下記記事でご紹介したように、南海電鉄では来る2023年10月21日(土)にダイヤ修正を行います。
今回のダイヤ改正では、特急ラピートの増発、空港急行の車両増結の一方で、多奈川線(みさき公園〜多奈川)で大幅な減便が実施されます。
このうち、多奈川線の減便は、現行の半数近くに削減されるという、かなり思い切ったものであります。
現行のダイヤと減便規模から推測すると、日中は1時間に1本の運転が主体になるのでは、とも思われるところ、先日多奈川線の各駅に改正後の時刻表が掲出されたとの情報を、SNS上で見かけました。
当ブログ執筆時点では、南海電鉄公式サイト上では改正後の時刻表がアップされていないことから、早速見てこようと、本日(9月23日)、多奈川駅とみさき公園に掲出された時刻表を見てきました。
▲多奈川駅・駅舎
▲改正後の時刻表は、改札口横に掲示されていました。
▲みさき公園に掲出された多奈川線時刻表。
改札内にありましたので、入場券を購入して撮影してきました。
撮影してきた時刻表の画像を元に、改正前後の時刻表と本数の増減をまとめてみました。
ご覧のとおり、毎時1本程度の減便が実施され、日中時間帯(平日は9時〜16時、土休日は8時〜17時)は1時間に1本の運転となります。
加えて、平日の深夜時間帯(22時・23時)も、それぞれ1時間あたり3本だったものが1本と大幅に削減されることとなりました。
既に発表されている内容からおおよそは推測されてはいましたが、予想どおり日中は1時間に1本と、大幅な減便が行われることとなります。
大幅減便とは別に、多奈川駅では10月10日より駅窓口を閉鎖し、無人化することとなる旨の案内も貼り出されていました。
この駅無人化は、多奈川線の多奈川、深日港のほか、加太線の東松江、中松江、八幡前、二里ヶ浜、磯ノ浦の各駅でも同時に実施される旨、同社のWebサイトで確認できます。
これら両線の各駅では、終日駅員が配置されていますので、大幅な合理化の実施となりますが、既に利用者数が減少していること、そして将来的に人員不足が見込まれるなかで、こういった見直しは避けられないといえるでしょう。
逆に言いますと、こういった「駅総合案内センター」関係の機器整備を行っているということは、多奈川線については減便は行うものの、近いうちの廃止は現在のところ検討していないものと考えられます。
勿論、更なる利用者減少が続くのであれば、鉄道路線としての廃止、というのもあり得ない話ではありません。
そういったシナリオが現実のものとならないよう、今回の減便を契機に地元の岬町でも多奈川線の利用促進について、積極的に取り組んでいくことができるといいな、と思います。
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今回のダイヤ改正では、特急ラピートの増発、空港急行の車両増結の一方で、多奈川線(みさき公園〜多奈川)で大幅な減便が実施されます。
このうち、多奈川線の減便は、現行の半数近くに削減されるという、かなり思い切ったものであります。
現行のダイヤと減便規模から推測すると、日中は1時間に1本の運転が主体になるのでは、とも思われるところ、先日多奈川線の各駅に改正後の時刻表が掲出されたとの情報を、SNS上で見かけました。
当ブログ執筆時点では、南海電鉄公式サイト上では改正後の時刻表がアップされていないことから、早速見てこようと、本日(9月23日)、多奈川駅とみさき公園に掲出された時刻表を見てきました。
▲多奈川駅・駅舎
▲改正後の時刻表は、改札口横に掲示されていました。
▲みさき公園に掲出された多奈川線時刻表。
改札内にありましたので、入場券を購入して撮影してきました。
撮影してきた時刻表の画像を元に、改正前後の時刻表と本数の増減をまとめてみました。
(データ元:南海電鉄Webサイト、多奈川駅・みさき公園掲示)
ご覧のとおり、毎時1本程度の減便が実施され、日中時間帯(平日は9時〜16時、土休日は8時〜17時)は1時間に1本の運転となります。
加えて、平日の深夜時間帯(22時・23時)も、それぞれ1時間あたり3本だったものが1本と大幅に削減されることとなりました。
既に発表されている内容からおおよそは推測されてはいましたが、予想どおり日中は1時間に1本と、大幅な減便が行われることとなります。
(※)
ところで、大阪府内で列車本数が「日中1時間に1本」という旅客鉄道路線というのは、現在のところ無いものと思われます。
過去に遡っても、電化開業前の片町線・長尾〜木津間で日中時間帯に1時間に1本程度の運行だったという事例があった程度で、およそ35年近く経て、府内で1時間間隔の鉄道路線が再現することとなりそうです。
大幅減便とは別に、多奈川駅では10月10日より駅窓口を閉鎖し、無人化することとなる旨の案内も貼り出されていました。
▲多奈川駅無人化の案内。
既に8月から駅総合案内センター設置に伴う切替期間のため、窓口が閉鎖されています。
▲インターホンなど、駅無人化に伴う機器の準備も進んでいました。
この駅無人化は、多奈川線の多奈川、深日港のほか、加太線の東松江、中松江、八幡前、二里ヶ浜、磯ノ浦の各駅でも同時に実施される旨、同社のWebサイトで確認できます。
これら両線の各駅では、終日駅員が配置されていますので、大幅な合理化の実施となりますが、既に利用者数が減少していること、そして将来的に人員不足が見込まれるなかで、こういった見直しは避けられないといえるでしょう。
逆に言いますと、こういった「駅総合案内センター」関係の機器整備を行っているということは、多奈川線については減便は行うものの、近いうちの廃止は現在のところ検討していないものと考えられます。
勿論、更なる利用者減少が続くのであれば、鉄道路線としての廃止、というのもあり得ない話ではありません。
そういったシナリオが現実のものとならないよう、今回の減便を契機に地元の岬町でも多奈川線の利用促進について、積極的に取り組んでいくことができるといいな、と思います。
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