JR西日本の大和路線などで、この3月ダイヤ改正から運行を開始した通勤特急「らくラクやまと」。
(参考)
かつて運行されていた「やまとじライナー」以来の特急用車両使用の有料着席サービス、そして特急「あすか」以来となるJR・国鉄奈良駅を発着する特急列車として、注目を浴びたデビューから一ヶ月半が経ちました。
この「らくラクやまと」に、この5月1日に乗車する機会ができましたので、その様子をご紹介したいと思います。
「らくラクやまと」は、新大阪駅3番のりばから発車します。
19時40分頃に、287系3両編成の「らくラクやまと」が入線してきました。

コンコースの発車標では、「らくラクやまと」はこのように表示されています。


ホーム上の発車標はご覧のとおりです。


乗車口案内上での「らくラクやまと」表示

ホームの乗車位置案内も、「らくラクやまと」専用のデザインが用意されていました。


▲「らくラクやまと」種別表示と「奈良」の行先表示。
19時43分、新大阪を発車します。
私が乗車したのは1号車ですが、新大阪発車時点では5名でした。
次の大阪で1名乗車し、天王寺では1名下車・1名乗車(いずれも1号車)。
天王寺を出たところで、久宝寺までの間の1号車から3号車の乗車人数を数えてみました。
その結果は以下のとおりです。
帰宅の都合もあるので、今回の乗車は久宝寺までとしました。

▲久宝寺駅に停車中の287系「らくラクやまと」。
以上が、この3月に登場した通勤特急「らくラクやまと」の乗車記であります。
上述のとおり、最も利用が多いであろう天王寺→久宝寺間でも、3両編成で15名、乗車率にしておよそ1割程度と、連休の合間の平日で、いつもよりも通勤利用者が少ない日であることを差し引いても、利用者が少ないとしか言いようのない実績でありました。
もっとも、出勤時間が集中する朝の時間帯に比べ、帰宅時間は分散する傾向があり、またそれにより快速・普通列車の混雑も朝時間帯ほど酷くないことから、朝の新大阪行きに比べて夕方の奈良行き「らくラクやまと」の利用状況は、決して高くないだろう、ということはある程度予想はついていました。
しかし、連休の合間とは言え、ここまで低いとなると、テコ入れ策が色々と必要なのではないのか、とも感じたりしました。
勿論、JR西日本でも利用促進策として、期間限定の「チケットレス500」を「らくラクやまと」に設定し、通常650円(大阪〜奈良)のところを500円で利用できるキャンペーンを先月末まで実施してきたところです。
(参考)
J-WESTチケットレスで、特急通勤・おでかけをもっとおトクに・快適に 〜最大10,000ポイントがあたる「J-WESTチケットレスでルーレットチャンス!」〜 〜J-WESTチケットレス500 の大和路線・阪和線での発売〜 :JR西日本
ただ、この日の利用状況を見ていると、(連休の合間であるという事情を差し引いても)既存のキャンペーンでは「らくラクやまと」という列車の存在自体が利用者に知られていないのではないか、とも感じました。
利用者に周知するキャンペーンでいえば、それこそかつての「やまとじライナー」ばりの価格(300円台)のキャンペーンの実施や、駅の掲示や車内放送等での周知など、列車の存在そのものを知ってもらうことが必要な段階にまだ留まっているのではないか、と思えるのです。
運行時間帯についても、天王寺20時過ぎ発車という時間帯ですが、上述のとおり帰宅時間は分散化する傾向にありますので、もう少し時間を早めて通勤だけでなく通学(大学生等)も取り込むようにしてみるのも一つの方法でありましょう。
更に言えば、新大阪駅で新幹線と接続することから、そのメリットを活かして、通勤・通学に加えて、新幹線を利用した出張にも便利な列車であることも、利用者に知れ渡るような広報・販促活動が必要にも感じます。
ともあれ、折角登場した有料着席サービスでありますので、このまま低い利用状況が続くのも勿体ない話でありますので、より多くの人に知ってもらい、その快適さを体験してリピーターとして定着してもらえるような取り組みを望みたいな、と感じた乗車でありました。
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(参考)
かつて運行されていた「やまとじライナー」以来の特急用車両使用の有料着席サービス、そして特急「あすか」以来となるJR・国鉄奈良駅を発着する特急列車として、注目を浴びたデビューから一ヶ月半が経ちました。
この「らくラクやまと」に、この5月1日に乗車する機会ができましたので、その様子をご紹介したいと思います。
「らくラクやまと」は、新大阪駅3番のりばから発車します。
19時40分頃に、287系3両編成の「らくラクやまと」が入線してきました。

コンコースの発車標では、「らくラクやまと」はこのように表示されています。


ホーム上の発車標はご覧のとおりです。


乗車口案内上での「らくラクやまと」表示

ホームの乗車位置案内も、「らくラクやまと」専用のデザインが用意されていました。


▲「らくラクやまと」種別表示と「奈良」の行先表示。
19時43分、新大阪を発車します。
私が乗車したのは1号車ですが、新大阪発車時点では5名でした。
次の大阪で1名乗車し、天王寺では1名下車・1名乗車(いずれも1号車)。
天王寺を出たところで、久宝寺までの間の1号車から3号車の乗車人数を数えてみました。
その結果は以下のとおりです。
1号車:6名
2号車:3名
3号車:6名
合計:15名
帰宅の都合もあるので、今回の乗車は久宝寺までとしました。

▲久宝寺駅に停車中の287系「らくラクやまと」。
以上が、この3月に登場した通勤特急「らくラクやまと」の乗車記であります。
上述のとおり、最も利用が多いであろう天王寺→久宝寺間でも、3両編成で15名、乗車率にしておよそ1割程度と、連休の合間の平日で、いつもよりも通勤利用者が少ない日であることを差し引いても、利用者が少ないとしか言いようのない実績でありました。
もっとも、出勤時間が集中する朝の時間帯に比べ、帰宅時間は分散する傾向があり、またそれにより快速・普通列車の混雑も朝時間帯ほど酷くないことから、朝の新大阪行きに比べて夕方の奈良行き「らくラクやまと」の利用状況は、決して高くないだろう、ということはある程度予想はついていました。
しかし、連休の合間とは言え、ここまで低いとなると、テコ入れ策が色々と必要なのではないのか、とも感じたりしました。
勿論、JR西日本でも利用促進策として、期間限定の「チケットレス500」を「らくラクやまと」に設定し、通常650円(大阪〜奈良)のところを500円で利用できるキャンペーンを先月末まで実施してきたところです。
(参考)
J-WESTチケットレスで、特急通勤・おでかけをもっとおトクに・快適に 〜最大10,000ポイントがあたる「J-WESTチケットレスでルーレットチャンス!」〜 〜J-WESTチケットレス500 の大和路線・阪和線での発売〜 :JR西日本
ただ、この日の利用状況を見ていると、(連休の合間であるという事情を差し引いても)既存のキャンペーンでは「らくラクやまと」という列車の存在自体が利用者に知られていないのではないか、とも感じました。
利用者に周知するキャンペーンでいえば、それこそかつての「やまとじライナー」ばりの価格(300円台)のキャンペーンの実施や、駅の掲示や車内放送等での周知など、列車の存在そのものを知ってもらうことが必要な段階にまだ留まっているのではないか、と思えるのです。
運行時間帯についても、天王寺20時過ぎ発車という時間帯ですが、上述のとおり帰宅時間は分散化する傾向にありますので、もう少し時間を早めて通勤だけでなく通学(大学生等)も取り込むようにしてみるのも一つの方法でありましょう。
更に言えば、新大阪駅で新幹線と接続することから、そのメリットを活かして、通勤・通学に加えて、新幹線を利用した出張にも便利な列車であることも、利用者に知れ渡るような広報・販促活動が必要にも感じます。
ともあれ、折角登場した有料着席サービスでありますので、このまま低い利用状況が続くのも勿体ない話でありますので、より多くの人に知ってもらい、その快適さを体験してリピーターとして定着してもらえるような取り組みを望みたいな、と感じた乗車でありました。
▲天王寺駅15番のりばの階段表示には、このように「らくラクやまと」の表示が大きく記されていました。
駅構内でも「らくラクやまと」を多くの利用者に知ってもらえるような工夫はしているものの、更なる周知が必要かな、と感じています。
▲おまけの画像で、「らくラクやまと」の停止位置表示。
「らくラクやまと」は、287系3両編成でありますので、本列車専用の停止位置表示が設けられています。
▲「らくラクやまと」のチケットレス特急券。
上述のとおり、4月末まではキャンペーンで500円で乗車できましたが、現在新大阪〜久宝寺間で600円となっています。
(J-WESTチケットレス)
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