関西本線の亀山〜加茂間の活性化利用促進に取り組んでいる「関西本線活性化利用促進三重県会議」では、同線沿線地域外からの観光を目的とした移動の潜在需要の取り組みに関する検証を行うため、名古屋と伊賀上野を乗り換えなしで結ぶ「実証列車」の運行を決定したことを発表しました。
大都市と沿線地域(名古屋駅−伊賀上野駅間)を結ぶ実証列車を運行します:JR西日本
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
JR西日本の関西本線・亀山〜加茂間は、現在キハ120形が運行するローカル線ですが、かつては名古屋から大阪方面への在来線ルートの一つとして優等列車が運行されていました。
民営化後も、急行「かすが」として名古屋〜奈良間で運行されていたこの区間の優等列車も、2006年3月のダイヤ改正で廃止となりました。
(参考)
一方、この区間では従前より少なかった利用者が更に減少しており、2023年度の平均通過人員(輸送密度)は942人/日と、大量輸送としう鉄道としての特性が十分に発揮できていない状況にあります。
これを受けて沿線地元の自治体を中心に「関西本線活性化利用促進三重県会議」という会議を設置し、線区の活性化や利用促進に取り組んでいます。
今回この利用促進会議が、沿線地域外の大都市からの潜在需要の取り込みについての検証を行うことを目的に、名古屋と伊賀上野を結ぶ直通列車の運行を実施することとなりました。
この直通列車に充当される車両は、何とJR東海のキハ75形であります。
かつて、急行「かすが」として運用されていたキハ75形が19年ぶりに亀山以西の関西本線に再び足を踏み入れることとなります。
団体列車としての運行ですので、乗車にはツアーの参加が必要となり、往復のみのプランの他、関や伊賀上野で観光等が楽しめるプランが用意されています。
鉄道ファン向けには特に、伊賀鉄道の車庫が見学できるプランも用意されており、今となっては貴重な、名古屋〜伊賀上野の直通乗車と併せて楽しむことができるのではないのでしょうか。
久々にJR西日本エリアの線区に踏み入れるキハ75形。
ダイヤも公開されていることから、運行当日は多くのファンが沿線に集まるのではないかと思われますが、あくまで運行の目的は「利用促進に向けての潜在需要取り込み」。
この直通列車以外の列車の利用も増えるよう、現地の見学には関西本線の列車を利用する等、ファンとしても沿線地域の取り組みへの応援を、「行動」という形で示していきたいところですね。
大都市と沿線地域(名古屋駅−伊賀上野駅間)を結ぶ実証列車を運行します:JR西日本
概要は以下のとおりです。
【運転日】
2025年2月16日(日)、22日(土)
両日ともに1往復運行
【ダイヤ】
名古屋8:51発⇒関10:09着⇒伊賀上野10:45着
伊賀上野15:34発⇒関16:18発⇒名古屋17:44着
【使用車両】
キハ75形 2両編成(JR東海所属)
【旅行商品】
・A.フリープラン:
名古屋〜伊賀上野:7,900円、名古屋〜関:7,600円
・B.ガイドが案内する関宿歴史刊行プラン:
8,400円
・C.伊賀牛グルメ満喫プラン:
19,800円
・D.伊賀鉄道車庫見学プラン:
13,800円
【旅行商品の販売期間】
第1次(抽選):
1月10日(金)13時〜1月16日(木)17時
(1月17日当選発表)
第2次(先着順):
1月22日(水)15時〜2月3日(月)17時
(第1次申込の抽選後に空席が生じたプランの残席を受付)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
JR西日本の関西本線・亀山〜加茂間は、現在キハ120形が運行するローカル線ですが、かつては名古屋から大阪方面への在来線ルートの一つとして優等列車が運行されていました。
民営化後も、急行「かすが」として名古屋〜奈良間で運行されていたこの区間の優等列車も、2006年3月のダイヤ改正で廃止となりました。
(参考)
一方、この区間では従前より少なかった利用者が更に減少しており、2023年度の平均通過人員(輸送密度)は942人/日と、大量輸送としう鉄道としての特性が十分に発揮できていない状況にあります。
これを受けて沿線地元の自治体を中心に「関西本線活性化利用促進三重県会議」という会議を設置し、線区の活性化や利用促進に取り組んでいます。
今回この利用促進会議が、沿線地域外の大都市からの潜在需要の取り込みについての検証を行うことを目的に、名古屋と伊賀上野を結ぶ直通列車の運行を実施することとなりました。
この直通列車に充当される車両は、何とJR東海のキハ75形であります。
かつて、急行「かすが」として運用されていたキハ75形が19年ぶりに亀山以西の関西本線に再び足を踏み入れることとなります。
団体列車としての運行ですので、乗車にはツアーの参加が必要となり、往復のみのプランの他、関や伊賀上野で観光等が楽しめるプランが用意されています。
鉄道ファン向けには特に、伊賀鉄道の車庫が見学できるプランも用意されており、今となっては貴重な、名古屋〜伊賀上野の直通乗車と併せて楽しむことができるのではないのでしょうか。
久々にJR西日本エリアの線区に踏み入れるキハ75形。
ダイヤも公開されていることから、運行当日は多くのファンが沿線に集まるのではないかと思われますが、あくまで運行の目的は「利用促進に向けての潜在需要取り込み」。
この直通列車以外の列車の利用も増えるよう、現地の見学には関西本線の列車を利用する等、ファンとしても沿線地域の取り組みへの応援を、「行動」という形で示していきたいところですね。
▲鳥羽駅に停車中のJR東海キハ75形。
現在は専ら快速「みえ」に充当されていますが、今回団体臨時列車としてJR西日本エリアに久々に乗り入れることとなります。
▲伊賀鉄道の車庫(2014年伊賀鉄道まつりで撮影)
今回の団体列車のプランには、こちらの車庫見学プランも用意されています。