JR北海道では、これまでとは異なる全く新しい観光列車「赤い星」「青い星」を走らせる「スタートレイン計画」を進めていますが、この度この「赤い星」「青い星」の運行時期やルートの概要が発表されました。

スタートレイン計画〜「赤い星」「青い星」運行時期とルート、車両の改造状況について〜|JR北海道

概要は以下のとおりです。

【「赤い星」編成】
・2026年4月下旬〜7月中旬:
釧網線 釧路〜知床斜里

・2026年7月下旬〜11月上旬:
北海道周遊

・2027年1月下旬〜3月上旬:
函館線・石北線 札幌〜網走

【「青い星」編成】
・2026年6月上旬〜9月中旬:
富良野線 旭川・美瑛〜富良野

・2027年1月下旬〜3月上旬
釧網線 網走〜知床斜里

jrhokkaido_startrain
▲運行ルートイメージ
(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20241218_KO_startrain.pdf)より引用)

【現行「ノロッコ号」の運行終了】
現行の「ノロッコ号」に使用している機関車は経年45年以上、客車は40年以上が経過し、老朽化が進行するとともに、使用部品の生産中止が相次いでいることから、現行「ノロッコ号」(機関車+展望客車)での運行は、2025年度をもって終了


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記記事でご紹介したように、JR北海道では、キハ143形を改造した観光列車を導入することを、既に発表しています。
(参考)


今回、この運行時期とルート等が発表されましたが、釧網線と富良野線と、多くの観光客に親しまれているルートが選ばれています。

釧網線と富良野線が選ばれているのにはもう一つ理由があるようで、同時に発表された「ノロッコ号」の運行終了も関連していると思われます。

釧網線の「くしろ湿原ノロッコ号」、富良野線の「富良野・美瑛ノロッコ号」は、機関車と展望客車の編成として長年運転されてきましたが、機関車、客車ともに老朽化が進んでいること、そして交換部品も入手が難しく、持続的な運行が困難となっていることから、今回終了が発表されました。

これら「ノロッコ号」の後継として、「赤い星」「青い星」が投入されるという意味からも、釧網線と富良野線は外せないのかな、と思いました。


気になる料金等は、2025年春に発表されるようですので、その際にはこのブログでもご紹介していきたいな、と思います。