JR西日本では、現在近畿エリア及び広島エリアで実施している有料座席サービス「うれしート」について、来年(2025年)春より設定路線等を拡大することを発表しました。
有料座席サービス「快速 うれしート」拡大のお知らせ〜設定線区及び運転本数を拡大し、快適な移動をご提供します〜:JR西日本
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧ください。
昨年10月にサービス開始した、JR西日本の有料着席サービス「うれしート」。
(参考)
朝通勤時間帯等、有料着席ニーズが高まる時間帯・区間に、通常の転換クロスシートの一部を有料エリアとし、割安な料金で着席ニーズに応えるサービスです。
そのコンセプトが多くの利用者の支持を得ているのでありましょうか、今年3月、10月に相次いで拡大し、現在では近畿エリアはもとより、中国エリアでも実施されています。
(参考)
この「うれしート」、一般席とを仕切る「のれん」があれば、転換クロスシートの車両が運用されている線区では比較的容易に導入できることから、今後も着席ニーズの高い区間での新規設定は有り得るのかな、と考えていましたが、果たしてその通り、来年春にも新規設定線区が発表されました。
来年春に新たに「うれしート」が導入される線区として個人的に注目したのは、「嵯峨野線」と「JR宝塚線」です。
まず嵯峨野線は、園部・亀岡方面からの通勤・通学利用に加え、シーズン時には嵐山・亀岡方面のインバウンドを含む観光利用で混雑することもあり、こういった時間帯に「うれしート」が設定されることも考えられます。
とすれば、先の広島エリアの土休日に設定されているような、観光利用目的の「うれしート」も考えられるかも知れません。
もう一つの「JR宝塚線」ですが、先に下記の「こうのとり」がコロナ禍からの利用者の回復の遅さを取り上げた記事でも、JR宝塚線「うれしート」の可能性にも触れていたのですが、まさか即刻発表があるとは、これまた執筆者としても驚くばかりです。
(参考)
下記記事のように、「サブスク」も実施される「こうのとり」ですが、今回「うれしート」が導入されたことにより、利用率の改善が見込まれなければ、本当に減便される可能性も無い、とも言えなくなってきているのかな、とも感じたりしました。
(参考)
ともあれ、これで近畿エリアで「うれしート」が導入されていない主要線区は「琵琶湖線」「学研都市線」そして「阪和線」を残すのみとなりました。
このうち琵琶湖線はJR京都線等と車両が共通なこともあり、今度導入の可能性は高そうです。
一方で、「学研都市線」は、現在のところ転換クロスシートの車両が走っておらず、また他の線区とは異なり4扉車であることも併せ持って考えると、「うれしート」導入は難しそうですが、一方で有料着席サービスのニーズも決して低くないと思われますので、今後どのような展開がされていくのか、期待したいところです。
一方「阪和線」は、転換クロスシートの車両が走っている一方、他の線区とは異なり1列+2列と座席数が少ないことから、有料着席サービスに関しては「うれしート」よりも「くろしお」で対応していくのかな、とも考えられます。
しかし、これとて素人の勝手な思い込みですので、阪和線の途中駅利用ニーズを分析して、あえて3列の車両でも「うれしート」を実施する可能性が皆無とは言い切れないでしょう。
ともあれ、グッドデザイン賞も受賞し、利用者の支持も順調に広がっている「うれしート」。
まずは来春導入線区でのダイヤ等に注目しながら、更なる展開も楽しみにしたいと思います。
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有料座席サービス「快速 うれしート」拡大のお知らせ〜設定線区及び運転本数を拡大し、快適な移動をご提供します〜:JR西日本
概要は以下のとおりです。
【新規導入線区】
・琵琶湖線/JR京都線
・嵯峨野線
・JR宝塚線
【本数拡大線区】
・JR神戸線
・奈良線
【サービス設定区間】
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241120_00_press_Kaisokuureseatkakudai.pdf)より引用)
【サービス開始予定】
2025年春
詳細は、上記発表資料をご覧ください。
昨年10月にサービス開始した、JR西日本の有料着席サービス「うれしート」。
(参考)
朝通勤時間帯等、有料着席ニーズが高まる時間帯・区間に、通常の転換クロスシートの一部を有料エリアとし、割安な料金で着席ニーズに応えるサービスです。
そのコンセプトが多くの利用者の支持を得ているのでありましょうか、今年3月、10月に相次いで拡大し、現在では近畿エリアはもとより、中国エリアでも実施されています。
(参考)
この「うれしート」、一般席とを仕切る「のれん」があれば、転換クロスシートの車両が運用されている線区では比較的容易に導入できることから、今後も着席ニーズの高い区間での新規設定は有り得るのかな、と考えていましたが、果たしてその通り、来年春にも新規設定線区が発表されました。
来年春に新たに「うれしート」が導入される線区として個人的に注目したのは、「嵯峨野線」と「JR宝塚線」です。
まず嵯峨野線は、園部・亀岡方面からの通勤・通学利用に加え、シーズン時には嵐山・亀岡方面のインバウンドを含む観光利用で混雑することもあり、こういった時間帯に「うれしート」が設定されることも考えられます。
とすれば、先の広島エリアの土休日に設定されているような、観光利用目的の「うれしート」も考えられるかも知れません。
もう一つの「JR宝塚線」ですが、先に下記の「こうのとり」がコロナ禍からの利用者の回復の遅さを取り上げた記事でも、JR宝塚線「うれしート」の可能性にも触れていたのですが、まさか即刻発表があるとは、これまた執筆者としても驚くばかりです。
(参考)
下記記事のように、「サブスク」も実施される「こうのとり」ですが、今回「うれしート」が導入されたことにより、利用率の改善が見込まれなければ、本当に減便される可能性も無い、とも言えなくなってきているのかな、とも感じたりしました。
(参考)
ともあれ、これで近畿エリアで「うれしート」が導入されていない主要線区は「琵琶湖線」「学研都市線」そして「阪和線」を残すのみとなりました。
このうち琵琶湖線はJR京都線等と車両が共通なこともあり、今度導入の可能性は高そうです。
一方で、「学研都市線」は、現在のところ転換クロスシートの車両が走っておらず、また他の線区とは異なり4扉車であることも併せ持って考えると、「うれしート」導入は難しそうですが、一方で有料着席サービスのニーズも決して低くないと思われますので、今後どのような展開がされていくのか、期待したいところです。
一方「阪和線」は、転換クロスシートの車両が走っている一方、他の線区とは異なり1列+2列と座席数が少ないことから、有料着席サービスに関しては「うれしート」よりも「くろしお」で対応していくのかな、とも考えられます。
しかし、これとて素人の勝手な思い込みですので、阪和線の途中駅利用ニーズを分析して、あえて3列の車両でも「うれしート」を実施する可能性が皆無とは言い切れないでしょう。
ともあれ、グッドデザイン賞も受賞し、利用者の支持も順調に広がっている「うれしート」。
まずは来春導入線区でのダイヤ等に注目しながら、更なる展開も楽しみにしたいと思います。
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