広島電鉄では、2025年3月までにサービスが終了する交通系ICカード「PASPY」に変わる新たな乗車券の名称と主なサービス内容を発表しました。
新たな乗車券サービスの名称と主なサービス内容が決定しました|広島電鉄
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
既に昨年3月に、2025年3月までにサービス終了が発表されていた広島県交通系ICカード「PASPY」。
サービス終了後は、アストラムラインは「ICOCA」を導入する一方、広島電鉄では「QRコード等を使用した新たな乗車券システム」を開発・導入することを発表していました。
(参考)
今回、その新たな乗車券サービスの名称やサービス概要が発表されました。
名称は「MOBIRY DAYS」。
「モビリーデイズ」と読むこの新サービスでは、チャージ残高や定期券等の利用者情報をクラウドサーバ側で管理する「ABT」(Account Based Ticketing)という方式を採用します。
これにより、車載機器では高速な計算処理を行う必要がなくなり、システム全体の低廉化を図ることが可能となっています。
サービス開始は2024年9月で、来年の今頃には「MOBIRY DAYS」の車載機が広電の電車やバスに搭載されることとなります。
また「MOBIRY DAYS」導入による新たなサービスの検討として、「バスの全扉乗降」というのが目を惹きます。
広電では、既に連接車両及び「グリーンムーバーLEX(1000形)」で、「ICカード全扉乗降サービス」を実施しています。
(参考)
電車のご利用方法:乗車方法|電車情報|広島電鉄
こういった、いわゆる「信用乗車」をバスでも実施していこう、というのがこの「バスの全扉乗降」になるかと思います。
バスの場合ですと、前と中との2枚の扉の両方から乗降することが想定されますが、仮に「連節バス」を導入するとなれば、後部車両からの乗降も可能となり、乗降のスピードアップと、それによる車両運用の効率化を図ることができ、今後更に深刻化する乗務員不足に対応できるのではないか、とも考えられます。
サービス開始まであと1年程度ですので、今後の詳細発表を楽しみにしたいと思います。
ところで、この「MOBIRY DAYS」導入にともなって、「交通系ICカードの全国相互利用」が引き続き可能なのか、気になるところであります。
これについては、発表資料では言及が無いものの、各種マスコミ報道によりますと、「別のカードリーダーで利用可能とする」ことを検討しているとのことでした。
素人目に見ますと、「カードリーダー2台も取り付けるのなら、1台にまとめた方が低コストなんじゃないの…?」と思ったりしますが、「MOBIRY DAYS」が採用する「ABT方式」と併用することで、トータルコストで安くなるのでありましょうか…
ともあれ、ICOCA等の「交通系ICカードの全国相互利用」にどのように対応していくのか、という点でも、サービス詳細の続報を待ちたいと思います。
【関連ニュースサイト】
●広島電鉄など、「PASPY」に代わる新サービスの名称・内容を発表 QRコードで路面電車に乗車可 - 鉄道コム
●広島電鉄など、新乗車券サービス「MOBIRY DAYS」2024年9月開始予定 | マイナビニュース
●広島電鉄の新しい乗車券システム「MOBIRY DAYS」発表。PASPY後継、QRコードとICを併用 - トラベル Watch
●広島エリアにおける新たな乗車券サービスの名称は「MOBIRY DAYS」に|鉄道ニュース|2023年11月2日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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新たな乗車券サービスの名称と主なサービス内容が決定しました|広島電鉄
概要は以下のとおりです。
【名称】
MOBIRY DAYS(モビリーデイズ)
【ロゴ】
(上記発表資料(https://www.hiroden.co.jp/topics/2023/pdf/1023-newticketingsystem/newticketingsystem.pdf)より引用)
【主なサービス内容】
・スマホやパソコンから事前登録を行って利用可能。
・スマートフォンのQRコードまたは専用ICカードで利用可能
(上記発表資料(https://www.hiroden.co.jp/topics/2023/pdf/1023-newticketingsystem/newticketingsystem.pdf)より引用)
・スマホアプリ、会員WEBサイトから定期券購入やチャージが可能
・MOBIRY DAYS用の新たなリーダー(読取機)を車両に設置
(上記発表資料(https://www.hiroden.co.jp/topics/2023/pdf/1023-newticketingsystem/newticketingsystem.pdf)より引用)
・定率割引、乗継割引等の基本的な現行PASPYでのサービス内容は引き継ぎ。
金額式定期券、特定日割引、バスの全扉乗降などの新しいサービスの導入を検討。
【サービス開始時期】
2024年9月(予定)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
既に昨年3月に、2025年3月までにサービス終了が発表されていた広島県交通系ICカード「PASPY」。
サービス終了後は、アストラムラインは「ICOCA」を導入する一方、広島電鉄では「QRコード等を使用した新たな乗車券システム」を開発・導入することを発表していました。
(参考)
今回、その新たな乗車券サービスの名称やサービス概要が発表されました。
名称は「MOBIRY DAYS」。
「モビリーデイズ」と読むこの新サービスでは、チャージ残高や定期券等の利用者情報をクラウドサーバ側で管理する「ABT」(Account Based Ticketing)という方式を採用します。
これにより、車載機器では高速な計算処理を行う必要がなくなり、システム全体の低廉化を図ることが可能となっています。
サービス開始は2024年9月で、来年の今頃には「MOBIRY DAYS」の車載機が広電の電車やバスに搭載されることとなります。
また「MOBIRY DAYS」導入による新たなサービスの検討として、「バスの全扉乗降」というのが目を惹きます。
広電では、既に連接車両及び「グリーンムーバーLEX(1000形)」で、「ICカード全扉乗降サービス」を実施しています。
(参考)
電車のご利用方法:乗車方法|電車情報|広島電鉄
こういった、いわゆる「信用乗車」をバスでも実施していこう、というのがこの「バスの全扉乗降」になるかと思います。
バスの場合ですと、前と中との2枚の扉の両方から乗降することが想定されますが、仮に「連節バス」を導入するとなれば、後部車両からの乗降も可能となり、乗降のスピードアップと、それによる車両運用の効率化を図ることができ、今後更に深刻化する乗務員不足に対応できるのではないか、とも考えられます。
サービス開始まであと1年程度ですので、今後の詳細発表を楽しみにしたいと思います。
ところで、この「MOBIRY DAYS」導入にともなって、「交通系ICカードの全国相互利用」が引き続き可能なのか、気になるところであります。
これについては、発表資料では言及が無いものの、各種マスコミ報道によりますと、「別のカードリーダーで利用可能とする」ことを検討しているとのことでした。
一方、広島電鉄の路面電車やバスなどではJRの「ICOCA」など交通系ICカードについては別の読み取り機械でこれまでどおり利用できるように検討しているということです。
(引用元)
広電 新乗車券システムを導入へ PASPYは終了へ|NHK 広島のニュース
素人目に見ますと、「カードリーダー2台も取り付けるのなら、1台にまとめた方が低コストなんじゃないの…?」と思ったりしますが、「MOBIRY DAYS」が採用する「ABT方式」と併用することで、トータルコストで安くなるのでありましょうか…
ともあれ、ICOCA等の「交通系ICカードの全国相互利用」にどのように対応していくのか、という点でも、サービス詳細の続報を待ちたいと思います。
▲広電1000形「グリーンムーバーLEX」に掲出された「PASPY」ステッカー。
今後はこのステッカーが「MOBIRY DAYS」に変わることになります。
【関連ニュースサイト】
●広島電鉄など、「PASPY」に代わる新サービスの名称・内容を発表 QRコードで路面電車に乗車可 - 鉄道コム
●広島電鉄など、新乗車券サービス「MOBIRY DAYS」2024年9月開始予定 | マイナビニュース
●広島電鉄の新しい乗車券システム「MOBIRY DAYS」発表。PASPY後継、QRコードとICを併用 - トラベル Watch
●広島エリアにおける新たな乗車券サービスの名称は「MOBIRY DAYS」に|鉄道ニュース|2023年11月2日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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