このブログでもご紹介してきたように、本日（3月23日）、北大阪急行電鉄（北急）の千里中央〜箕面萱野（みのお かやの）間が開業しました。
1970年に北大阪急行電鉄が開業し、万博開業後以降、長らく千里中央までだった北急線が、今回箕面市内まで延伸されました。
しかも、本来の計画では2020年度開業目標だったところが、用地交渉の長期化や過去に設置されたコンクリート擁壁などの撤去の必要が生じたことから、開業目標が3年延期となり、この2024年3月にようやく開業の運びとなりました。
（参考）
大阪府内では、2019年3月に開業したJR西日本おおさか東線・新大阪〜放出間、完全な新規開業でいえば、2009年の阪神電鉄なんば線・大阪難波〜西九条間以来の開業となります。
長年待ち望まれ、そして開業時期が延期となるという紆余曲折もあり、ようやく開業したこの北急の千里中央〜箕面萱野。
本日開業の様子を、是非開業日当日に訪問したい、と思い、休日出勤の前に早速訪問してみることにしました。
天王寺駅から「箕面萱野行き」に乗車します。
昨日までの「千里中央」行きから、本日は「箕面萱野」行きの列車がやってくるのが当たり前の日々となります。
やってきたのは、北急9000形「ポールスター�供廖�
一路箕面萱野まで向かいます。
1970年に北大阪急行電鉄が開業し、万博開業後以降、長らく千里中央までだった北急線が、今回箕面市内まで延伸されました。
しかも、本来の計画では2020年度開業目標だったところが、用地交渉の長期化や過去に設置されたコンクリート擁壁などの撤去の必要が生じたことから、開業目標が3年延期となり、この2024年3月にようやく開業の運びとなりました。
（参考）
大阪府内では、2019年3月に開業したJR西日本おおさか東線・新大阪〜放出間、完全な新規開業でいえば、2009年の阪神電鉄なんば線・大阪難波〜西九条間以来の開業となります。
長年待ち望まれ、そして開業時期が延期となるという紆余曲折もあり、ようやく開業したこの北急の千里中央〜箕面萱野。
本日開業の様子を、是非開業日当日に訪問したい、と思い、休日出勤の前に早速訪問してみることにしました。
天王寺駅から「箕面萱野行き」に乗車します。
昨日までの「千里中央」行きから、本日は「箕面萱野」行きの列車がやってくるのが当たり前の日々となります。
やってきたのは、北急9000形「ポールスター�供廖�
一路箕面萱野まで向かいます。
車内のLCD案内表示も、箕面萱野まで開業したものに切り替わっています。
千里中央からいよいよ新規開業区間となります。
▲新規開業区間（南北線延伸線）の車内表示
新規開業区間のほとんどは地下区間で、明かり区間となるのは、終点の箕面萱野直前となります。
地上区間に出たところで車窓を撮影してみます。
千里中央から約5分、終点の箕面萱野駅に到着しました。
▲箕面萱野まで乗車してきた北急9000形と、なかもず行きとして発車を待つ大阪メトロ30000系「大阪・関西万博」ラッピング編成。
開業初日に、両社のラッピング編成が並びました。
▲箕面萱野駅・駅名標
▲駅名標と、バックに停車する北急9000形
▲箕面萱野駅に停車中の北急9000形と、背後に見える「みのおキューズモール」。
箕面萱野駅の改札口を出てみます。
▲箕面萱野駅の駅名表示。
▲同じく、真正面から撮影。
▲祝・延伸開業の垂れ幕
▲開業日当日のきっぷを購入しようと、券売機から購入待ちの長い列ができていました。
恐らくきっぷを買うのに数十分はかかりそうな感じでした。
▲券売機上部に掲示されていた運賃表。
▲箕面萱野駅に併設する商業施設「みのおキューズモール」のSTATION（ステーション）棟が本日開業とのことで、丁度オープニングセレモニーが開催されていました。
上述の券売機の行列もあり、駅改札周辺は、それはもう大変な混雑でした。
あまりにも人が多いこともあり、再び改札内に戻ります。
▲駅名標と路線図、時刻表
▲箕面萱野駅から、隣の箕面船場阪大前駅を眺めてみます。
▲丁度、大阪メトロ30000系が入線してきました。
▲箕面萱野駅で折り返し待ちの大阪メトロ30000系。
折り返しの列車に乗って、隣の箕面船場阪大前まで向かいます。
▲大阪メトロ30000系のLCD路線図。
ご覧のとおり、本日より箕面萱野からの表示となっています。
次の箕面船場阪大前駅で下車します。
▲箕面船場阪大前の駅名標
▲駅名標と、発車していく大阪メトロ30000系。
▲箕面船場阪大前の駅名表示
エスカレーターを登って地上に出てみます。
▲駅名のとおり、ここ「箕面船場阪大前」駅は、大阪大学の箕面キャンパスの最寄り駅となっています。
▲実際に歩いてみると、ものの5分もしないうちに到着しました。
「阪大」（大阪大学）の付く駅名は、豊中キャンパス最寄りの「柴原阪大前」（大阪モノレール）、「石橋阪大前」（阪急宝塚線）、そして吹田キャンパス最寄りの「阪大病院前」（大阪モノレール）に加え、今回の「箕面船場阪大前」（箕面キャンパス）の開業により、合計4駅となりました。
いずれも阪大の各キャンパスの最寄り駅なのですが、これらの中でもキャンパスに最も近いのが、今回開業した「箕面船場阪大前」駅となりそうです。
かつての大阪外国語大学（現在の阪大外国語学部）は、千里中央から延々とバスに乗った先にありました。
しかし、この箕面キャンパスは、駅からすぐ、しかもその駅にやってくる路線は梅田やなんば、天王寺といった大阪の中心街へ直通する路線であります。
大阪外大の流れを汲むこの阪大外国語学部が、これまで以上に人気を集めることになるかも知れませんし、既に在籍している学生や教職員にとっては、通学や通勤が大変便利になることと思われます。
▲開業までのカウントダウンボードも、本日「0日」となりました。
▲駅前や箕面キャンパス前では、開業記念イベントが開催されていました。
強い雨にも関わらず多数の人々が来訪していました。
▲延伸開業を祝するラッピング。
こういったものが見られるのも、開業直後の醍醐味であります。
以上、本日開業した北急・千里中央〜箕面萱野間に乗車してきました。
距離にして2.5kmですが、この区間の開業は、半世紀ほど前からの構想があったようですが、工事が実際に着工となったのは、ほんの10年ほど前からでした。
その後、冒頭に記したように工事期間の延長があったりしましたが、本日ようやく開業ということで、関係者はもとより、沿線住民にとっても、待望の開業、といえるのではないのでしょうか。
今回開業した新駅周辺は、見たところ既に市街地がある程度形成されているように見えますが、大阪市内中心部と直結することから、今後更に住宅や都市機能の集積が見られるかも知れません。
そんな街の変化も、今後楽しみにしつつ、まずは本日無事に開業したこと、そして開業当日の賑わいが体感できた、そんな有意義な初乗りのレポートでありました。
【鉄道コム関連記事】
●北急 南北線延伸線 開業（2024年3月23日） - 鉄道コム
●北大阪急行の延伸区間、2024年3月23日に開業へ - 鉄道コム
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●「都市伝説」と言われた鉄道延伸ついに実現！ 北大阪急行が「箕面萱野」へ “御堂筋線の先”はこう変わる！ | 乗りものニュース
●北大阪急行電鉄、箕面萱野〜千里中央間がついに開業! 出発式を開催 | マイナビニュース
●北大阪急行電鉄千里中央—箕面萱野間が開業｜鉄道ニュース｜2024年3月24日掲載｜鉄道ファン・railf.jp
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千里中央からいよいよ新規開業区間となります。
▲新規開業区間（南北線延伸線）の車内表示
新規開業区間のほとんどは地下区間で、明かり区間となるのは、終点の箕面萱野直前となります。
地上区間に出たところで車窓を撮影してみます。
千里中央から約5分、終点の箕面萱野駅に到着しました。
▲箕面萱野まで乗車してきた北急9000形と、なかもず行きとして発車を待つ大阪メトロ30000系「大阪・関西万博」ラッピング編成。
開業初日に、両社のラッピング編成が並びました。
▲箕面萱野駅・駅名標
▲駅名標と、バックに停車する北急9000形
▲箕面萱野駅に停車中の北急9000形と、背後に見える「みのおキューズモール」。
箕面萱野駅の改札口を出てみます。
▲箕面萱野駅の駅名表示。
▲同じく、真正面から撮影。
▲祝・延伸開業の垂れ幕
▲開業日当日のきっぷを購入しようと、券売機から購入待ちの長い列ができていました。
恐らくきっぷを買うのに数十分はかかりそうな感じでした。
▲券売機上部に掲示されていた運賃表。
▲箕面萱野駅に併設する商業施設「みのおキューズモール」のSTATION（ステーション）棟が本日開業とのことで、丁度オープニングセレモニーが開催されていました。
上述の券売機の行列もあり、駅改札周辺は、それはもう大変な混雑でした。
あまりにも人が多いこともあり、再び改札内に戻ります。
▲駅名標と路線図、時刻表
▲箕面萱野駅から、隣の箕面船場阪大前駅を眺めてみます。
▲丁度、大阪メトロ30000系が入線してきました。
▲箕面萱野駅で折り返し待ちの大阪メトロ30000系。
折り返しの列車に乗って、隣の箕面船場阪大前まで向かいます。
▲大阪メトロ30000系のLCD路線図。
ご覧のとおり、本日より箕面萱野からの表示となっています。
次の箕面船場阪大前駅で下車します。
▲箕面船場阪大前の駅名標
▲駅名標と、発車していく大阪メトロ30000系。
▲箕面船場阪大前の駅名表示
エスカレーターを登って地上に出てみます。
▲駅名のとおり、ここ「箕面船場阪大前」駅は、大阪大学の箕面キャンパスの最寄り駅となっています。
▲実際に歩いてみると、ものの5分もしないうちに到着しました。
「阪大」（大阪大学）の付く駅名は、豊中キャンパス最寄りの「柴原阪大前」（大阪モノレール）、「石橋阪大前」（阪急宝塚線）、そして吹田キャンパス最寄りの「阪大病院前」（大阪モノレール）に加え、今回の「箕面船場阪大前」（箕面キャンパス）の開業により、合計4駅となりました。
いずれも阪大の各キャンパスの最寄り駅なのですが、これらの中でもキャンパスに最も近いのが、今回開業した「箕面船場阪大前」駅となりそうです。
かつての大阪外国語大学（現在の阪大外国語学部）は、千里中央から延々とバスに乗った先にありました。
しかし、この箕面キャンパスは、駅からすぐ、しかもその駅にやってくる路線は梅田やなんば、天王寺といった大阪の中心街へ直通する路線であります。
大阪外大の流れを汲むこの阪大外国語学部が、これまで以上に人気を集めることになるかも知れませんし、既に在籍している学生や教職員にとっては、通学や通勤が大変便利になることと思われます。
▲開業までのカウントダウンボードも、本日「0日」となりました。
▲駅前や箕面キャンパス前では、開業記念イベントが開催されていました。
強い雨にも関わらず多数の人々が来訪していました。
▲延伸開業を祝するラッピング。
こういったものが見られるのも、開業直後の醍醐味であります。
以上、本日開業した北急・千里中央〜箕面萱野間に乗車してきました。
距離にして2.5kmですが、この区間の開業は、半世紀ほど前からの構想があったようですが、工事が実際に着工となったのは、ほんの10年ほど前からでした。
その後、冒頭に記したように工事期間の延長があったりしましたが、本日ようやく開業ということで、関係者はもとより、沿線住民にとっても、待望の開業、といえるのではないのでしょうか。
今回開業した新駅周辺は、見たところ既に市街地がある程度形成されているように見えますが、大阪市内中心部と直結することから、今後更に住宅や都市機能の集積が見られるかも知れません。
そんな街の変化も、今後楽しみにしつつ、まずは本日無事に開業したこと、そして開業当日の賑わいが体感できた、そんな有意義な初乗りのレポートでありました。
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●北大阪急行電鉄、箕面萱野〜千里中央間がついに開業! 出発式を開催 | マイナビニュース
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