今年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」。
既に当ブログで述べているように、震源地に近い「のと鉄道」では多くの箇所で地震の被害を受け、現在も引き続き全線で運転見合わせが続いています。
(参考)


そののと鉄道を支援しようと、南九州の第三セクター鉄道3社が駅に募金箱を設置したり、水間鉄道では応援メッセージ副標の掲出をおこなっていますが、更なる支援の動きが、前面展望などの鉄道映像を作成する「ビコム」社より発表されました。



同社が制作した、のと鉄道・和倉温泉〜穴水〜蛸島(たこじま)間の前面展望作品(現在は販売終了)をYouTube上で無料公開し、その再生などにより発生した収益を全てのと鉄道へ寄付するというものです。


能登半島地震の被害支援の一環で、動画視聴による収益の寄付は、上述記事で「花咲くいろは」チャリティー配信をご紹介しましたが、今回のビコム作品も同様の趣旨・方法による「チャリティー配信」といえます。

本作品では、既に廃止となって久しい穴水〜蛸島間の貴重な記録でありますが、加えて今回の地震による被害が甚大なこともあり、「地震前」の風景をいま、見ることができるという意味でも、意義の大きい、まさに被災地支援として多くの方が求めていた取り組みなのではないか、と思います。

全編2時間強と、全て視聴するには、まとまった時間が必要となりますが、見ることで支援できる素晴らしい取り組みですので、是非多くの方にご覧いただければと思います。


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▲のと鉄道・能登線(当時)の終点、蛸島駅に停車するNT100形

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▲終点・蛸島駅の駅舎

今回のビコム作品でも、この蛸島駅までの前面展望が記録されていますので、廃止前当時の様子を観ながらにして、のと鉄道への支援ができます。
是非ご覧になっていただければと思います。




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