先の記事に引き続き、先日(2024年1月14日)に開催された同人誌頒布イベント「こみっくトレジャー43」で入手した同人誌(戦利品)のご紹介です。

今回ご紹介するのは、サークル「あすやろう製本」さんの「Railway Illustrated」という本です。

20240128_193549_R




「あすやろう製本」さんの同人誌は、過去のこみトレで、下記の「山陽電鉄・神戸高速鉄道」の本をご紹介しました。
(参考)


この時の同人誌も、その厚みに反して、ぎっしり詰まった情報量で、資料的に価値の大きい同人誌だと思い、次の機会にも「あすやろう製本」さんの同人誌を入手したいと思っていました。

今回のこみトレ43で、会場を歩いていると、見覚えのある表紙デザインの本が並んでいたので、手に取って見たところ、昨年8月に開業したばかりの「宇都宮ライトレール」を特集した同人誌が2冊用意されていましたので、「これは!!」と思い、手に取りました。

「Railway Illustrated」と題されたこの2冊の同人誌。
1冊(「PREVIEW OF LIGHTLINE」)は、昨年8月のコミックマーケットでの新刊で、まさに開業直前の宇都宮ライトレールについて、開業までの30年の歩みを、宇都宮市・芳賀町の置かれた状況から、ライトレールの計画が世に現れて、それがこの30年を経てどのように変化し、そして実現していくかを、行政等の記録などを元に、丁寧にまとめた、宇都宮ライトレールの開業を振り返る上での記録がまとまった、資料的価値のある本となっています。

一方のもう1冊(「OPENING DAYS」)は、昨年12月のコミックマーケットでの新刊で、宇都宮ライトレール開業日、そして開業直後の様子、そして、沿線の「工事前」「工事中」「開業直前」の街の変化を定点記録していたりと、こちらも資料的価値の高いものとなっています。


宇都宮ライトレールに関しては、私は開業1週間後の昨年9月上旬に実際に乗車し、豪雨の中ではありましたが、しっかり沿線地域の足として定着している様子を現地で確認してきました。
(参考)


75年ぶりの完全新規での路面電車となる「宇都宮ライトレール」。
沿線住民のみならず、工業団地への交通アクセスも担うことから、順調に利用者が定着していることは、様々なメディアで見聞きしています。
いわば「成功例」として広く知れ渡ることのなったこの宇都宮ライトレールですが、その計画・建設・開業への足取りを手元に残しておき、必要に応じて引き出すことのできる資料として、重宝できる同人誌であると感じました。

上述のように、過去にもこみトレで参加されておられましたので、次回以降のこみトレでも、あすやろう製本さんの新刊に期待したいな、と感じた次第でありました。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム