こちらの記事でJR奈良線「うれしート」の様子をご紹介しましたが、その際JR奈良駅へ向かう途上、天王寺駅で到着した通勤特急「らくラクやまと」の様子を見ることができました。

「らくラクやまと」については、丁度一年前、夕方野新大阪発奈良行きに乗車しました。
当時は、運行間もないことに加え、連休合間の平日であったことから、ほとんど利用者がいない状況でありました。
(参考)
阪和線の沿線から : 通勤特急「らくラクやまと」に乗車する(2024.5.1)


それから一年経過し、今年3月のダイヤ改正では、快速系列車が停車しない八尾・柏原の両駅に新たに停車するなどのテコ入れ策が実施されたこともあり、どの程度定着してきたのか。

今回は朝の時間帯の「らくラクやまと」を見ることで、あれから一年経過して、どの程度利用されているのかを確かめてみることにしました。


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▲「通勤特急 らくラクやまと」と記された、天王寺駅の発車案内

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7時56分に天王寺駅18番のりばに到着した「らくラクやまと」。

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到着時点では、窓側の席が7割程度埋まっている感じ、すなわち乗車率では約3〜4割、といったところでした。
そのうち半数程度が天王寺で降車し、残り半数が大阪または新大阪に向かう模様です。
(注)上記画像は、天王寺駅で降車客が下車した後に撮影しています。

3両編成で定員が約150名で、乗車率が4割として、約60名の利用といったところでしょうか。

もっともこの日は、連休の谷間の平日であることから、普段はもう少し利用者も多いものと思われますが、それを差し引いても惨憺たる利用状況、というわけではなく、むしろ一定の利用がある、といえそうです。

とはいえ、他の大和路線快速列車が乗客を満載にして天王寺駅に到着する様子であることを考えると、もう少し利用があってもいいのではないか、とも思えたりします。

運行当初に比べると利用者も増えてきている、という情報もある一方、8時前に天王寺駅に到着するという朝ラッシュの時間帯にしては、少々物足りない利用状況ではなかろうか、とも思いました。

今回「らくラクやまと」の様子を見た際にアップしたX(Twitter)の投稿に対する意見では、運行当初に比べて利用者は増えている、そして通常の平日はもう少し利用が多いといった一方、相変わらず低調な利用から今後の見直しも考えられる等、様々な意見がありました。
(参考)


今後、この「らくラクやまと」に更なる利用促進策が実施されていくのか、引き続き注目していきたいと思います。