JR西日本では、和歌山県中部の紀中エリアの1市6町(御坊市、由良町、日高町、美浜町、日高川町、印南町、みなべ町)を舞台にしたサイクルイベント「HUB」にあわせて、自転車を分解せずに乗車できる「くろしおサイクル」臨時列車を運転しました。

今年もこの「HUB23」参加者当に向けた臨時「くろしおサイクル」を運行することを発表しました。

今年もやります! 臨時くろしおサイクルツアー発売開始!!:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【催行日及びダイヤ】
・往路(2023年9月2日(土))
天王寺23:15発→印南1:58着
(5:30〜6:00頃下車予定)

・復路(2023年9月3日(日))
印南16:18発→天王寺18:03着

【申し込み】
下記日本旅行Webサイトから申し込み
〜貸切特急「くろしおサイクル」で行く〜和歌山サイクリングの旅2023/西日本23-122
〜貸切特急「くろしおサイクル」で行く〜RIDE&FISHの旅/西日本23-000


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本では、白浜〜新宮間の特急「くろしお」で、自転車を分解せず持ち込めるサービスである「くろしおサイクル」を昨年10月より実施しています。


既に同区間の普通列車でも実施している「きのくに線サイクルトレイン」を特急「くろしお」でも実現したこの仕組みですが、これを更に発展させ、天王寺から紀中エリアへの団体臨時列車としてこの「くろしおサイクル」を実施したのが、この「HUB」というイベントでした。

今回は、この「HUB」の2回目のイベントとして「くろしおサイクル」団体臨時列車が運行されますが、そのダイヤを見て驚く内容となっていました。

目を惹く点は以下の2点に集約されるでしょうか。
・通常は特急「くろしお」が停車しない「印南発着」
・往路は「夜行」(正確には「半夜行」か)


日頃は停車しない「印南駅」に287系が停車し、しかも「夜行」である点が、サイクリストとは別に、鉄道ファンにとっては注目の臨時列車といえます。

勿論、「サイクリスト」であり「鉄道ファン」である方にとっては、是非とも乗ってみたい列車となることは確かでしょう。
料金は、最低9,000円となっています。
また「臨時くろしおサイクル」乗車の際にはサイクルイベントHUB参加が必須とは限らないようですので、この団体臨時列車を使用して、自分の自転車を使って印南駅を拠点に観光で回ってみる、という使い方も面白いな、と感じたニュースでした。

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▲天王寺駅1番線(地上ホーム)に停車中の287系「くろしお」。
今回ご紹介した「臨時くろしおサイクル」では、天王寺駅では自転車のまま改札を通らず、臨時通用口から乗降することになっています。
ということは、段差なく自転車を移動できる「地上ホーム」からの発着が濃厚と考えられます。
大阪駅(うめきた地下ホーム)切り替えにともないい、今年2月12日(日)に見られた、天王寺駅地上ホーム発着の287系の姿を、この日限定で再び見ることができそうです。





【関連ニュースサイト】
くろしおサイクル 天王寺〜印南間(ツアー)(2023年9月2日) - 鉄道コム



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