南海電鉄では、同社と姉妹鉄道協定を締結している「モントルー・オーベラン・ベルノワ鉄道」(MOB鉄道、スイス)の展望列車「ゴールデンパス・エクスプレス」をラッピングした「MOBラピート」を、去る2024年3月14日より運行しています。
(参考)


これまでご紹介してきた「セレッソ大阪30周年」「大阪・関西万博」に加え、この「MOB鉄道」と、3種類のコラボラッピングが運用中の特急ラピート。

こちらの記事で「大阪・関西万博」コラボ編成を撮影しましたが、丁度この日は「MOB鉄道」コラボ編成も運用されていましたので、難波駅で撮影することができました。

以下、その様子をご紹介したいと思います。



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▲先頭車(1号車)を撮影。
前面は、オリジナルの「ラピート」の色調が残されています。
以下、各号車ごとにみていきます。

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▲1号車(50704)

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▲2号車(50204)

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▲3号車(50604)

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▲4号車(50104)

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▲5号車(50004)

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▲6号車(50504)

ラッピングに付されたロゴ等を詳しくみていきます。
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▲乗降口付近です。
号車表示はラッピングの元となった「ゴールデンパス・エクスプレス」のデザインそのままに号車表示がされています。

乗降扉の色調も、「ゴールデンパス・エクスプレス」そのままのブラウンとなっていますが、扉窓下には「SISTER RAILWAY SINCE 2017」と、2017年より姉妹鉄道協定を締結している旨が記されています。

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▲5号車・6号車の「スーパーシート」のラッピングでの号車表示はこのとおりです。

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▲車両中央部には、下部に「ゴールデンパス・エクスプレス」のロゴが、上部にMOB・南海両社のロゴが記されています。

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▲「MOB鉄道」「南海電鉄」の両社のロゴをアップしてみます。
併せてスイス・日本の国旗も記されていますね。

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▲4号車の荷物室扉(現在は使用せず)には、スイス国内の地図と「ゴールデンパス・エクスプレス」の運行ルートが記されています。
コラボ元の列車が、スイスのどこを走っているのかが、これを見ると一目瞭然です。

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▲先頭部を側面から撮影してみました。
デザインの関係上もあり、先頭部までラッピングされておらず、どうしても「切れ目」が発生しますが、それもこのように上手に処理されています。

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▲これだけ見ると、これからスイスの観光列車に乗ろうとしている、と書いても信じられるくらいの再現度、といえましょうか。

実際、このラピートには、多くの訪日外国人が乗車していますが、その中にはスイス出身の方もおられるのではないかと思います。
そういった方々が、本国とコラボしたこの「ラピート」を見ると、どんな感想を抱くのか、ちょっと興味があります。


「MOBラピート」は、この日は12時35分発の「ラピートβ47号」で、関西空港に向けて出発していきました。
その様子を動画で記録してみました。




以上が、先月より運行を開始した「MOBラピート」の記録でした。

「ラピート」用の50000系車両は、6編成在籍していますが、そのうち半数となる3編成に、現在何らかのラッピングが行われている状況で、見る者を楽しませています。

この「ラピート」、この9月で運行開始30周年を迎えます。
節目となる今年、更なるラッピング等の企画が実施されるのか、沿線エリアのファンとしては大いに期待したいところであります。



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