阪急電鉄では、十三を拠点に、新大阪と梅田を結ぶ連絡線(新大阪連絡線・なにわ筋連絡線)を建設し、なにわ筋線を介して南海電鉄やJR西日本との相互直通運転を実施する、という報道が、今年8月にありました。
(参考)


今回、今度は日経新聞から、JR西日本が大阪駅(うめきたホーム)から阪急連絡線を経由し、新大阪まで乗り入れる検討を行っている旨の報道がありましたので、ご紹介します。

JR西日本、阪急へ乗り入れ検討 新線で十三経由し関空へ - 日本経済新聞

既に上記産経新聞の記事で、新たな阪急連絡線については、狭軌(南海・JRと同じ幅)の線路を敷設して、阪急電鉄が南海・JR西日本双方への乗り入れを検討していることは、ご紹介していますので、今回はその逆、即ちJR西日本が阪急への乗り入れを検討していることになります。

相互直通運転を実施する際には、基本的に両社の車両が互いの路線に乗り入れることが多いので、今回の報道は、先の産経新聞の報道と併せると、ある意味既定路線なのかな、とも感じました。

一方、JR西日本は現在、新大阪〜関西空港の特急「はるか」を運行しています。
まだ報道ベースですので、確たる発表があるわけではないのですが、「はるか」に加えて阪急新大阪駅発着の列車を運行するとなると、例えば「関空快速」を阪急新大阪発着にシフトさせるのか、といったことも考えられそうです。
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▲関空特急「はるか」271系。
現在はJR線の新大阪駅から大阪駅(うめきたホーム)・大阪環状線を経由して関西空港へ向かっています。

一方で、「関空快速」は、現在日根野駅で「紀州路快速」との分割・併合を行っています。
とすれば、「紀州路快速」も、とも連れで阪急線内に乗り入れることにもなりそうですが、新聞記事以上の情報が何もない中では、これ以上の考察は、単なる予想になってしまいそうです。
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▲関空・紀州路快速225系。
現在は、大阪から大阪環状線を経由して関西空港・和歌山へ向かっています。



他のマスコミから後追いの報道が出てくるかどうかは分かりませんが、ともあれ、なにわ筋線にまつわる阪急・南海・JR西日本の動きからは、まだしばらく目が離せないな、と感じた報道でありました。

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▲阪急宝塚線1000系「ちいかわ号」。
先に報道された南海に続き、JR西日本も阪急新大阪方面への乗り入れを検討していることが報じられました。
相互直通運転になれば、当該両社で車両を保有することもありますので、このようなマルーン色に彩られた225系が走り出すこともあるのでしょうか…?




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