JR東日本では、昨年3月18日より、首都圏の朝のピーク時間帯前後にシフトして利用する代わりに、現行より割安となる「オフピーク定期券」を導入しました。
(参考)


発売開始から間もなく1年となりますが、本日同社より、この「オフピーク定期券」のポイント還元や値下げなどの利用促進策が発表されました。

「オフピーク定期券」が今よりさらにおトクに!|JR東日本

まず値下げについては、2024年10月より実施で、現在通常の通勤定期券より10%割安となっている「オフピーク定期券」の価格を、同15%割安な価格に改定し、値下げを実施します。
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240305_ho01.pdf)より引用)


その他、「オフピーク定期券」購入時のJRE POINTの還元や駅ナカ店舗での特典など、様々な利用促進策を実施することが発表されています。


その「オフピーク定期券」の利用率ですが、2024年1月現在でみますと、全通勤定期券の発売枚数のうち8.3%を占めているとのことです。
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240305_ho01.pdf)より引用)


個人的には「ピーク時間帯が使えない割には、意外と利用されているのではないか?」という感想を持ったのですが、当のJR東日本では、「2023年度末時点の目標は17%」(下記記事より引用)と示しており、それに比べるとまだ半分程度の普及状況、といったところでしょうか。
(引用元)
JR東日本の「オフピーク定期券」を利用するのはどんな人? 年度下期にあわせ利用促進キャンペーンも | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル

今回のキャンペーンや値下げも、この「オフピーク定期券」の利用率を高めるための利用促進策、といえますが。
今後運転士等の要員が不足することが見込まれる中、ピークシフトを積極的に進めることで、労働力不足を克服いく必要があるものと考えられます。
今回の値下げなどの利用促進策も、そういった将来を見据えつつ、対応策の一つである「オフピーク定期券」の浸透を、地道に、確実に図っていこう、ということなのかな、と感じたニュースでありました。



【関連ニュースサイト】
「オフピーク定期券」値下げへ JR東日本の「時差通勤策」ジワジワ普及 10月価格改定でさらに強化 | 乗りものニュース
JR東日本「オフピーク定期券」で「JRE POINT」当たるキャンペーン | マイナビニュース
JR東日本、オフピーク定期券の購入で5%ポイント還元。モバイルSuicaとビューカードで最大11%に JRE POINTに登録したSuicaが対象 - トラベル Watch
JR東、オフピーク定期券を値下げ JRE POINT還元も - Impress Watch
JR東、「オフピーク定期券」で5%ポイント還元 10月には値下げも 普及目指し“割安感”アピール - ITmedia NEWS
JR東日本「オフピーク定期券」値下げへ - 通常の定期券より15%割安 | マイナビニュース



【関連ブログ】
JR東日本、10月から「オフピーク定期券」を値下げへ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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