青森県を新聞社である「東奥日報」によると、弘南鉄道は、弘前市で開かれた沿線市町村との協議で、大鰐線(大鰐〜中央弘前)を2027年度末をもって運行休止する意向を伝えたことが報じられています。
弘南鉄道、大鰐線を27年度末で運行休止の意向|速報|Web東奥
東奥日報によりますと、運行休止の理由としては、「物価高騰や人員不足で、収支改善が見込めないため」としています。
この大鰐線ですが、このブログでも過去にご紹介したように、2016年度末の廃止方針が株主総会で示されたものの、その後この廃止は撤回され、存続に向けた協議会に参加することとなりました。
(参考)
しかしそれから約10年後、再び路線の存廃に向けた動きが表面化してきました。
今回弘南鉄道が意向を伝えたのは、「廃止」ではなくあくまで「休止」となっているところが、約10年前に表面化した際との違い、といえます。
「休止」ということは、条件が整えば「再開」もあり得るのでしょうが、とはいえ元より利用者が少ない大鰐線ですので、再開が叶う条件が整うのか、というのも厳しいところといえます。
一方でこの大鰐線、つい半年ほど前に沿線市町の弘前市と大鰐町が存続に前向きな姿勢をみせたと「タビリス」が報じていました。
(参考)
弘南鉄道大鰐線が存続へ。運転士不足でバス転換難しく。弘前市長が表明 | タビリス
少ない輸送密度である一方、運転士の不足によるバス代替も難しいことから、存続の意向を沿線自治体が示していたのにも関わらず、「休止」の意向を表明したことは、バスだけで無く鉄道も人手不足など経営上厳しい状況であることがわかります。
JR奥羽本線と併走していることもあり、条件的に厳しいこの大鰐線。
一方で沿線自治体は存続の意向を示している中での「休止」発表ですから、今後存廃に向けてどのような動きとなるのか、引き続き注目したいと思います。
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弘南鉄道、大鰐線を27年度末で運行休止の意向|速報|Web東奥
東奥日報によりますと、運行休止の理由としては、「物価高騰や人員不足で、収支改善が見込めないため」としています。
この大鰐線ですが、このブログでも過去にご紹介したように、2016年度末の廃止方針が株主総会で示されたものの、その後この廃止は撤回され、存続に向けた協議会に参加することとなりました。
(参考)
しかしそれから約10年後、再び路線の存廃に向けた動きが表面化してきました。
今回弘南鉄道が意向を伝えたのは、「廃止」ではなくあくまで「休止」となっているところが、約10年前に表面化した際との違い、といえます。
「休止」ということは、条件が整えば「再開」もあり得るのでしょうが、とはいえ元より利用者が少ない大鰐線ですので、再開が叶う条件が整うのか、というのも厳しいところといえます。
一方でこの大鰐線、つい半年ほど前に沿線市町の弘前市と大鰐町が存続に前向きな姿勢をみせたと「タビリス」が報じていました。
(参考)
弘南鉄道大鰐線が存続へ。運転士不足でバス転換難しく。弘前市長が表明 | タビリス
少ない輸送密度である一方、運転士の不足によるバス代替も難しいことから、存続の意向を沿線自治体が示していたのにも関わらず、「休止」の意向を表明したことは、バスだけで無く鉄道も人手不足など経営上厳しい状況であることがわかります。
JR奥羽本線と併走していることもあり、条件的に厳しいこの大鰐線。
一方で沿線自治体は存続の意向を示している中での「休止」発表ですから、今後存廃に向けてどのような動きとなるのか、引き続き注目したいと思います。
▲中央弘前駅に停車中の弘南鉄道7000系(上)と中央弘前駅舎(下)。
私が大鰐線に乗車したのは、今から12年前の2012年2月のことでした。
乗車した日は日曜日とあってか、乗客は少なめでしたが、一方で併走するJR奥羽本線とは異なりこまめに駅が設けられていることもあり、一定の棲み分けができているように感じました。
この大鰐線が休止と報じられていますが、仮に廃止となって代行輸送するにしても、バス事業者も人手不足であることから、今後どのような存廃の動きとなるのか、引き続き注目したいと思います。
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