日本旅行では、西日本JRバスとJRバス関東が運行する夜行バス「ドリーム号」の乗務員引継拠点である「JRバス関東新城支店」で、実際の乗務員引継の光景を見学するツアーを実施することを発表しました。

【6/15(土)発】東西連絡ドリーム号 深夜の新城「乗務」引継見学



概要は以下のとおりです。

【催行日】
6月15日(土)出発・6月16日(日)帰着

【ツアー内容】
・西日本JRバスとJRバス関東との「ドリーム号」乗務員引継が行われる「JRバス関東新城支店」で引継光景を見学
・一晩で最も便数が集中する午前1時半〜午前3時半に見学時刻を設定
・引継光景は、ドリーム号引継場でツアー専用安全帯を設置し、ズーム機能や望遠機能を使用して撮影可能。
(乗務員が特定できる写真のSNS等への投稿は厳禁)
・三菱ふそうエアロキングをツアー線用として貸切運行。
・西日本JRバス京都営業所で、保存車の「国鉄ドリーム号1号車」のミニ撮影会実施

【ツアー代金】
・1名1席プラン:25,000円
・2名1席プラン:48,500円

【最少催行人員】
35名

【ツアーチラシ】
2024042920-16-471
(上記Webサイト(https://va.apollon.nta.co.jp/4000055/files/dream-hikitsugi-pmf.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



近年、鉄道事業者のみならずバス事業者においても、車庫の撮影会・見学会ツアー等が実施されており、コアなファンが参加していますが、今回日本旅行が実施するツアーは、東京〜京阪神間の夜行高速バス「ドリーム号」の乗務員引継光景を一晩見学する、というものであります。

東京〜京阪神間の「ドリーム号」は、1969年の運行当初から乗務員が経路途中で乗務員の引継を行っており、この運行形態は民営化、バス事業分社化された今でも、引き続き行われています。

かつて、東名自動車道経由の時代は、東名道三ヶ日インターチェンジに隣接した営業所(支店)でこの乗務員引継が長らく行われてきましたが、新東名自動車道経由に経路が変更となり、現在は愛知県の新城(しんしろ)市内の新東名道新城インターチェンジ近くにある「JRバス関東新城支店」で乗務員の引継が行われています。

深夜の時間帯、乗客が眠りに就いている中、東西両社の乗務員が、車両や乗客の状況を確認・引継し、引き続き安全な運行で乗客を目的地まで届ける姿は、バスファンにとってはいつまで見てても飽きのこない光景だと思いますが、今回のツアーはその引継光景を敷地内で眺めることのできる、面白いツアーとなっています。

また、JRバス関東新城支店に向かう前には、西日本JRバス京都支店に立ち寄り、「ドリーム号」運行開始当初の車両のミニ撮影会が実施されたり、またツアーに使用される車両は、三菱ふそうの二階建て車両「エアロキング」が充当されたりと、バスファンにとって興味の尽きない内容といえるでしょう。

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▲名神道多賀サービスエリアに停車中の「グランドリーム」車両。
本来は新名神経由ですが、新名神道集中工事による通行止めのため、名神道に迂回した際の記録です。
こういった「ドリーム号」の乗務員引継の光景を、敷地内で見学できる貴重なツアーとなります。


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▲国鉄ハイウェイバス東名1号車。
この写真は、当時の「交通科学博物館」に展示されていたものを撮影したものです。
同博物館閉館後は、上述のとおり西日本JRバス京都営業所で保存されており、今回のツアーではこの車両のミニ撮影会も実施されます。





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