JR西日本では、お盆期間(8月9日(金)〜8月18日(日)の10日間)の利用状況を発表しました。

お盆期間のご利用状況について:JR西日本

上記発表によりますと、お盆期間の利用状況は以下のとおりとのことでした。

・山陽新幹線:180万8千人 前年比107%
・北陸新幹線:39万7千人 前年比126%
・在来線特急:64万5千人 前年比101%


このうち、在来線特急については、前年比で増加した列車が多かった一方で、
「くろしお」(和歌山〜箕島):1万4千人 前年比25%
・「しらさぎ」(米原〜敦賀):4万1千人 前年比60%
と、前年を大きく割り込む列車もありました。

「くろしお」が大幅に減少(1/4)となったのは、下記のとおり「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたことで、8月8日(木)夜から8月15日(木)17時にかけて、和歌山〜新宮間の特急「くろしお」が全て運休となった影響にほかなりません。
(参考)



ちなみにこの「1万4千人」というのは、新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった2020年度のお盆期間の2万9千人の、更に半分程度ということで、「全列車運休」のインパクトが相当だったことがわかります。
(参考)
お盆期間のご利用状況について(2020年8月7日から17日まで):JR西日本
2024081921-12-331
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/08/page_16463.html)より引用)


一方の「はくたか」は、北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業に伴う利用動向の変化による減少であり、ある程度予測の範疇だったかと考えられます。
それだけに、この「くろしお」の大幅減は、安全の確保という点では避けようが無かったものの、まさかコロナ渦中の時期の半分程度であったことに、改めて衝撃を感じたニュースでありました。

DSC05214-2_R
▲日置川橋梁を走る特急「くろしお」289系。
このお盆の時期は,10日中7日間で特急「くろしお」が全列車運休となり、利用者数は大幅に減少してしまいました。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム