青春小説「成瀬は天下を取りにいく」とその続編「成瀬は信じた道をいく」の舞台である滋賀県大津市を走る京阪電鉄大津線(石山坂本線・坂本比叡山口〜石山寺)で、来る8月7日(水)より同小説のキャラクターイラストを描いたラッピング電車が運行されることが発表されました。

京阪電車「成瀬は天下を取りにいくラッピング電車」運行 | 成瀬の住むまち、びわ湖大津へようこそ!

概要は以下のとおりです。
【期間】
2024年8月7日(水)〜2025年2月9日(日)

【区間】
京阪大津線(石山坂本線)・坂本比叡山口〜石山寺間

【デザイン】
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詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



京阪大津線(石山坂本線)では、以前より様々なコラボ企画によるラッピング電車の運行が盛んに行われてきています。
いま話題となっているラッピング電車は、今年の4月から6月にかけて放送されたテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」のラッピング電車で、昨年から運行されている1編成(700形)に加え、8月1日からは更に1編成(600形)が加わることが既に発表されています。
(参考)


そんな話題の京阪大津線に、更にラッピング電車が走ることが発表されています。
ラッピングデザインは「成瀬は天下を取りにいく」のキャラクターイラストとなっています。

この「成瀬は天下を取りにいく」は、滋賀県大津市を舞台とした青春小説で、大津市内で長らく営業してきた西武大津店が閉店になるところから、ストーリーが始まります。
小説の内容は、改めて読んでいただければと思うのですが、随所に大津市内の描写がなされており、行ってみれば「大津愛」が詰まった小説、ともいえるでしょう。

上述の大津市内の描写に加え、主人公の「成瀬あかり」の独特なキャラクターも相まって、地元・大津市を中心に話題作となった結果、2024年の本屋大賞を受賞するまでとなりました。
(参考)
2024年 第21回本屋大賞 | 本屋大賞

「成瀬は天下を取りにいく」の聖地ともいえるこの大津市内では、スタンプラリーなどのイベントが既に実施されていますが、今回更にイベントを盛り上げるということもあってでしょうか、大津線(石山坂本線)のラッピング電車が運行されることとなりました。


上記発表資料の画像をみますと、ラッピングされるのは600形の模様で、デザインは主人公の「成瀬あかり」と、成瀬と長年の付き合いのある友人「島崎みゆき」がデザインされています。
いずれのデザインも、小説表紙デザインが元となっており、小説の世界がそのまま大津線の車両にやってきた感じといえるでしょう。

「響け!ユーフォニアム」だけでなく、「成瀬は天下を取りにいく」と、大津線のラッピング電車を見るのが楽しみなニュースが続いていますので、私自身も是非見にいきたいなと思います。

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▲かくいう私自身も、「成瀬は天下を取りにいく」と俗念「成瀬は信じた道をいく」を購入し、読了しました。
随所に大津市内のロケーションが描かれており、成瀬らの舞台を是非訪問してみたいな、と思っていたところ、ラッピング電車運行の発表がありましたので、これは是非見にいきたと感じています。