。
他の音源で聞いたことはありますが、HC85系で聞くとやはり臨場感がありました。
なお「アルプスの牧場」は、どうやら始発駅・終着駅でしか鳴らない模様でしたので、紀伊勝浦駅発車時の様子を撮影しておいたのは、好判断でした。
そしてもう一つの特徴はエンジン音。
至って静かに加速していきました。
力行中も、遠くの方で何かエンジン音がなっているような感じがするくらいに静寂な空間となっており、これはこれまでのキハ85系とは大違いでした。
パンフレットでは、キハ85系に比べると5デシベルの車内騒音低下が図られたと記されていましたが、体感的にはそれ以上の静粛性向上が図られているように感じました。
▲断崖の奥に見えるのが王子ヶ浜。
このあたりは、下記記事でキハ85系「南紀」を撮影しましたが、今度は新しくなったHC85系が走る様子も撮影したいな、と思います。
およそ20分で新宮駅に到着します。
3分ほど停車するとのことなので、停車中の様子も撮影してみることにしました。
▲「しんぐう」の駅名標とHC85系の組み合わせ。
新宮から先はJR東海の区間となります。
熊野市までは、熊野灘を眺める平坦な区間を快走しますが、そこから先は、急峻な山岳区間を走ります。
勾配区間でありますが、エンジンとバッテリーのハイブリッドの動力源でスイスイ登っていきます。
かつてのキハ85系がエンジン音を轟かせてクリアしていったであろう区間も、このHC85系は至って「静か」に登っていきます。
▲HC85系の車内表示器では、このようにハイブリッド方式の稼働状況を確認することができます。
▲駅近くに海水浴場があることで有名な新鹿(あたしか)海岸を眺めます。
▲新鹿駅で「南紀3号」とすれ違います。
列車は尾鷲、紀伊長島、三瀬谷と停車しながら、北上していきます。
紀伊長島までは、複雑な海岸線をトンネルでショートカットしていく線形で、トンネルの合間に見える美しい海岸が魅了の区間でもあります。
紀伊長島からは一変、志摩半島の付け根の山間部を、これまた小気味良く走り抜けていきます。
そして、紀伊勝浦を発車してから約2時間半、松阪で下車します。
松阪発車時の様子を動画で撮影してみました。
以上がHC85系「南紀」の乗車記でした。
乗った感想は「静か」の一言でしょうか。
非電化区間を走る気動車は、常にエンジンを起動させていることもあり、騒音や揺れは電車に比べると大きいものがあります。
しかしこのHC85系は、ハイブリッドの動力を使用して走行することから、エンジンは確かに回っているのですが、非常に静かに感じました。
つい先日までこの区間を走っていたキハ85系と比べると、やはりその静かさはより実体験できるのではないかと思いました。
やはりJR東海が念入りに試験走行をした上で、本格導入した車両だけあったと感じました。
このHC85系は、2003年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞しましたが、その受賞も十分納得と感じました。
(参考)
HC85系「南紀」の目的地である熊野・新宮・那智勝浦には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されていますが、来年はその登録から丁度20年となります。
登録20周年を迎えるにあたり、様々なイベントが実施されるものと思われますが、それらイベントの現地へのアクセスとして、このHC85系「南紀」を多くの方に利用していただき、その快適性・静寂性を味わっていただけると嬉しいな、と感じました。
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