京成電鉄では、昨年10月31日に、完全子会社の「新京成電鉄」の吸収合併を行うこととしていましたが、この度この合併が国土交通省より認可され、予定通り2025年4月1日に合併することが発表されました。

≪京成電鉄・新京成電鉄≫鉄道事業の合併が認可されました|お知らせ・ニュースリリース|京成電鉄
京成電鉄と新京成電鉄の鉄道事業の合併が認可されました|新京成電鉄

概要は以下のとおりです。
【合併実施日】
2025年4月1日(火)

【合併後の路線名】
京成松戸線

【営業キロ】
京成津田沼〜松戸間 26.5km

【合併時の鉄道運賃・料金】
合併に伴う変更は無し。

【合併時のダイヤ】
合併に伴う変更は無し。

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



当ブログの下記記事でご紹介したように、京成電鉄では、子会社の新京成電鉄を吸収合併することとしていました。
(参考)


本日、その合併が正式に決定したわけですが、同時にファンが気になる「路線名称」なども発表されています。

その発表によりますと、現在の「新京成線」は「松戸線」と改称されることとなります。
また、運賃は現行どおり新京成線(松戸線)で別立ての運賃体系とするとのことです。

京成では、過去に千原線(旧・千葉急行線)を吸収した際にも運賃は打ち切り(千原線を別立てとした体系)としていましたので、今回の新京成線(松戸線)の際にも同様の措置を取った、といえるでしょう。

それは路線名称も同様で、千原線(終点の駅名は「ちはら台」)の前例でも旧社名に関わらず沿線を表す地名を採用しており、今回もそれに倣ったものともいえるでしょう。

一方、車両については、両社の発表資料には記載が無いものの、千葉県の地方新聞「千葉日報」では、車両デザインについては「合併後から順次、京成電鉄のイメージカラーを使ったデザインに刷新する」(同新聞記事より引用)としており、近年ピンク色にリニューアルされた新京成電鉄のカラーは、今後見納めになるものと思われます。
(参考)
【速報】新京成は「松戸線」に 京成との合併、国承認 運賃変更せず、車両デザインは刷新 | 千葉日報オンライン



いわゆる「準大手私鉄(民鉄)」の一社であった新京成電鉄の合併は、発表された際に大きなニュースとなりましたが、それに続き、これまた準大手私鉄の一社であった泉北高速鉄道も、南海電鉄に吸収合併されることとなり、来年には準大手私鉄が二社姿を消すこととなります。
(参考)


今後、泉北高速鉄道の合併が正式に決定されれば、勿論当ブログでもご紹介することとなりますが、その際には今回の新京成電鉄との合併と比較してみるのも、面白そうだとも感じました。

ともあれ、新京成線については既に乗車済みではありますが、手元に車両の画像等が無いので、上京する際に機会を見つけて、残り少ない「新京成線」の様子を記録しておきたいところであります。

20230412_160707_R
▲来年4月より新京成電鉄を吸収合併し、同線を「松戸線」として運営していく京成電鉄。
ピンクが主体の新京成の車両も、上記画像の3700系のような京成のカラーに今後変更されていくものと思われます。




【関連ブログ】
新京成線は「松戸線」に改称、ピンク色の電車は見納めへ | 鉄道プレス



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム