JR西日本では、同社のポイントサービス「WESTERポイント」を使ってJR西日本全線を利用できる「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を2種類発売することを発表しました。

夏だ!旅だ!WESTERポイント特得まつり 「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を2種類発売します! :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【商品概要(共通)】
JR西日本全線及び智頭急行線の普通列車及び新幹線・特急列車の普通車自由席が乗り放題
・1名から利用可能
・WESTERポイント必要数に応じて下記の2種類の商品が設定
・購入に必要なWESTERポイント(利用人数分)を保有する場合に限り予約可能
・下記にて「全ポイント」と「一部ポイント」の主な違いを掲載

【WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)
・発売期間:
2024年7月5日(金)〜2024年9月11日(水)
利用日当日まで発売

・利用期間:
2024年7月20日(土)〜2024年9月13日(金)

・有効期間:
3日間

・価格:
おとな9,000ポイント、こども4,500ポイント

・普通車指定席交付回数:
制限なし

【WESTERポイント全線フリーきっぷ(一部ポイント)
・発売期間:
2024年7月5日(金)〜2024年9月10日(火)
利用日の3日前まで発売

・利用期間:
2024年7月20日(土)〜2024年9月13日(金)
8月9日(金)〜8月18日(日)は利用不可

・有効期間:
1日間

・価格:
おとな1,000ポイント+14,000円、こども1,000ポイント+7,000円

・普通車指定席交付回数:
6回

【商品イメージ】
jrw_wester_01
(JR西日本Webサイト(上記発表資料(https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/campaign/zensenfree/)より引用) 

【乗り放題エリアマップ】
jrw_wester_02
(JR西日本Webサイト(上記発表資料(https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/campaign/zensenfree/)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本では、同社のポイントサービス「WESTERポイント」を活用して、自社の「ポイント経済圏」を構築する取り組みを活発に進めています。
元々、「J-WESTポイント」「ICOCAポイント」「WESPO」と、3種類が混在していたJR西日本のポイント制度を、一本にまとめたのが、昨年春に始まった「WESTERポイント」であります。


それ以降、WESTERポイントの活用先として、様々なおトクなきっぷが設定され、また、ICOCAを利用したフリーきっぷの還元先としても、この「WESTERポイント」が活用されています。
(参考)




今回、このWESTERポイント使用限定で購入できる、JR西日本エリアのフリーきっぷが発売されることになりました。
フリーきっぷは2種類あり、全額をWESTERポイントで支払う「全ポイント」版と、1,000ポイントをWESTERポイントで支払う「一部ポイント」版があります。

上記発表内容を見ても分かるように、「全ポイント」版の方が、「有効期間3日間(一部ポイント版:1日間)」「お盆の利用制限無し(同:有り)」「普通車指定席の交付回数制限なし(同:6回)」と、大変有利になっていますが、その分必要となるWESTERポイントも9,000ポイントと、結構なハードルとなっています。

一方で、「一部ポイント」版であっても、14,000円で山陽・北陸新幹線も含む普通車指定席が6回まで利用できるわけですから、新幹線を使用した遠出であっても、日帰りならば十分元が取れるきっぷとなっていますので、利用価値は十分高いものといえるでしょう。

もっとも、こういった商品を設定しますと、必ずと言っていいほど「WESTER会員だけでなく一般利用者向けの商品も用意しろ」等の意見も出てくるものと思われますが、上記で示した「ポイント経済圏」という考え方から考えて、ポイント会員を優遇するのは、今やマーケティングの基本ともいえますので、そういった批判は的外れ、といえるかも知れません。

また、「それは分かっているけど、手元にWESTERポイント無いから手も足もでないやん」という方向けには、「WESTERアプリダウンロードキャンペーン」や、「J-WESTカード入会キャンペーン」で、この全線フリーきっぷの発売期間中にWESTERポイントが貯まるキャンペーンも実施されているので、WESTERポイント皆無の非会員であっても、これらのキャンペーンを活用することで、WESTERポイントを用意することは可能となっています。
(参考)
WESTERダウンロードキャンペーンを開催します! WESTERアプリを新規ダウンロードからログイン+条件達成で最大700ポイントプレゼント:JR西日本
2024年夏 J-WESTカードご入会キャンペーン|J-WESTカード:WESTERポータル

ともあれ、JR西日本エリアの方にとっては、この夏の旅行計画に大いに活用できそうなこのきっぷ、私も機会があれば是非利用したいな、と思っています。



ところで、この「WESTERポイント全線フリーきっぷ」、「一部ポイント」版の1,000ポイントともかく、「全ポイント」版の9,000ポイントはそう簡単に貯められないとも思えます。
また、「こんなきっぷが発売されるとは思わなくて、もうWESTERポイント交換して消費してしまった」という方もおられるかも知れません。

そんな方々が、手っ取り早くWESTERポイントを9,000ポイント貯める方法として、下記の「ひょうご夏の体験デジタルパス」や「神戸・姫路夏の体験デジタルパス」を活用する方法があるようです。
ひょうご夏の体験デジタルパス|トクトクきっぷ:JRおでかけネット
(ICOCAでGO)神戸・姫路 夏の体験デジタルパス│トクトクきっぷ:JRおでかけネット

これらのきっぷは、下記記事でもご紹介していますが、JR自由周遊区間については、予め登録した「ICOCA」のチャージ額で利用すると、翌月末にこの利用額が「WESTERポイント(基本)」で還元されるものとなっています。
(参考)


ポイントは、還元されるポイントが「WESTERポイント(基本)であることで、WESTERポイント(基本)はJR西日本のインターネット予約「e5489」での利用が可能であることから、上記2種類のきっぷで、9,000円以上利用し、その還元ポイントを利用して「WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)」を購入することは可能なようです。

但し、少なくとも以下の条件はクリアしておく必要があるので、こちらにも注意が必要です。
「tabiwa by WESTER」で購入すること
(同じきっぷを「KANSAI MaaS」でも発売していますが、こちらは「WESTERポイント(チャージ専用)」で還元され、フリーきっぷ購入には使用できません。)
7月中に利用すること
(WESTERポイント(基本)の還元が翌月末であるため、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の発売期間内にポイント還元を受けるためには、7月中の利用⇒8月末の還元がリミットです。)
9,000円以上(またはフリーきっぷ購入に必要な不足ポイント分)利用すること
(9,000ポイントの還元を受ける場合、エリアが狭い「神戸・姫路 夏の体験デジタルパス」の場合ですと、例えば尼崎〜姫路間(片道1,520円)を2日間で3往復する必要があります。)
「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の利用日程が9月1日〜9月13日に限られること
(ポイント還元が8月末であるため、フリーきっぷが使えるのは9月に入ってからです。)

以上のように、一定の追加支出(神戸・姫路夏の体験デジタルパスの場合は3,300円)が必要となってきますが、今からWESTERポイント(基本)を9,000ポイント貯める方法が無いわけではありませんので、「どうしても『WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)』が欲しい」という方には、こういう方法もありますよ、というご紹介をさせていただきました。

かくいう自分は、恐らく使うとしても「一部ポイント」版しか使える時間が無さそうな感じではありますが…