昨日(2024年1月14日)に開催された同人誌頒布イベント「こみっくトレジャー43」(以下「こみトレ」)で入手した同人誌(戦利品)の紹介を続けます。

本記事では、サークル「狭軌の沙汰」さんによる「ジトクノキロク」です。



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タイトルにもある「ジトク」というのは、「自特」、即ち「自由席特急」を指しています。

一昨年(2022年)5月27日に、南海高野線・小原田車庫での線路支障により、特急「こうや」「りんかん」用の車両が使用できずに全列車運休となり、自由席特急として運行されることとなりました。
(参考)


この自由席特急による代走は、この年の11月上旬までのおよそ5ヶ月間間続くこととなりました。
(参考)



本書では、その自由席特急の代走開始日当日(5月27日)と最終日(11月1日)の記録は勿論、それまでの間の日常、本書の言葉を借りるならば「非日常の日常」の記録を、写真を中心にまとめたものであります。

2000系による自由席特急の車両の様子は勿論、発車標、案内表示、はたまた特急券販売機の様子など、「こうや」「りんかん」運休による車両以外の変化も克明に記録されている点、貴重な写真集に感じました。



上述のとおり、自由席特急の代走は2022年11月1日をもって終了となり、その後昨年4月には最後まで一部運休が残っていた特急「こうや」も通常運転が再開されました。
(参考)


「自由席特急」に加え「50000系『泉北ライナー』」「12000系『りんかん』」と、高野線・泉北高速線の特急にとっての「激動の11ヶ月」を象徴する2000系自由席特急列車。
その記録を後に伝える、あるいは後に見直す、という意味でも貴重な同人誌でありますので、特に南海電鉄ファンに手に取って欲しい一冊と感じました。



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