JR西日本では、2024年3月16日の北陸新幹線金沢・敦賀間の開業に伴い、経営分類される並行在来線を運行する「ハピラインふくい」との連絡運輸範囲を発表しました。

ハピラインふくいとJR西日本との連絡運輸範囲と乗継割引運賃の設定について:JR西日本
JR西日本との連絡運輸範囲と乗継割引運賃の設定|お知らせ|新着情報|株式会社ハピラインふくい|ふくいとあしたの架け橋に。

上記発表によると、ハピラインふくいとJR西日本との連絡運輸区間は、普通乗車券の場合、JR西日本の北陸本線(米原〜敦賀間)、小浜線(敦賀〜青柳間)、越美北線(越前花堂〜九頭竜湖の全駅)、湖西線(山科〜近江塩津間の全駅)、東海道本線(米原〜大阪間)となっています。
(※)ハピラインふくいの連絡運輸範囲は、敦賀〜大聖寺の各駅

また、このうちICOCA等のICカードで利用できるのは、北陸本線(米原〜敦賀間)、小浜線(敦賀〜青柳間)、湖西線(山科〜近江塩津間の全駅)、東海道本線(米原〜大阪間)となっています。
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▲ハピラインふくいとJR西日本との連絡運輸範囲
(同社発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/12/page_23990.html)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



ハピラインふくいでは、昨日上限運賃の認可を受け、本日実施運賃の届出を行った旨、同社より発表がありました。
(参考)
上限運賃の認可を受けました|お知らせ|新着情報|株式会社ハピラインふくい|ふくいとあしたの架け橋に。
実施運賃の届出について|お知らせ|新着情報|株式会社ハピラインふくい|ふくいとあしたの架け橋に。

これを受け、他社との連絡運輸範囲や乗継割引運賃の設定も発表されており、大聖寺駅で接続するIRいしかわ鉄道との連絡運輸範囲及び乗継割引運賃も本日発表されています。
(参考)
IRいしかわ鉄道との連絡運輸範囲と乗継割引運賃の設定|お知らせ|新着情報|株式会社ハピラインふくい|ふくいとあしたの架け橋に。
実施運賃の届出を行いました | IRいしかわ鉄道株式会社


今回の発表で注目したのは、ハピラインふくいとJR西日本との連絡運輸範囲で、上記発表によりますと、滋賀県内はもとより、京都・大阪方面まで設定されています。

しかも、交通系ICカードでも大阪・京都方面から敦賀での乗り継ぎを経て、武生・福井・芦原温泉まで利用できるということで、これまでの北陸新幹線での並行在来線第三セクター鉄道と比較してもかなり広汎に設定されており、これまた意外に感じました。

逆に言うと、現在でも新快速と普通列車を乗り継いで、京都や大阪まで往復する旅客が一定程度存在するということでもありましょうか…


来年3月16日の開業・移管に向けて、様々なニュースが発表されている、北陸新幹線・金沢〜敦賀間関係ですが、いよいよ今月半ばには、例年ですとJRグループの来春のダイヤ改正が発表されます。

その内容も気になるところですので、当ブログでもしっかりご紹介したいと思います。



【関連ニュースサイト】
来春開業「ハピラインふくい」、運賃明らかに 他社線との乗り継ぎ割引も - 福井経済新聞



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