南海電鉄では、同社の加太線にこれまで4編成の観光列車「めでたいでんしゃ」を投入していますが、今回5編成目として「はじまりのめでたいでんしゃ」を投入することを発表しました。

また、これまでの「めでたいでんしゃ」が7100系の改造車でしたが、今回の「はじまりのめでたいでんしゃ」は初めて2000系を改造して投入することとなっています。

〜加太さかな線 新型観光列車〜“はじまりの「めでたいでんしゃ」”がデビュー | 南海電鉄

概要は以下のとおりです。

【運行開始日】
2024年7月13日(土)

【デザインイメージ】
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/240426.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今から8年前、2016年4月に南海加太線の観光列車としてデビューした、ピンク色のまばゆい「めでたいでんしゃ」。
(参考)


その後「かい」(水色)、「なな」(赤色)、「かしら」(黒色)と家族が増え、現在は4編成8両が、加太線を中心に運行されています。

そして今回、5編成目となる「めでたいでんしゃ」は、これまで登場した「めでたいでんしゃ」の「遠い祖先」という設定で、またカラーリングもこれまでの単色から、グラデーションに変化した色合いと、これまでの「めでたいでんしゃ」と異なる趣向となっています。

そして最大の特徴は、「めでたいでんしゃ」初となる2000系改造による投入でありましょうか。
南海の支線路線では、2200系等の老朽置き換えを目的に、2000系が多奈川線を皮切りに投入されており、このブログでもご紹介してきたところです。
(参考)



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▲今年3月に多奈川線で運行開始した、2000系ワンマン改造編成。
その後高師浜線、加太線でも運行している様子が確認されました。


そしてこの2000系が、今回「めでたいでんしゃ」の5編成目として新たに投入されることとなりました。
2000系の支線投入が既に発表されている中、加太線「めでたいでんしゃ」への投入が気になるところですが、割と早い段階で投入されることとなりました。
新しい「めでたいでんしゃ」のデビューは注目ですが、一方でこれまで活躍してきた既存の7100系「めでたいでんしゃ」の動向も気になるところです。

「さち」(母)、「かい」(父)、「なな」(子)、「かしら」(さちの兄)と、各編成が家族関係を構築しているラインナップだけに、余計なお節介かも知れませんが、今後の置き換えの際にどのようなストーリーを提示するのか、気になるところです。

とはいえ、2200系だけでなく7100系も老朽化が進む中、今後2000系への「世代交代」は進められるものと思われますので、これらの動向にも注目しつつ、まずは来る7月13日(土)の「はじまりのめでたいでんしゃ」2000系のデビューを楽しみにしたいと思います。




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