南海電鉄では、現在一般車両として運行している「2200系車両」(2両)2編成が、2025年春に引退することを発表しました。
また、引退を記念として、2200系2編成のうち1編成に2種類のヘッドマーク掲出と復元塗装を施し、2025年1月20日(月)から2025年春まで、高野線の一部区間(汐見橋線)と各支線で運行することも、併せて発表しました。

【一般車両“2200系”が2025年春に引退】約30年前の塗装を施し、さよなら運行を実施!2種類のヘッドマークも掲出! | 南海電鉄

概要は以下のとおりです。

【引退予定時期】
2025年春
(観光列車「天空」1編成は除く)

【復元編成運行開始日】
2025年1月20日(月)

【運行予定区間】
高野線(汐見橋線)、高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線

【復元塗装内容】
22000系(改造前の2200系車両の形式)として運行していた、約30年前の「オリエンタルグリーンの車体」「エメラルドグリーンの帯」を復元
(2200系への復元塗装は初)

【記念ヘッドマークデザイン】
2024121021-25-211
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/241210.pdf)より引用)

【2200系復元デザイン車両撮影会】
・日時:
2025年1月18日(土) 10時〜11時、13時〜14時

・実施場所:
南海電鉄 住ノ江車庫内

・参加費:
1名 6,600円

・申込方法:
「ぶらりたび」ホームページより申し込み
https://www.nankai.co.jp/odekake/burari.html

・募集期間:
2024年12月12日(木)10時〜12月16日(月)17時

【2200系復元デザイン車両お披露目会】
・日時:
2025年1月19日(日) 10時〜15時

・場所:
汐見橋駅

・内容:
汐見橋駅2番線に留置した復元塗装の2200系車両の外観・内観を自由に撮影

・料金:
無料(汐見橋駅までの交通費は各自負担、汐見橋駅への入場は無料)

【その他】
・2200系復元塗装の運行ダイヤは、運行日3日前以降に南海電鉄コールセンターで案内。
・南海アプリの運行情報で、2200系復元塗装のアイコンを表示


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



これまで南海電鉄の各支線で運行されてきた2200系。
元は「22000系」として、高野線の急行大運転(難波〜極楽橋)で運行されてきましたが、その後2000系の投入により、1997年からワンマン化改造が行われ、多奈川線等の各支線で運用されました。

観光列車「天空」に改造された編成以外は、長らく支線を中心に活躍してきましたが、老朽化が進んでいることに加え、下記記事でご紹介したように2000系が各支線でも運用されるようになり、置き換えが進められるようになりました。
(参考)


そしてこの度、この2200系が引退することが発表されました。
引退に際し、1編成は懐かしいグリーン基調の塗装を復元させることとしていますが、この塗装こそ、私が幼少から中学生にかけて、高野線で見かけた「遠くへ行く急行列車」そのもので、まさかこのタイミングでこのような復元が実施されるとは思いもしませんでした。

復元塗装編成の運行に先立ち、住ノ江車庫内で撮影会を実施されることに加え、汐見橋駅でお披露目会が実施されるというのも、今回新たな目玉、といえるでしょう。
通常は列車のいない2番線を活用して、割と長い時間見学できるので、じっくり撮影などを楽しむことができそうです。

復元塗装の2200系車両は、汐見橋線だけでなく、各支線で運行されるとのことですので、私の近くの支線の「多奈川線」や「和歌山港線」でも見かけることができそうなので、是非機会をみつけて、懐かしいグリーン基調の2200系を記録しておきたいな、と思います。

DSC02281_R
▲南海電鉄2200系(住ノ江車庫)
昨年12月に開催された「鉄道友の会」主催の撮影会での記録です。
下記記事にて当時の撮影会の様子をご紹介しますので、今回発表のあった復元塗装撮影会の応募の参考にしていただければと思います。
(参考)