JR西日本では、旅行商品「かにカニ日帰りエクスプレス」の利用開始に合わせて、「かに」をデザインした特急ラッピング列車を運行することを発表しました。

4つのブランドの松葉ガニをデザイン!かにの特急ラッピング列車の運行について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【ラッピング列車概要】
・運行期間:
2024年11月7日(木)〜2025年3月頃まで(予定)

・運行区間:
主に新大阪〜城崎温泉間(特急「こうのとり」号として運行)
(特急「きのさき」号として京都〜城崎温泉間で運行する場合もあり)

・対象列車:
289系(4両・1編成)
1号車と4号車にラッピングを実施

・デザイン:
2024102820-54-561
松葉ガニの一大名産地である兵庫県北部の但馬地域を代表する、4つのブランドの松葉ガニをあしらったデザイン。
車両前面にも「かに」をモチーフとしたイラストをデザイン。
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241028_00_press_matsubagani_wrappingtrain.pdf)より引用)

【車内チャイム概要】
・実施期間:
2024年11月7日(木)〜2025年3月頃まで(予定)

・実施内容:
PUFFYの名曲「渚にまつわるエトセトラ」の有名なワンフレーズを、福知山・豊岡・城崎温泉等の到着前の車内チャイムとして再生。

・対象列車:
一部の特急こうのとり号、きのさき号、はしだて号、スーパーはくと号、はまかぜ号、かにカニはまかぜ号で実施
(かにの特急ラッピング列車に限らず、上記の一部列車を対象に実施)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



間もなくカニのシーズンがやってきますが、播但線・山陰本線を経由する特急「かにカニはまかぜ」に、観光列車「はなあかり」が増結されて運行すされることを、当ブログでも既にご紹介しています。
(参考)


これだけでも大きな話題ですが、それに加え、新大阪〜城崎温泉間の特急「こうのとり」の289系に、「かに」をあしらったラッピングが実施されることとなりました。

「かに」のデザインイメージは上記発表資料のとおりですが、車両前面のスペースを活用して生き物をラッピングするのは、「パンダくろしお」でもお馴染みの手法、ともいえなくは無いような気もしますが、まさかそれが「かに」で再現されるとは、ちょっと想像外にも感じました。
(参考)
DSC03278-2_R
▲パンダくろしお287系。
車両前面の白いスペースをパンダの顔に見立て、耳や目を黒で表現するデザイン手法が採られています。

それ以上に驚いた、そして一定年齢以上の世代にとっては「懐かしい」とも思えるのが、「PUFFYの車内チャイム」といえるでしょう。
発表資料によれば、「PUFFY の名曲『渚にまつわるエトセトラ』の有名なワンフレーズ」とありますが、「かに」の時期に合わせての車内チャイム実施、となれば、このフレーズしか無いのでしょうね。

上記動画のスタート時点で頭出している箇所にある曲中の歌詞、「カニ 食べ 行こう」がまさにその「有名なワンフレーズ」に相当するかと思います。
(注:上記歌詞については、著作権法第32条に基づき「渚にまつわるエトセトラ」の歌詞より「引用」しています。)

まさに「カニを食べに行く」のにピッタリな車内チャイムが、どのようにアレンジされて流れるのか、289系「かに」ラッピングと同様に面白い取り組みと感じましたので、機会があれば是非乗りに行きたいと思います。



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