当ブログでは時折、鉄道をはじめとした公共交通関係の書籍や雑誌をご紹介しています。

ブログで取り上げる書籍等は全て、管理人である私が最後まで読み通した後に感想等を記すポリシーでご紹介しており、当ブログの読者の方々が、より広く・深く知識や情報を得るための一助になればいいな、と考えています。



今回ご紹介するのは、「交通法規研究会」から発行された「なぜなにJR旅客営業制度-きっぷのふしぎ-」という書籍です。
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「交通法規研究会」については、これまでも当ブログで様々な同人誌をご紹介してきました。






これまでの書籍では、いずれも旅客営業制度にまつわる規定について、様々な実例を交えて紹介されてきました。
その紹介された制度・発券例についても、上述の過去記事でご紹介したような「区間変更」「のりこし」「乗車変更」「払いもどし」「連絡乗車券」といったように、日常使いではあまり目にしない例でありながら、逆にイレギュラーな事例であるが故に体系的な理解が難しい事例について、実例に基づいて分かりやすく紹介されていました。


一方、今回の「なぜなに〜」では、初学者向けに取っつきやすいアプローチといいましょうか、サブタイトルにもあるように「遠い方が安くなる」と、きっぷの買い方によって安くなる事例をもとに、その根拠規定と計算例。そしてこれまでの書籍と同様豊富な発券例をもとに紹介しています。

「遠い方が安くなる」ケースとしては、例えば「601km以上の往復割引」「分割購入」といった方法がを思いつく方は、当ブログの読者であればある程度いらっしゃるかも知れません。

本書籍では、上述の方法のみならず、運賃・料金が節約できる様々な手法について紹介されていますが、紹介されたケースはいずれも、旅客営業制度の中では基本的なことが多いかと思いますので、肩肘張らず読めるものだと感じました。


昨今、交通系ICカードや経路検索サイト・アプリの普及により、運賃や料金を手計算で行うことがめっきり減った方も多いのではないかと思います。
本書を通じて日頃、あるいはこれから利用する区間の運賃・料金についても、実際に手計算してみて、おトクな買い方を研究してみてはいかがでしょうか。

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