和歌山バスでは、同社路線バスの鳴神線(和歌山駅東口〜紀伊風土記の丘)、雑賀崎循環線(JR和歌山駅〜雑賀崎〜南海和歌山市駅、他)及び六十谷線(南海和歌山市駅〜川永団地、他)の3路線について、2024年9月をもって路線の廃止に向けた手続を実施することを発表していました。
(参考)


今般、関係地元自治会及び和歌山市との協議を行った結果、これら地元も協力しながら路線バス利用促進に取り組むことにより、2024年9月末での路線廃止を行うことなく、可能な限り運行を継続することとした旨を発表しました。

鳴神線、雑賀崎循環線、六十谷線の運行継続のお知らせ | 和歌山バス株式会社

なお、下記NHK記事によりますと、4月1日に予定していたこれら3路線のダイヤ改正に伴う減便は、予定通り実施するとのことです。
(参考)
和歌山バス 廃止予定の3路線 和歌山市の支援受け運行継続へ|NHK 和歌山県のニュース
また、上記NHK記事によりますと、和歌山市では、路線の赤字の半分を補填する方針とし、その費用として令和6年度の当初予算案に2,000万円を盛り込んだとのことでした。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



上記冒頭の過去記事でご紹介したように、運転士不足もありこれら3路線が廃止の方針が打ち出されましたが、その後の地元(市・自治会)との協議により、今年10月以降も引き続き運行されることが決定されました。

とはいえ、運転士不足は予算だけで解決できるものでもないため、最終的に路線が存続できるかは、やはり地元の利用促進が課題となるものと思われます。
これらの路線が廃止から一転して存続となったという経緯も踏まえ、今後も引き続き運行されるために、利用の促進が図られるのか。
ダイヤ改正により便数が減るという状況ではありますが、今後の取り組みに注目していきたいと思います。

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▲再掲の画像ですが、和歌山駅東口に停車中の鳴神線90系統。
日野「リエッセ」自体も製造終了して相当な期間が経っていることから、路線だけでなく車両の動向も気になるところですが、当該路線については今年10月以降も運行される方向となっています。
機会があれば実際に乗車したいと思っています。




【関連ブログ】
wap ONLINE:和歌山バス路線廃止問題その後、など



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