去る11月21日に発表のあった、阪急電鉄の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」。
その対象列車は、京都線の新型特急車両「2300系」と、現在も特急車両として運行している「9300系」に設定されることが発表されています。
(参考)


その「プライベース」車両組み込みについて、ネットメディアの「乗りものニュース」で、阪急電鉄に取材した内容を紹介していますので、当ブログでもご紹介します。


上記記事によりますと、乗りものニュースの取材に対して、阪急電鉄では以下のとおり回答しています。
阪急電鉄によると、当初は座席指定車を組み込んだ9300系6編成と2300系1編成、合計7編成でサービスを開始するとのこと。同社は「既存の9300系に座席指定車を組み込むのは、あくまで一時的な措置です。将来的に座席指定車を連結するのは、全て2300系になる予定です」と話します。

阪急の豪華な座席指定車の“最終形”とは? 既存車両への組み込みは「あくまで一時的」 | 乗りものニュースより引用


即ち、当初は、
・2300系1編成(「プライベース」車両2350形含む)
・プライベース車両(2300系2350形)6両⏪9300系に組み込み
を新造し、「プライベース」のサービス開始を迎えます。

その後、2300系(「プライベース」車両2350形除く7両編成)が増備される度に、9300系に組み込まれた「プライベース」車両2350形を、この増備された2300系に組み込むということになりそうです。

では、余剰となった9300系の4号車(9880形)はどうなるのか、という点については、上記「乗りものニュース」には言及はありません。
いっぽう、下記「Stella Rail Side」さんでは既に、「プライベース」車両を組み込んでいる期間は一時的に編成から外し、2300系が増備されるにつれ、元の編成に戻していく旨を予想されており、私としても同様の流れになるのかな、と感じています。
(参考)
【阪急】プライベース車両は9300系6編成に組み込み後、新2300系に再組み込みを予定? | Stella Rail Side

となれば、「プライベース」運行開始に伴い、新型車両「2300系」が導入されるのが注目を集めそうですが、むしろ記録しておくべきは、期間限定の「9300系の『プライベース』組み込み編成」となるのではないか、と思われます。

更に言えば、将来的に「プライベース」車両は2300系に統一することから、「9300系の特急運用」自体も、今後はレアなものになるのかも知れません。

ともあれ、「プライベース」と2300系の導入により、阪急京都線では、色々な車両の動きが今後展開されるものと予想されますので、要所要所で記録していくことができればいいな、と思っています。

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▲阪急京都線9300系の特急・京都河原町行き。
「プライベース」車両導入が進み、特急列車が2300系主体となると、現在は当たり前のように見ることのできる9300系の特急も、もしかしたら見られなくなる、あるいはレアな列車になるのかも知れませんね。




【関連ブログ】
【阪急】プライベース車両は9300系6編成に組み込み後、新2300系に再組み込みを予定? | Stella Rail Side



【関連ニュースサイト】
阪急の豪華な座席指定車の“最終形”とは? 既存車両への組み込みは「あくまで一時的」 | 乗りものニュース



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