このブログで逐次ご紹介してきた「西国三十三ヵ所巡り」ですが、先日無事最後の札所「谷汲山華厳寺」を訪問して終了しました。
谷汲山華厳寺のお話は別途ご紹介したいと思いますが、そのついでに、近くにある旧・名鉄谷汲線谷汲駅を訪問しました。


名鉄谷汲線とは、名鉄(名古屋鉄道)のいわゆる「600V線区」のうち、黒野〜谷汲間の路線で、今回訪問した谷汲山華厳寺へのアクセスなどとして建設されてました。
しかし、利用者の減少により、2001年9月末をもって廃止となりました。

廃止から20年以上が過ぎた現在でも、旧・谷汲駅は当時のままで保存されているということもあり、この西国三十三ヵ所巡りの折りに訪問したいと以前から思っていました。
華厳寺から車ですぐ、徒歩でも20分程度でしょうか。谷汲の町中に駅は今も残っていました。

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▲旧・名鉄谷汲駅 駅舎
路線が営業していた頃から、隣接する「昆虫館」と一体の建物となっていました。

改札口も当時のままです。
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運賃表も廃止前そのままで、何も知らずにここにくると、本当に列車がやってくると錯覚するほどに、当時のままに残っていました。
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改札口を通り、ホームに入っていきます。
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ホームに入りますと、1面2線のホームに、車両が2両保存展示されていました。
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▲モ750形755号車

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▲モ510形514号車

いずれも、谷汲線廃止直線まで活躍していた車両でした。
当時の時刻表によりますと、これらの車両が、末期は60分間隔で運転されていたようです。

駅名票も、当時のままに残っていました。
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車両と併せて駅名標を撮影すると、まさに営業中の路線の感があります。
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そして、運行最終日に掲出されたのであろう「さようなら谷汲線」のプレートも、当時のまま保存されていました。
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▲谷汲線営業当時の観光案内図

まさに廃止当時にタイムスリップしたかのように、車両だけでなく駅施設関係も当時のまま保存されているここ谷汲駅。
事前に調べた範囲ですと、当時の車両が保存されていることは承知していましたが、駅の掲示関係も含めて当時のままというのは、自分にとって想定外で、訪問できて本当に良かった、と感じました。



この谷汲線ですが、廃止されたのが2001年9月末でした。
当時は、個人的に色々な事情が重なっていてた時期でもあったことから、現在のように路線の廃止を追いかけていられない時期でありました。

そのため、谷汲線の廃止も情報として知ってはいたものの、敢えて乗りに行くほどでもないか、とスルーしていたように思いました。
それ以前に当時は、そのうちJR全線に乗れればいいか、という考えで乗りつぶしを進めていたこともあり、こういった民鉄の廃止線区を急いで乗りに行かないと、と思っていなかった節もありました。

そんなこともあり、結局この谷汲線は私にとって未乗のまま廃止されたわけです。
今となっては何と勿体ないことをしてたのだ、と思うのですが、当時の状況からは仕方がないとも思っています。

それだけに、今回谷汲駅が当時の様子そのままに残っていたことは、嬉しく感じた次第でした。
最後に、この旧・谷汲駅の保存・活用活動をされているNPO団体のリンク先をご紹介させていただきます。
今後もこの谷汲駅の車両・施設の保存が末永く続くよう、微力ではありますが応援させていただきたいと思います。




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