東海道新幹線では、7号車を「S Work車両」として、モバイル端末等を利用できる車両として設定しています。
(参考)


そしてこの「S Work車両」のうち、一部の座席については、パーテーションが設置された「S WorkPシート」として昨年(2023年)10月より設定されています。
(参考)

サービス開始から1年が経過しましたが、今回この「Pシート」を利用することができましたので、その様子をご紹介したいと思います。



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今回Pシートを利用したのは、「のぞみ227号」。この日は新型車両N700Sが充当されていました。
N700S自体は、今年7月に西九州新幹線で乗車したことがありますが、東海道・山陽新幹線では初めての利用となります。

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「Pシート」の様子はこんな感じでした。
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▲7号車に「S Work」ステッカーが貼られています。
(新大阪到着後に撮影しました。)

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「Pシート」に着席し、A席から横を眺めてみます。
B席の部分にはパーテーションが設けられており、隣を気にせず作業をすることができます。
このパーテーションによる仕切が、個人的な感想でありますが意外と効果があり、このために追加料金を支払ってPシートを使う価値はあるように感じました。

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Pシートのもう一つの特徴は、手前に引き出すことのできる座席のテーブルです。
テーブルを引き出すことにより、PC作業時に肘掛けから手を伸ばさずにキーボード操作が可能となっています。
しかも引き出した後、斜めに傾斜する構造となっており、キーボード作業が非常にしやすいものとなっています。

おかげで、今回乗車した東京〜新大阪の間で、延々とこの記事を含むブログ記事を、スマホに外付けのキーボードで作業してもストレスを感じることはありませんでした。
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▲このように、キーボードを置いて作業する際も、テーブルの傾きが両手にフィットして、大変入力しやすい環境でした。
2時間半の乗車時間でしたが、ひたすら入力作業(という名前のブログ記事作成)を続けていたら、あっという間でした。

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▲一部編成では、「ビジネスブース」が用意されています。

このブースは、車内備え付けのリーフレットのQRコードを読みとることで利用が可能となっています。
(※QRコードは、トラブル防止のため上記画像では黒塗りにしています。)

利用料金は10分200円となっており、ちょっと込み入った電話やWebでの打ち合わせなどに重宝するものと思われます。
今回は特に利用する機会はありませんでしたが、今後の出張の際に活用できればと思っています。



以上、ご紹介した「S WorkPシート」。
普通車指定席の料金に1,200円が上乗せされるわけですが、3日前までの場合ですと、「EXグリーン早特3ワイド」とあまり変わらない価格となっています。
(参考)


(例)
東京〜新大阪間:
EXグリーン早特3ワイド:15,940円(注:3日前までの予約が必要、設定除外日あり、席数限定)
S WorkPシート:14,520円+1,200円=15,720円


ただ、上述のように、「テーブルを手前まで引き出せる上に、作業しやすいように斜めに傾く」こと、そして「パーテーションが設置されている」ことから他の席からの視界を遮ることができることを考えると、使いようによってはグリーン車よりも利用価値がある座席かも知れません。

「PC作業に注力したい時はPシート」「ひたすらゆっくりしたいときはグリーン車」と、利用シーンに応じて使い分けるのがいいのかな、とも思いましたが、個人的には、新幹線の車内ではブログ作成やSNS投稿等、キーボード作業も結構多いので、今後東海道・山陽新幹線を利用する際には、積極的に「Pシート」を積極的に活用していきたいな、とも感じました。



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