鉄道ジャーナル2024年7月号に関して、ちょっとエネルギーを使って書いてしまったこともあり、こちらの雑誌をご紹介するのがすっかり遅くなってしまいましたが、ご紹介しないわけにもいきません。
先月発売された鉄道雑誌のご紹介で、最後となるのは「鉄道ピクトリアル」。
特集は「新快速」でした。

京阪神は言うに及ばず、姫路・網干といった兵庫県播磨地域や、滋賀県、そして福井県の敦賀にまでの広汎なエリアで走る「新快速」。
今でこそ京阪神は元より、播磨・近江地区にとっても無くてはならない列車種別であり、特に滋賀県内の琵琶湖線のここ数十年の発展は、「新快速」によってもたらされてきた、と言っても決して過言ではないでしょう。
今号では、その「新快速」について、国鉄時代を中心とした歴史を岩成正和氏が、国鉄時代・JR時代を通じた運転の変遷を寺本光照氏が、また国鉄末期からJR初期にかけて「新快速」に投入された、117系の車両解説を平石大貴氏が執筆した、まさに「新快速」の歴史と車両の詰まった一冊といえます。
特に、岩成正和氏の記事では、JR化後の躍進の影に隠れてあまり見向きがされていないよいうに感じる国鉄時代、そして「新快速」の運行開始までの設備の増強や、当時としては画期的な「ブルーライナー」153系・165系の投入、そして117系投入までといった歴史を丹念に記している点では、一読の価値があるものと感じました。
「どうしようもなかったあの頃、気の遠くなるような労使交渉と東京本社とのお役所交渉を黙々とやっていた誰かがいたはずだ。」(本誌P27)等、今の「新快速」の隆盛の礎を築いた名も無き国鉄社員の方々への敬意が感じられる、とても感銘を受けた記事でした。
折しも、大阪〜神戸間の鉄道開業150年ということから、この「新快速」の特集が組まれたのかも知れませんが、今や貴重な113系横須賀色の「新快速」、そして153系・165系「ブルーライナー」による「新快速」といった、貴重な写真も見ものといえる一冊と感じました。
発売から時間が経ってのご紹介となり恐縮ですが、興味あるかたは是非、入手してみてはいかがでしょうか。
先月発売された鉄道雑誌のご紹介で、最後となるのは「鉄道ピクトリアル」。
特集は「新快速」でした。

京阪神は言うに及ばず、姫路・網干といった兵庫県播磨地域や、滋賀県、そして福井県の敦賀にまでの広汎なエリアで走る「新快速」。
今でこそ京阪神は元より、播磨・近江地区にとっても無くてはならない列車種別であり、特に滋賀県内の琵琶湖線のここ数十年の発展は、「新快速」によってもたらされてきた、と言っても決して過言ではないでしょう。
今号では、その「新快速」について、国鉄時代を中心とした歴史を岩成正和氏が、国鉄時代・JR時代を通じた運転の変遷を寺本光照氏が、また国鉄末期からJR初期にかけて「新快速」に投入された、117系の車両解説を平石大貴氏が執筆した、まさに「新快速」の歴史と車両の詰まった一冊といえます。
特に、岩成正和氏の記事では、JR化後の躍進の影に隠れてあまり見向きがされていないよいうに感じる国鉄時代、そして「新快速」の運行開始までの設備の増強や、当時としては画期的な「ブルーライナー」153系・165系の投入、そして117系投入までといった歴史を丹念に記している点では、一読の価値があるものと感じました。
「どうしようもなかったあの頃、気の遠くなるような労使交渉と東京本社とのお役所交渉を黙々とやっていた誰かがいたはずだ。」(本誌P27)等、今の「新快速」の隆盛の礎を築いた名も無き国鉄社員の方々への敬意が感じられる、とても感銘を受けた記事でした。
折しも、大阪〜神戸間の鉄道開業150年ということから、この「新快速」の特集が組まれたのかも知れませんが、今や貴重な113系横須賀色の「新快速」、そして153系・165系「ブルーライナー」による「新快速」といった、貴重な写真も見ものといえる一冊と感じました。
発売から時間が経ってのご紹介となり恐縮ですが、興味あるかたは是非、入手してみてはいかがでしょうか。