鉄道友の会では、2024年のブルーリボン賞及びローレル賞の授賞車種を発表しました。

鉄道友の会選定  2024年ブルーリボン賞・ローレル賞決定 – 鉄道友の会

概要は以下のとおりです。

【ブルーリボン賞】
東武鉄道株式会社 N100系(スペーシアX)
(選定理由)
同社のフラグシップ車両に相応しい存在感溢れる外観フォルム、現代トレンドと江戸・日光の歴史文化を融合させた秀逸なデザイン、多彩なバリエーションを誇る機能美に優れた客室設備、最新および実績のある機器類をバランスよく配し、安定した走行・運用を実現するなど、多くのファクターが高い水準でまとめられた車両であり、会員からも高い支持を得たことからブルーリボン賞に選定。

【ローレル賞】
宇都宮ライトレール株式会社 HU300形
(選定理由)
本車両は、新規開業のLRT路線における、インパクトのあるデザインの車両であることから、社会的にも大変に注目されるとともに、次世代のLRTを期待させるポテンシャルの高さからローレル賞に選定。
なお、会員投票でも1位とほぼ同数の1000票を超える60%以上の支持を受けている。

大阪市高速電気軌道株式会社 400系
(選定理由)
400系が既存系列の車両とは一線を画すデザイン性と多様な需要に応える設備を兼ね備えた車両であることを評価し、ローレル賞に選定。


詳細は、上記発表資料をご覧ください。



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▲2024年ローレル賞受賞が決定した大阪メトロ400系

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▲同じく、2024年ローレル賞受賞が決定した、宇都宮ライトレールHU300形


下記記事でご紹介したように、今年のブルーリボン賞・ローレル賞投票は、東武鉄道「スペーシアX」、宇都宮ライトレール「HU300形」、そして大阪メトロ「400系」といった、鉄道ファンのみならず一般の利用者にとっても話題になった車両がノミネートされていました。


結果は上述のとおり、会員からの得票数から決定される「ブルーリボン賞」は、東武鉄道「スペーシアX」が、得票数などを元に審査委員が決定する「ローレル賞」は宇都宮ライトレールHU300型と大阪メトロ400系が受賞しました。

先の記事でも個人的に記したように、この3車種が人気を集める、いわば三つ巴の争いになるのではないか、と思っていたところ、ある意味予想どおり、そして期待どおりの受賞となりました。

特に大阪メトロ400系は、その斬新なスタイルや、地下鉄車両としては珍しい「クロスシート」を設置するなど、来年開催される「大阪・関西万博」へのアクセス車両として、その個性を十二分に発揮する車両と感じていますので、今回のローレル賞受賞は、地元・大阪の車両という意味でも嬉しいと感じています。

大阪メトロと、その前身の大阪市交通局では、過去に堺筋線60系(1970年)、長堀鶴見緑地線70系(1991年)と、いずれも万博会場(大阪万博(1970年)、大阪花博(1990年))への会場アクセス輸送として投入された車両がローレル賞を受賞してきましたが、今回の400系も、2025年大阪・関西万博への会場アクセス輸送を担う車両が受賞することとなりました。


例年ですと、授賞発表の翌月初頭に発行される鉄道友の会の会誌「RAIL FAN」誌上で、投票結果等が明らかになると思われますので、当ブログでも続報としてご紹介したいと思います。

この度受賞された東武鉄道、宇都宮ライトレール、そして大阪メトロの関係者のみなさま、おめでとうございます。
と同時に、受賞記念のグッズ販売や撮影会開催など、鉄道ファンが投票した結果の受賞を記念したイベントの開催も、期待していますので、是非とも実現していただければ嬉しいですね。



【関連ブログ】
【速報】大阪メトロ400系、初のローレル賞を受賞! | Osaka-Subway.com
⏫大阪市営地下鉄・大阪メトロを取り上げられているサイト「Osaka-Subway.com」さんも、お祝いのメッセージを掲載されています。



【受賞決定各事業者のポスト】








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