阪和線の沿線から : 【JR東日本】鶴見線に新型車両E131系導入を発表（2023年冬以降投入）

JR東日本では、同社の鶴見線に新型車両「E131系」を投入することを発表しました。

鶴見線への新型車両投入について｜JR東日本

概要は以下のとおりです。

【形式及び編成数】
形式：E131系
編成数：3両編成を8編成、合計24両を投入

【投入線区】
鶴見線（鶴見～扇町・大川・海芝浦間）

【投入スケジュール】
今冬から順次営業運転を予定。

【車両デザイン】
外観は海をイメージしたスカイブルーを取り入れ。
また、前面のドットは、かつて鶴見線で活躍した歴代の車両カラーを導入し、鶴見線のこれまでの歴史を表現。
（茶色：1959年～1996年、黄色：1979年～）

【外観イメージ】

（上記発表資料（https://www.jreast.co.jp/press/2023/yokohama/20230724_y2.pdf）より引用）

詳細は、上記発表資料をご覧ください。

京浜東北線の鶴見駅から横浜市鶴見区内の工業地帯を走る鶴見線。
「鶴見臨港鉄道」という民鉄をそのはしりとし、専ら沿線の工業地帯への通勤客輸送を主体とする路線でありますので、朝の通勤時間帯は頻繁に列車が走る一方、昼間時間帯など工場稼働中や稼働後の時間帯・曜日には大きく本数が減るという、通勤輸送に特化したダイヤが特徴であります。

現在、この鶴見線には3両編成の205系が走っていますが、既に同社エリアでも205系の引退が続くなか、今回鶴見線でもE131系への置き換えが発表されました。

これで、JR東日本管内で205系が残る線区は、宮城県の仙石線に加え、E129投入後も引き続き南部支線で運用される1編成を残すのみとなり（下記「乗りものニュース」記事参照）、かつては山手線や埼京線、武蔵野線、京葉線に投入され、一時は首都圏の通勤電車の代表格でもあった205系も、いよいよ首都圏での活躍の場がごく一部となりました。
（参考）
鶴見線の新型車両に違和感「車体幅が狭い」ワケは？実はけっこう独自仕様 JR東日本に聞く | 乗りものニュース

ところで今回鶴見線に導入されるE131系ですが、既に導入されている房総地区や相模線、宇都宮線（宇都宮～黒磯）、日光線とは異なる仕様で投入されることも明らかとなっています。

▲鶴見線E131系の概要
（上記発表資料（https://www.jreast.co.jp/press/2023/yokohama/20230724_y2.pdf）より引用）

大きな相違点としては、最高速度（相模線の110km/hに対し100km/h）、車体幅（相模線は拡幅車体に対し、鶴見線はストレート車体）といったところが目立つ相違点といえるでしょう。

このうち車体幅については、下記乗りものニュースの記事でも、「鶴見線の設備に制限があるため、ストーレト車体となりました」（下記記事引用）とあるように、これまで他線区で導入されたE131系とは異なる独自仕様となっていることが分かります。
（参考）
鶴見線の新型車両に違和感「車体幅が狭い」ワケは？実はけっこう独自仕様 JR東日本に聞く | 乗りものニュース

鶴見線と浜川崎で接続する南武支線（尻手～浜川崎間）でも既にE127系の投入が発表されていましたが、今回同時に営業運転が来る9月13日(水)から順次営業運転が開始されることが、発表されています。
阪和線の沿線から : 【JR東日本】南武支線にE127系投入（2023年度）既存の205系を置き換えへ
南武線（尻手～浜川崎駅間）Ｅ１２７系営業運転開始について｜JR東日本

南武支線の205系は、3編成あるうち1編成は残る模様ですが、とはいえこの秋以降、川崎・鶴見の臨港地区を走る両線の車両が大きく変化していくことは確かなだけに、機会をみて現在の205系も記録していきたいところであります。

▲鶴見線の終点・扇町駅に停車中の205系。
この姿も、今年の冬以降に新型車両E131系に置き換わることとなります。

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阪和線の沿線から

【JR東日本】鶴見線に新型車両E131系導入を発表（2023年冬以降投入）

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