「阪和線全駅データベース」で収集したデータを元に考察してみる「阪和線コラム」。
二回目の今回は、開業の「新しい駅」「古い駅」について考えてみたいと思います。
まず「開業が古い駅」としては、当然の話ですが、阪和線の前身である阪和電気鉄道が最初に開業した、阪和天王寺(現・天王寺)〜和泉府中・鳳〜阪和浜寺(現・東羽衣)間に、開業と同時に設置された以下の各駅となります。
その翌年の1930年には、5月1日に我孫子観音前(現・我孫子町)が設置された後、6月16日には和泉府中〜阪和東和歌山(現・和歌山)開業に伴い以下の駅が設置されました。
逆に開業が新しい駅は果たしてどこなのか。
新しい順に紹介していきます。
【第1位】
下松(しもまつ)駅(1984年4月1日開業)

【第2位】
和泉鳥取駅(1963年4月1日開業)

【第3位】
津久野駅(1960年9月1日開業)

いずれの駅も、人口増加に伴う住宅街の拡大に伴って、設置された駅、という共通項があるように見受けられます。
ただ、これ以上の情報はネット上を探してもあまり無いので、いつの日かこれらの駅の開業への経緯を調べて、当ブログでご紹介できればいいな、と考えています。
特に私の最寄り駅である「和泉鳥取」の建設・開業経緯は、地元の図書館等で資料をあたり、真剣に研究してみたいな、と思っています。
その研究成果を披露できるのは果たしていつの日か、といったところですが、気長に、それこそライフワークとして取り組んでいきたいと思います。
ところで上記の「開業が新しい駅」を見てお気づきかも知れませんが、阪和線内には、国鉄分割民営化後に開業した駅が全くありません。
最も新しい下松(しもまつ)駅でも1984年の開業なので、国鉄時代の開業となります。
民営化後、JR西日本の近畿エリアでは、並行する民鉄との競争や、宅地開発の拡大などから、新駅が続々と誕生しました。
近畿エリアの各線で、民営化後に開業した駅をあげますと、以下のとおりとなります。
民営化後に新駅が開業していない近畿エリアの主要線区となると、「大阪環状線」「JR宝塚線」となりますが、大阪環状線では大和路線の「今宮駅」が民営化後に設けられています。
また、JR宝塚線についても、民営化直前の1986年11月1日に「西宮名塩駅」「新三田駅」が開業しています。
こうしてみると、近畿エリアのJR線で、長らく新駅が設けられていないのは阪和線のみ、として差し支え無いでしょう。
その理由として推測されるのは、概ね以下のことが考えられそうです。
あたりが考えられます。
いずれも私の勝手な推測ですが、あながち外れてもないのかな、と感じていますが、どんなものでしょうか。
今回は「開業年月日」のデータから、阪和線の中でも新しい駅、古い駅を見てみました。
次回もまた、別のデータから阪和線の各駅の姿を見ていきたいと思います。
二回目の今回は、開業の「新しい駅」「古い駅」について考えてみたいと思います。
まず「開業が古い駅」としては、当然の話ですが、阪和線の前身である阪和電気鉄道が最初に開業した、阪和天王寺(現・天王寺)〜和泉府中・鳳〜阪和浜寺(現・東羽衣)間に、開業と同時に設置された以下の各駅となります。
・天王寺(阪和天王寺)
・南田辺
・長居(臨南寺前)
・杉本町
・百舌鳥(仁徳御陵前)
・上野芝
・鳳
・信太山
・和泉府中
・東羽衣(阪和浜寺)
(カッコ内は開業時の駅名)
その翌年の1930年には、5月1日に我孫子観音前(現・我孫子町)が設置された後、6月16日には和泉府中〜阪和東和歌山(現・和歌山)開業に伴い以下の駅が設置されました。
・久米田
・東岸和田(土生郷)
・和泉橋本
・熊取
・日根野
・長滝
・新家
・和泉砂川(信達)
・山中渓
・紀伊
・六十谷
・和歌山(阪和東和歌山)
(カッコ内は開業時の駅名)
逆に開業が新しい駅は果たしてどこなのか。
新しい順に紹介していきます。
【第1位】
下松(しもまつ)駅(1984年4月1日開業)

【第2位】
和泉鳥取駅(1963年4月1日開業)

【第3位】
津久野駅(1960年9月1日開業)

いずれの駅も、人口増加に伴う住宅街の拡大に伴って、設置された駅、という共通項があるように見受けられます。
ただ、これ以上の情報はネット上を探してもあまり無いので、いつの日かこれらの駅の開業への経緯を調べて、当ブログでご紹介できればいいな、と考えています。
特に私の最寄り駅である「和泉鳥取」の建設・開業経緯は、地元の図書館等で資料をあたり、真剣に研究してみたいな、と思っています。
その研究成果を披露できるのは果たしていつの日か、といったところですが、気長に、それこそライフワークとして取り組んでいきたいと思います。
ところで上記の「開業が新しい駅」を見てお気づきかも知れませんが、阪和線内には、国鉄分割民営化後に開業した駅が全くありません。
最も新しい下松(しもまつ)駅でも1984年の開業なので、国鉄時代の開業となります。
民営化後、JR西日本の近畿エリアでは、並行する民鉄との競争や、宅地開発の拡大などから、新駅が続々と誕生しました。
近畿エリアの各線で、民営化後に開業した駅をあげますと、以下のとおりとなります。
●JR京都線:桂川、島本、JR総持寺
●JR神戸線:さくら夙川、甲南山手、摩耶、須磨海浜公園、ひめじ別所、東姫路
●奈良線:JR藤森、六地蔵、JR小倉
●大和路線:東部市場前
●学研都市線:松井山手
●JRゆめ咲線:ユニバーサルシティ
●琵琶湖線:南草津、栗東
●湖西線:小野
●嵯峨野線:梅小路京都西、円町、太秦
民営化後に新駅が開業していない近畿エリアの主要線区となると、「大阪環状線」「JR宝塚線」となりますが、大阪環状線では大和路線の「今宮駅」が民営化後に設けられています。
また、JR宝塚線についても、民営化直前の1986年11月1日に「西宮名塩駅」「新三田駅」が開業しています。
こうしてみると、近畿エリアのJR線で、長らく新駅が設けられていないのは阪和線のみ、として差し支え無いでしょう。
その理由として推測されるのは、概ね以下のことが考えられそうです。
・元々駅間距離が短く(※)、新駅設置に適する区間が無かった
(※)府県境を山越えする山中渓〜紀伊間は除きます。
・他線区に比べ、人口の集積が多くなく、新駅設置の需要が生じなかった
・併走する民鉄と距離があり、新駅を設けたとしても他社線からの移転が望めない
あたりが考えられます。
いずれも私の勝手な推測ですが、あながち外れてもないのかな、と感じていますが、どんなものでしょうか。
今回は「開業年月日」のデータから、阪和線の中でも新しい駅、古い駅を見てみました。
次回もまた、別のデータから阪和線の各駅の姿を見ていきたいと思います。