北海道新聞の報じるところによれば、、JR北海道では、来年春のダイヤ改正で日本最東端の駅であるJR根室線「東根室駅」を廃止する方向で検討しているとのことであります。
日本最東端の東根室駅、来春の廃止検討 根室駅が新たな最東端に:北海道新聞デジタル
<独自>日本最東端の北海道・東根室駅、来春の廃止検討 根室駅が新たな最東端に(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
廃止の時期は来年春のダイヤ改正で時で、理由としては「利用者の増加が見込みにくい中、駅の管理や維持にかかる費用を削減する狙い」(同新聞報道)とのことであります。
▲根室線・東根室駅(2016年7月撮影)
私自身、この東根室駅には、2016年7月に、根室線乗車と合わせて訪問しました。
(参考)
本数が少ないこともあり、列車での訪問は難しいため、根室駅でレンタカーを借りて、納沙布岬へ行く途中に訪問しました。
ホーム1面だけで駅舎も無い無人駅ですが、国内で最も東にある駅として最果て感を存分に味わった訪問でありました。
この東根室駅、根室市の市街地東部の住宅街にあり、それなりに利用者もあるのでは?と思っており、実際JR北海道の公表資料によると、2022年度の乗車人員は10.8人と、花咲線(根室線・釧路〜根室)の各駅では、釧路(754.6人)、東根室(130.8人)、厚岸(115.6人)、根室(60.4人)、茶内(12.6人)、落石(11.0人)に続く乗車人員で、花咲線区間の中でみると、東根室より更に乗車人員が少ない駅の方が更に多い状況となっています。
(参考)
花咲線(釧路・根室間)2022(令和4)年度線区データ|JR北海道
それではなぜ、他にも乗車人員の少ない駅がある中、東根室駅が廃止の対象として検討されているのかといえば、隣の根室駅までの距離が1.5kmと短く、かつ、代替交通手段として、根室交通バス「公住循環線」の「光洋中学校前」が近くにあることが考えられそうです。
加えて、2023年度より同じく根室交通バスの「落石線」が、実証運行の位置づけで開始されています。
この路線は、落石、西和田といった花咲線の駅もある地域から根室高校を経由して根室市立病院を結ぶバス路線ですが、この路線に東根室駅で乗降する根室高校の通学生が移ったことも、東根室駅廃止検討の大きな理由と言えるかも知れません。
(参考)
落石線時刻表|根室交通
来春に最東端の東根室駅廃止検討か | ♂茉莉花@夢空間⭐花咲線の会のブログ
ともあれ、現在のところJR北海道から正式発表はありませんが、このように報道されている以上、何らかの形で東根室駅に関する動きが出てくるものと思われます。
思えば8年前、7月上旬という陽の長い時期に訪問したここ東根室。
快晴の中到着し、16時過ぎというのにまだ夕方とは思えない陽の高さのなか、はるばる最東端の駅に到達したものでしたが、この時はまさかこの駅が廃止になるとは、正直想像だに出来ませんでした。
それだけに、今回の廃止報道には衝撃を受けたわけでありますが、今後ダイヤ改正発表に向けて、駅の存廃に関する動きもご紹介していきたいな、と思っています。
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日本最東端の東根室駅、来春の廃止検討 根室駅が新たな最東端に:北海道新聞デジタル
<独自>日本最東端の北海道・東根室駅、来春の廃止検討 根室駅が新たな最東端に(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
廃止の時期は来年春のダイヤ改正で時で、理由としては「利用者の増加が見込みにくい中、駅の管理や維持にかかる費用を削減する狙い」(同新聞報道)とのことであります。
▲根室線・東根室駅(2016年7月撮影)
私自身、この東根室駅には、2016年7月に、根室線乗車と合わせて訪問しました。
(参考)
本数が少ないこともあり、列車での訪問は難しいため、根室駅でレンタカーを借りて、納沙布岬へ行く途中に訪問しました。
ホーム1面だけで駅舎も無い無人駅ですが、国内で最も東にある駅として最果て感を存分に味わった訪問でありました。
この東根室駅、根室市の市街地東部の住宅街にあり、それなりに利用者もあるのでは?と思っており、実際JR北海道の公表資料によると、2022年度の乗車人員は10.8人と、花咲線(根室線・釧路〜根室)の各駅では、釧路(754.6人)、東根室(130.8人)、厚岸(115.6人)、根室(60.4人)、茶内(12.6人)、落石(11.0人)に続く乗車人員で、花咲線区間の中でみると、東根室より更に乗車人員が少ない駅の方が更に多い状況となっています。
(参考)
花咲線(釧路・根室間)2022(令和4)年度線区データ|JR北海道
▲花咲線駅別乗車人員(上記Webサイトより引用)
それではなぜ、他にも乗車人員の少ない駅がある中、東根室駅が廃止の対象として検討されているのかといえば、隣の根室駅までの距離が1.5kmと短く、かつ、代替交通手段として、根室交通バス「公住循環線」の「光洋中学校前」が近くにあることが考えられそうです。
加えて、2023年度より同じく根室交通バスの「落石線」が、実証運行の位置づけで開始されています。
この路線は、落石、西和田といった花咲線の駅もある地域から根室高校を経由して根室市立病院を結ぶバス路線ですが、この路線に東根室駅で乗降する根室高校の通学生が移ったことも、東根室駅廃止検討の大きな理由と言えるかも知れません。
(参考)
落石線時刻表|根室交通
来春に最東端の東根室駅廃止検討か | ♂茉莉花@夢空間⭐花咲線の会のブログ
ともあれ、現在のところJR北海道から正式発表はありませんが、このように報道されている以上、何らかの形で東根室駅に関する動きが出てくるものと思われます。
思えば8年前、7月上旬という陽の長い時期に訪問したここ東根室。
快晴の中到着し、16時過ぎというのにまだ夕方とは思えない陽の高さのなか、はるばる最東端の駅に到達したものでしたが、この時はまさかこの駅が廃止になるとは、正直想像だに出来ませんでした。
それだけに、今回の廃止報道には衝撃を受けたわけでありますが、今後ダイヤ改正発表に向けて、駅の存廃に関する動きもご紹介していきたいな、と思っています。
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