上半期まとめに引き続き、当ブログ管理人の活動記録から2023年の下半期(7月〜12月)を振り返ってみたいと思います。



【7月】
新型車両「HC85系」に置き換えられたばかりの特急「南紀」に早速乗車してきました。
新車独特の気持ちよさに加え、ハイブリッド式の静かな乗り心地も楽しむことができました。


HC85系「南紀」の後は、丁度タイミングが合ったので名松線にも乗ってきました。
かつて一度乗ったことがありますが、その後家城(いえき)以遠は水害による運休も経ての復活を成し遂げたローカル線。
地元が大事にしている様子も感じることができました。




【8月】
泉北高速鉄道としては16年ぶりの新型通勤車両となる「9300系」。
8月8日の運行開始初日、初列車の到着、折り返しの列車を見てきました。
南海8300系をベースに、泉北高速鉄道としての独自仕様がデザインなどに見て取れる車両は、その後グッドデザイン賞も受賞するなど、泉北高速鉄道の将来のイメージリーダーを担う車両と感じました。
そう、この頃はまだ「泉北高速鉄道」として今後も運営され続けるものと思っていましたからね…




【9月】
9月上旬に「青函トンネル記念館ケーブルカー」「宇都宮ライトレール」「大井川鐵道大井川本線」を訪問してきました。




開業して間もないにも関わらず、日常利用者が既に定着していた「宇都宮ライトレール」。
その様子を直に見ることができたのは、今後の地方交通を考える上でも有益だったと感じました。

その一方で、巨額の復旧費用が故に運転再開の目処が立たない大井川鐵道大井川本線。
今年10月からは不通区間が地元のコミュニティバスになるなど、その厳しさも痛感せざるを得ないと感じました。
全線復旧を願いたい一方、そのためにクリアすべき課題と、それにどう支援していけばいいのか…
来年以降も引き続き動向を当ブログでご紹介していきたいと思います。




この9月は、南海高野線、泉北高速鉄道の両社で特別塗装編成の運行が開始されました。
南海高野線では数年後の引退が既に発表されている6000系を、デビュー当時の「無塗装ステンレス」に復元した編成。
そして泉北高速鉄道では、「せんぼくん」と「和泉こうみ」という両社を代表するキャラクターをふんだんにデザインした5000系。

方向性が全く違う特別塗装の編成が、奇しくも9月から運行を開始し、沿線では鉄道ファンは勿論、一般客もカメラを向ける人気ぶりでした。



【10月】
今年も「鉄道友の会」の撮影会に参加してきました。
新型コロナウイルスの5類移行に伴い、イベント等も規制なく開催できるようになりました。
それに伴い、鉄道友の会の撮影会も多く開催されるようになりました。
実は9月にも友の会の撮影会があったのですが、いずれも他の外せない用事が先に入っていたので、残念ながら参加できませんでした。

10月に参加した近畿日本鉄道の「楽」「つどい」は、いずれもいつか撮影会に参加したいと思っていた車両だけに、乗車も含めて楽しめたことは、鉄道友の会の会員として嬉しかったです。





【11月】
北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業があと半年ほどに迫るなか、金沢に旅行に行ってきました。
そのついでに、のと鉄道「のと里山里海号」、JR七尾線「花嫁のれん」という2つの観光列車にのってきました。
どちらの列車でも、飲食のコースを楽しんできました。



その合間に、のと鉄道の「西岸駅」も訪問することができました。
この西岸駅は、テレビアニメ「花咲くいろは」の劇中のモデルとなった駅ですが、私自身「花咲くいろは」を見ていただけに、この西岸駅にも「聖地巡礼」できればいいな…と思っていたので、こういう機会にその希望を果たすことができて、これまた満足でありました。




【12月】
こちらも鉄道友の会の撮影会です。
今年銚子電鉄への譲渡が話題となった南海2200系。
この2200系、元々3編成しか無く(他は2230系とか2270系)、そのうち1編成は上述のとおり譲渡、そしてもう1編成は観光列車「天空」に改造されており、オリジナルの姿で現在も残っているのは、1編成のみとなっていました。

2200系譲渡のニュースを作成する際、自分が持っている写真を探せど探せど「2230系」の写真しか無く苦労しましたが、そんな苦労とは今後はおさらばできるくらいに、十二分に写真を撮影してきました。



そして12月15日は、来年3月16日に実施されるJRグループダイヤ改正の発表日。
鉄道系ブログを執筆する管理人としては、この日は一年で一番忙しい日でもあります。
当ブログでも、改正内容を「ざっくり」まとめて、今後の通勤・通学や旅行、出張に役立つ記事を執筆できたと思います。




以上が、私のこの一年、ブログでご紹介した鉄道等の趣味活動の概要でした。
今年も色々と体験できたと思っていますので、その糧を今後のブログ執筆にも活かしていきたいと思っています。

その他、このブログでご紹介した記事のなかで、個人的に衝撃を受けた話題を二つご紹介したいと思います。

今年の11月、シンガーソングライターのKANさんがお亡くなりになりました。
61歳と、まだまだ今後も活躍できる、本当にお若い年齢での死去で、残念でなりませんでした。

KANさんの楽曲の中で、最も有名な「愛は勝つ」。
必ず最後に愛は勝つという、歌う人にも聞く人にも勇気を与える歌として、世代に渡り愛された名曲ですが、私もこの曲を機にKANさんの楽曲を聞くようになりました。

そして「愛は勝つ」、私にとって非常に気に入った曲となり必ずといっても良いくらいにカラオケで歌う定番の曲となりました。

それだけお馴染みの方だっただけに、訃報を聞いた時は衝撃を受けました。
改めてですがご冥福をお祈りするとともに、「愛は勝つ」をはじめとしたKANさんの楽曲が、永遠に愛され続けることを願いたいと思っています。



このブログでも述べてきたとおり、私は幼少の頃から大学卒業まで、泉北高速鉄道沿線に住んでいました。
高校・大学では通学で泉北高速鉄道を利用していたこともあり、沿線を離れてからの方が既に長くなっているとはいえ、自分の鉄道趣味の原風景の一つでもあることから、今でも愛着を持ち続けています。

その「泉北高速鉄道」という会社名が、再来年(2025年)にも、南海電鉄に吸収合併されることから、消滅すると、今年の12月に発表がありました。
かつて「大阪府都市開発株式会社」という第三セクターにより運営されていた泉北高速鉄道ですが、大阪府都市開発の民営化により、紆余曲折の上南海電鉄グループとなったのが2014年。

それからもう10年になるのですが、そのタイミングで今回の吸収合併が実施されることとなりました。
個人的に愛着のある会社名が消えることに、やはり寂しさを感じずにはいられません。
一方で、南海電鉄に合併されることで、泉北高速線がどのように変化していくのか、というのを伝えていくのも、このブログの使命の一つなのかな、とも感じたりもしました。

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▲住吉東駅を通過する泉北高速鉄道3000系。
南海電鉄との合併により、この車両の外観にもどのような変化が出てくるのか、引き続き注目しながらブログを続けていきたいと思います。



以上、2件の記事に渡って、今年(2023年)を振り返ってみました。
新型コロナウイルスが今年の5月に感染症法上の5類に移行したこともあり、様々なイベントがコロナ前と同様に実施されました。
また、公共交通の利用者も、コロナ前を彷彿とさせるような混雑が見られる場面もあり、あの苦しかった時期のことを思うと、感無量といったところでした。

勿論、地方鉄道路線にはもはや存続が厳しいくらいに利用者が減少している線区も多数ありますし、それ以前に特にバスに関しては運転手不足による減便・廃止も最早珍しい者ではなくなってきており、そういった問題点とその解決策について、様々な事例を引き続き当ブログで紹介していきたいな、と思っています。


来年、2024年は、このブログにとって開設20周年という節目の年となります。
思えば2004年9月に、本当に思いつきで始めてみたこのブログ。
まさか20年、1万件以上の規模にまで続くとは思いもしませんでした。

来る20周年には、何か特別なことができればいいな、とも思っていますが、それより何より、今のスタイルを続けていくことが大事と思っています。

本年も多数のご訪問、ありがとうございました。
来る年も引き続き、ご愛顧いただければ幸いです。



今年も他ブログ様にの記事にもリンクを張らせていただきました。
来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

【ご挨拶】2023年もありがとうございました。 | Osaka-Subway.com

Msykの業務(鉄道)日誌:2023年の纏めに

2023年を振り返って : JR阪和線つれづれ記

列車番号T-TAKE(てぃーていく) : 2023年、ありがとうございました。




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