京王電鉄(東京都)では、京王線に新型通勤車両「2000系」を導入することを発表しました。
2026年初め、新型通勤車両「2000系 」を導入します〜安心 して、ずっとのっていただける、やさしさを運ぶ車両を〜|京王電鉄
概要は以下のとおりです。
その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
京王電鉄では、2018年より「5000系」を導入し、座席指定列車「京王ライナー」等を運行してきています。
5000系はロング・クロス転換座席を導入し、「京王ライナー」等以外でも一般の列車に充当されていますが、一方でロングシート車両の置き換えについては、近年行われてきてなかったようにも思われます。
今回新たに発表された「2000系」は10両固定編成・ロングシートの車両で、7000系を中心に置き換えていくものと考えられます。
注目はそのデザインで、同社によりますと、「車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現」(同社発表資料)したものとしていますが、その顔つきが、古生代魚の「サカバンバスピス」に似ていると、ネットメディアの「ねとらぼ」で取り上げられるなど、強烈なインパクトを与えている模様です。
(参考)
「完全にサカバンバスピス」「サカバンバスピスにしか見えない」 京王電鉄の新車が古生代魚に似ていると話題(1/3 ページ) - ねとらぼ
その愛らしいといいましょうか、そんなデザインの一方で、5号車には初めての試みとして「大型フリースペース(仮称)」を設置しています。
西武40000系や京都市交通局20系のように、車両の一部区間の座席を撤去し、車いすやベビーカー等でも利用しやすい区画を設けるのは、既に実例がありますが、今回の京王2000系では、編成中央付近の5号車に設けられているのが特色といえるでしょう。
この理由については、同社では「車両乗降時にエレベータに近い」(同社発表資料)ことを挙げており、先頭車両に設けている先例と異なる方針となっています。
確かにベビーカーにしろ車いすにしろ、ホームへの移動はエレベーターを利用することが基本と考えられますので、そこにフリースペースを寄せるのは、理にかなったものであります。
逆にいえば、京王線に関しては、エレベーターの位置がある程度揃えて整備できている、ということになりますでしょうか。
ともあれ、外観は何とも奥ゆかしい表情を見せている2000系。
再来年の2026年から導入が始まるとのことですので、機会があればその顔を拝むことができればいいなと思っています。
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2026年初め、新型通勤車両「2000系 」を導入します〜安心 して、ずっとのっていただける、やさしさを運ぶ車両を〜|京王電鉄
概要は以下のとおりです。
【車両形式】
2000系
【導入両数】
40両(10両固定×4編成)
【運行開始】
2026年初めを予定
【外観イメージ】
(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/nr20240510_shingata.pdf)より引用)
【内装イメージ】
(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/nr20240510_shingata.pdf)より引用)
【大型フリースペース】
・子育て世代やシニア世代など、あらゆる乗客が安全・快適に利用できるための大型フリースペース(仮称)を導入。
・座席を廃止し、ベビーカーや車いす利用者にとって利用しやすいエリアとする。
・設置号車は、車両乗降時にエレベーターに近い5号車とする。
・イメージ
(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/nr20240510_shingata.pdf)より引用)
その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
京王電鉄では、2018年より「5000系」を導入し、座席指定列車「京王ライナー」等を運行してきています。
5000系はロング・クロス転換座席を導入し、「京王ライナー」等以外でも一般の列車に充当されていますが、一方でロングシート車両の置き換えについては、近年行われてきてなかったようにも思われます。
今回新たに発表された「2000系」は10両固定編成・ロングシートの車両で、7000系を中心に置き換えていくものと考えられます。
注目はそのデザインで、同社によりますと、「車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現」(同社発表資料)したものとしていますが、その顔つきが、古生代魚の「サカバンバスピス」に似ていると、ネットメディアの「ねとらぼ」で取り上げられるなど、強烈なインパクトを与えている模様です。
(参考)
「完全にサカバンバスピス」「サカバンバスピスにしか見えない」 京王電鉄の新車が古生代魚に似ていると話題(1/3 ページ) - ねとらぼ
その愛らしいといいましょうか、そんなデザインの一方で、5号車には初めての試みとして「大型フリースペース(仮称)」を設置しています。
西武40000系や京都市交通局20系のように、車両の一部区間の座席を撤去し、車いすやベビーカー等でも利用しやすい区画を設けるのは、既に実例がありますが、今回の京王2000系では、編成中央付近の5号車に設けられているのが特色といえるでしょう。
この理由については、同社では「車両乗降時にエレベータに近い」(同社発表資料)ことを挙げており、先頭車両に設けている先例と異なる方針となっています。
確かにベビーカーにしろ車いすにしろ、ホームへの移動はエレベーターを利用することが基本と考えられますので、そこにフリースペースを寄せるのは、理にかなったものであります。
逆にいえば、京王線に関しては、エレベーターの位置がある程度揃えて整備できている、ということになりますでしょうか。
ともあれ、外観は何とも奥ゆかしい表情を見せている2000系。
再来年の2026年から導入が始まるとのことですので、機会があればその顔を拝むことができればいいなと思っています。
▲京王電鉄7000系(東府中駅)
競馬場線等の支線での運用もある7000系ですが、同社京王線系統の車両としては最古参となっています。
2000系の登場により、今後置き換えが進められるものと考えられます。
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