JR西日本では本日、「中期経営計画2025アップデート」と称して、昨年度から取り組んでいる「中期経営計画2025」について、追加の施策を発表しています。

中期経営計画2025アップデートについて:JR西日本

追加施策の中で、「鉄道事業の安全性向上・持続的深化」として、「車両更新の早期化による安全性・快適性の向上」に加え、「着座サービスの拡大(Aシート追加投入)」が記されています。
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240430_00_press_chuukei_1.pdf)より引用、赤枠は管理人により追加。)


中期経営計画2025アップデートの詳細は、上記発表資料からご確認ください。



2019年3月のダイヤ改正から、一部の新快速列車に設定されている有料着席サービス「Aシート」。
当初は2往復のみと、試行的なスタートでしたが、昨年(2023年)3月ダイヤ改正では、6往復に増強され、併せて225系「Aシート」車両も投入されています。
(参考)


有料着席サービスのニーズは高いものの、その広汎な運転区間等が災いしてでしょうか、本格的な運用への展開が進まないように思える、この「Aシート」。

まだしばらくはユーザーの様子を見続けるのかな、と思いきや、本日の「中期経営計画アップデート」では、「着座サービスの拡大」の具体例として、この「Aシート」の追加投入が示されました。

2025年度までの経営計画で具体的に示された、ということは、早ければ来春のダイヤ改正時には、Aシートの本格的な増発が見られる、といえるかも知れません。

本格的に導入する際のサービスが、現状のように当該列車の全区間で指定席として運用するのか、あるいは末端区間では自由席として開放するのか、それとも全く別の運用になるのか、等々、気になる点は浮かんではくるのですが、ともあれ、今後増発されることが確実となった「Aシート」、今後どんな展開でサービス拡大していくのか、注目していきたいと思います。

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▲大阪駅に停車中の新快速「Aシート」車両。
この時は223系改造車のみで運用されていましたが、現在は新製の225系も投入されています。




【関連ブログ】
JR西日本、「Aシート」追加投入へ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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