JR西日本では、現在大和路線及びおおさか東線で設定している有料座席サービス「うれしート」の設定線区拡大を発表しました。
有料座席サービス拡大のお知らせ 〜「快速 うれしート」の線区を拡大し、「Aシート」を臨時設定します!〜:JR西日本
2024年10月5日ダイヤ修正について 〜 有料座席サービス「快速 うれしート」導入 〜 :JR西日本
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
昨年10月23日に設定が開始された有料座席サービス「うれしート」。
大和路線及びおおさか東線の一部列車において、最後尾の車両の一部を座席指定としたサービスで、サービス実施時には自由席との区画を判別するための「のれん」が設置されることが特徴となっています。
(参考)
この「うれしート」ですが、今年3月のダイヤ改正では、先に開始された平日朝に加え、土休日の運行も追加設定されたところです。
(参考)
221系の最後尾の車両に「のれん」を掲げるだけで設定できる簡便さと、何より専用の車両が不要で、需要が見込まれる時間帯に柔軟に設定できるというメリットもあり、今後の展開が楽しみなところでありました。
当ブログでも、昨年10月の設定時に、下記のとおり奈良線での運行も考えられるのではないか、と記したところですが、まさにその「奈良線」を含む各線で新規設定が発表されました。
そして今回の発表では、広島地区でもこの「うれしート」が新規設定されるという、これまた驚きの発表がありました。
広島地区でも朝の通勤ラッシュは利用者が多く、JR山陽本線と併走する広島電鉄2号線では、朝の時間帯の混雑率が164%(2023年度)と、首都圏並みの混雑率の数字が発表されています。
(参考)
報道発表資料:三大都市圏の平均混雑率が増加<br>〜都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和5年度実績)〜 - 国土交通省
勿論、連接車であるとはいえ、1編成の輸送力が小さい路面電車が為に混雑率が高くなるというのはありますが、ともあれ広島都市圏でも朝の通勤ラッシュはそれ相応に混雑するという事情は共通であるといえます。
そんな広島都市圏に、今回初めて有料座席サービス「うれしート」が設定されることとなりました。
平日は朝の岩国発広島行きの設定は朝ラッシュ時対応ですが、面白いのは土休日の夕方に設定されている岩国発広島行きの列車であります。
「どうしてこんな時間帯の広島行きに『うれしート』が設定されているのか?」と疑問に思う向きもあるかも知れませんが、よく考えるとこの時間帯、宮島口から広島方面への宮島観光の客が多く利用することが考えられることから、それを見込んだ設定、といえるでしょうか。
ともあれ、デビュー1周年となるこの10月に大拡大を行う「うれしート」。
今回新たに設定される線区は、どれも利用が見込まれそうなものとなっていますので、これらの利用状況如何では、更なる拡大があり得るのかも知れませんので、今度はどこの線区に「うれしート」がやって来るのか。
近畿地区では例えば嵯峨野線やJR宝塚線など、広島地区では呉線なんかが考えられそうですが、果たして拡大するとなればどの線区となるのか、楽しみにしておきたいところです。
↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
有料座席サービス拡大のお知らせ 〜「快速 うれしート」の線区を拡大し、「Aシート」を臨時設定します!〜:JR西日本
2024年10月5日ダイヤ修正について 〜 有料座席サービス「快速 うれしート」導入 〜 :JR西日本
概要は以下のとおりです。
【近畿地区】
●新規設定区間:
JR神戸線:(平日)網干・姫路⇒大阪(快速)朝4本
奈良線:(平日)奈良⇒京都(区間快速、快速)朝3本
大和路線:(平日)JR難波⇒奈良(快速)夕方5本
おおさか東線〜大和路線:(平日・土休日)大阪⇒奈良(直通快速)平日夕方4本、土休日朝2本・夕方2本
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/08/page_25913.html)より引用)
【広島地区】
●新規設定区間:
<平日>
快速「通勤ライナー」(1本)
岩国6:48発⇒五日市7:17着
<土休日>
快速「シティライナー」(2本)
岩国15:39発⇒広島16:20着
岩国16:39発⇒広島17:20着
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240822_00_press_ureseat.pdf)より引用)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
昨年10月23日に設定が開始された有料座席サービス「うれしート」。
大和路線及びおおさか東線の一部列車において、最後尾の車両の一部を座席指定としたサービスで、サービス実施時には自由席との区画を判別するための「のれん」が設置されることが特徴となっています。
(参考)
この「うれしート」ですが、今年3月のダイヤ改正では、先に開始された平日朝に加え、土休日の運行も追加設定されたところです。
(参考)
221系の最後尾の車両に「のれん」を掲げるだけで設定できる簡便さと、何より専用の車両が不要で、需要が見込まれる時間帯に柔軟に設定できるというメリットもあり、今後の展開が楽しみなところでありました。
当ブログでも、昨年10月の設定時に、下記のとおり奈良線での運行も考えられるのではないか、と記したところですが、まさにその「奈良線」を含む各線で新規設定が発表されました。
現在、JR西日本の近畿圏線区で、「特急」や「有料着席サービス」が運行されていない転換クロスシート車両導入線区とすれば、「奈良線」が思いつきますが、他の線区でも、既存の特急等の補完として、今回の「うれしート」のようなサービスを実施する余地がありそうです。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大和路線・おおさか東線快速に有料座席サービス「快速 うれしート」導入(2023.10.23〜)より引用、太字下線は管理人による。
そして今回の発表では、広島地区でもこの「うれしート」が新規設定されるという、これまた驚きの発表がありました。
広島地区でも朝の通勤ラッシュは利用者が多く、JR山陽本線と併走する広島電鉄2号線では、朝の時間帯の混雑率が164%(2023年度)と、首都圏並みの混雑率の数字が発表されています。
(参考)
報道発表資料:三大都市圏の平均混雑率が増加<br>〜都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和5年度実績)〜 - 国土交通省
勿論、連接車であるとはいえ、1編成の輸送力が小さい路面電車が為に混雑率が高くなるというのはありますが、ともあれ広島都市圏でも朝の通勤ラッシュはそれ相応に混雑するという事情は共通であるといえます。
そんな広島都市圏に、今回初めて有料座席サービス「うれしート」が設定されることとなりました。
平日は朝の岩国発広島行きの設定は朝ラッシュ時対応ですが、面白いのは土休日の夕方に設定されている岩国発広島行きの列車であります。
「どうしてこんな時間帯の広島行きに『うれしート』が設定されているのか?」と疑問に思う向きもあるかも知れませんが、よく考えるとこの時間帯、宮島口から広島方面への宮島観光の客が多く利用することが考えられることから、それを見込んだ設定、といえるでしょうか。
ともあれ、デビュー1周年となるこの10月に大拡大を行う「うれしート」。
今回新たに設定される線区は、どれも利用が見込まれそうなものとなっていますので、これらの利用状況如何では、更なる拡大があり得るのかも知れませんので、今度はどこの線区に「うれしート」がやって来るのか。
近畿地区では例えば嵯峨野線やJR宝塚線など、広島地区では呉線なんかが考えられそうですが、果たして拡大するとなればどの線区となるのか、楽しみにしておきたいところです。
▲岩国駅に停車中の快速「シティライナー」227系。
土休日・夕方の広島行き2本に「うれしート」が設定されることとなりました。
設定時間帯から推測するに、宮島観光帰りの利用者向けと考えられます。
↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓