南海電鉄と泉北高速鉄道では、合併に伴う両社相互間の普通運賃及び定期運賃について、2025年4月1日(火)から南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを実施することを発表しました。
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 南海電鉄
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 泉北高速鉄道
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
来年4月1日をもって南海電鉄と合併する「泉北高速鉄道」。
既に、合併後の路線名「泉北線」、ラインカラー「黄緑色」が発表されています。
そして今回、利用者の多くが最も気にしている「合併後の運賃」が発表されました。
2023年12月の経営統合が発表された際に、既に「初乗り運賃の二度払い解消」の検討が発表されていることから、合併後の南海電鉄線との運賃は値下げになることは予想されていましたが、問題はどの程度値下げになるのか、というところでした。
(参考)
今回発表された南海・泉北相互間の運賃をみますと、南海と泉北高速相互間の運賃は、南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消することとしています。
加えて、南海電鉄の運賃表を適用した場合に高くなる区間については、これまでどおりの運賃とすることにしています。
現在、既に乗継割引が適用されている普通運賃に比べ、特にメリットが大きいのが定期運賃といえるでしょう。
一例として、泉ヶ丘〜難波、泉ヶ丘〜堺東の運賃を上記で記載していますが、通勤定期で20%以上、通学定期で30%以上と大幅な値下げになることが読み取れます。
経営統合が契機とはいえ、ここまで大幅な値下げ、というのはあまり例が無く、泉北高速鉄道の利用者にとっては恩恵は大きいといえます。
加えて、これまで中百舌鳥駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えていた泉北線利用者(特に定期券利用者)が、今回の値下げによって、御堂筋線経由から高野線経由に変更することも増えるのではないか、と思われます。
果たして値下げ後、競合となる御堂筋線の利用者数にどのような影響が出てくるのか、にも注目しておきたいと思います。
私自身、幼少の頃から大学卒業まで、泉北高速鉄道線の泉ケ丘駅を最寄り駅としていました。
中百舌鳥を境に初乗り運賃が加算されるスタイルを、当然の物として受け入れてきましたが、来年4月にはそんなことも無くなるのか、と思うと、感慨深いものを感じます。
と同時に、今回の運賃値下げにより、住環境に優れている泉北ニュータウンが再び脚光を浴び、沢山の人に選ばれる街として更に賑やかになればいいな、とかつて泉北に住んでいた者の一人として思ったニュースでありました。
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 南海電鉄
2025年4月1日(火)から、南海・泉北相互間の運賃値下げを実施します | 泉北高速鉄道
概要は以下のとおりです。
【実施日】
2025年4月1日(火) 初列車から
(※)値下げ後の運賃で乗車券を購入する場合は、4月1日の初列車以降に購入
【対象区間】
南海電鉄各駅と泉北高速各駅の相互間
(泉北高速のみの各駅相互間の運賃は変更なし)
【値下げの概要】
・初乗り運賃の二度払いを解消
・対象区間に南海電鉄の運賃表を適用。
⇒定期運賃(通勤・通学)は全区間で値下げ
普通運賃は一部区間を除き、ほとんどの区間で値下げ。なお現行運賃より高くなる場合は現行運賃を維持
【その他】
・泉北高速内の小児IC普通運賃(一律50円)は2025年4月1日以降も維持。
但し運賃計算方法の変更により、現行運賃より高くなる場合がある。
・泉北高速内の普通運賃及び定期運賃、光明池〜和泉中央の加算運賃、特急「泉北ライナー」の特別急行料金、定期特別急行料金は変更なし
【運賃比較例(泉ケ丘駅発着)】
・泉ヶ丘〜難波:
普通運賃・・・490円(値下げ額0円)
通勤1ヶ月・・・18,770円(値下げ額▲5,210円)
通学1ヶ月・・・6,060円(値下げ額▲9,670円)
・泉ヶ丘〜堺東:
普通運賃・・・290円(値下げ額▲90円)
通勤1ヶ月・・・12,690円(値下げ額▲4,450円)
通学1ヶ月・・・5,030円(値下げ額▲2,000円)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
来年4月1日をもって南海電鉄と合併する「泉北高速鉄道」。
既に、合併後の路線名「泉北線」、ラインカラー「黄緑色」が発表されています。
そして今回、利用者の多くが最も気にしている「合併後の運賃」が発表されました。
2023年12月の経営統合が発表された際に、既に「初乗り運賃の二度払い解消」の検討が発表されていることから、合併後の南海電鉄線との運賃は値下げになることは予想されていましたが、問題はどの程度値下げになるのか、というところでした。
(参考)
今回発表された南海・泉北相互間の運賃をみますと、南海と泉北高速相互間の運賃は、南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消することとしています。
加えて、南海電鉄の運賃表を適用した場合に高くなる区間については、これまでどおりの運賃とすることにしています。
現在、既に乗継割引が適用されている普通運賃に比べ、特にメリットが大きいのが定期運賃といえるでしょう。
一例として、泉ヶ丘〜難波、泉ヶ丘〜堺東の運賃を上記で記載していますが、通勤定期で20%以上、通学定期で30%以上と大幅な値下げになることが読み取れます。
経営統合が契機とはいえ、ここまで大幅な値下げ、というのはあまり例が無く、泉北高速鉄道の利用者にとっては恩恵は大きいといえます。
加えて、これまで中百舌鳥駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えていた泉北線利用者(特に定期券利用者)が、今回の値下げによって、御堂筋線経由から高野線経由に変更することも増えるのではないか、と思われます。
果たして値下げ後、競合となる御堂筋線の利用者数にどのような影響が出てくるのか、にも注目しておきたいと思います。
私自身、幼少の頃から大学卒業まで、泉北高速鉄道線の泉ケ丘駅を最寄り駅としていました。
中百舌鳥を境に初乗り運賃が加算されるスタイルを、当然の物として受け入れてきましたが、来年4月にはそんなことも無くなるのか、と思うと、感慨深いものを感じます。
と同時に、今回の運賃値下げにより、住環境に優れている泉北ニュータウンが再び脚光を浴び、沢山の人に選ばれる街として更に賑やかになればいいな、とかつて泉北に住んでいた者の一人として思ったニュースでありました。
▲大和川橋梁を通過する泉北高速鉄道7000系。
来年4月より泉北高速鉄道と南海電鉄が合併となるのを期に、運賃値下げが実施されます。
特に定期運賃は大幅な値下げが実現します。