今年10月までの会期で開催されている「大阪・関西万博」。
この万博会場へのアクセスの一つとして、JRゆめ咲線(桜島線)桜島駅からバスを利用するルートがあるのですが、この桜島駅へ、新大阪駅から乗り換え無しでアクセスできる快速「エキスポライナー」が運行されています。

今回、この「エキスポライナー」に乗車してみましたので、ご紹介します。



乗車したのは、桜島17時15分発⇒新大阪17:34着の快速「エキスポライナー」7124列車でした。
編成は、323系「JR WEST Parade Train」(パレードトレイン)編成でした。

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▲323系「パレードトレイン」編成外観。

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▲「パレードトレイン」の特徴は、車内全長に渡って設置されたLEDパネル。
走行時には様々な演出が行われるとのことです。
今回は新大阪方の先頭車に乗車するため、桜島方に連結された「パレードトレイン」の様子は、作蔵島駅停車時の様子だけを記録することとなりました。
(参考)
JRゆめ咲線の車両が「オープンカー」に!? 万博開催に向け「JR WEST Parade Train」登場 - 鉄道コム

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▲桜島駅ホームに設置された「可動式スロープ」。
車椅子利用者がスムーズに乗り降りできるものとして、現在桜島駅と新大阪駅で検証しているものとのことです。
(参考)
万博限定「動くスロープ」、新大阪・桜島で試験稼働中 | 鉄道プレス

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▲駅の発車案内種別は「臨時」となっていました。
なお、自動放送には列車名「エキスポライナー」が収録されていました。

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▲新大阪方先頭車

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▲種別・行先LED表示。
「エキスポライナー」種別表示もさることながら、323系では通常見られない「新大阪」の行先も注目です。

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▲車内LCD表示。
途中の停車駅はユニバーサルシティ、大阪のみですので、非常にシンプルです。
こちらの表示でも「エキスポライナー」がしっかり表示されていました。


17時15分に桜島駅を出発し、ほどなくユニバーサルシティ駅に到着。
多数並んでいたUSJ帰りの客のうち、新大阪方面へ向かう客が少々乗って、次の停車駅・大阪に向かいます。

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▲ユニバーサルシティ発車後の新大阪方先頭車の様子。
正直なところ、あまり乗車率が高い、というわけではありませんでした。
やはり、1時間に1本程度と、かなり狙わないと利用できない、その割には他の列車と運行系統が違うところが、利用者から敬遠されているのでは?とも感じました。

もっとも、タイミングを合わせて利用すれば、新幹線のみならずJR京都線方面への乗り換えも楽で、かつ早いので、要は利用者への認知度、という気もしました。

大阪駅は、うめきた地下ホームに到着しました。
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更に地上に出て、終点の新大阪に到着しました。
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大阪駅でもある程度の下車がありましたが、終始比較的空いている感じでした。
ただ、JRゆめ咲線自体、この時間空いていたのか、というとそうでは無く、ユニバーサルシティ駅ではUSJ帰りの来園者が駅ホームに多数並んでいましたが、ほとんどの乗客は次の列車を待っていました。


今回は、夕方の新大阪行きに乗車したので、正直利用者は多くなかったのですが、これが例えば、朝の桜島行きだと、万博とUSJに向かう乗客が集中して乗車することから、一定の利用が見込めるのかも知れません。

取りあえず、「エキスポライナー」の運行は万博期間中の予定となっていますが、万博のみならず、USJへのアクセスとして引き続き運行されるのかどうか。
来場者の円滑なアクセスという意味では的を射る設定ではあるものの、課題は周知度なのかな、とも感じました。

万博会場へ行く際には、改めて、新大阪から「エキスポライナー」に乗ってみて、桜島駅からの万博会場アクセスバスと合わせて試してみたいな、とも感じました。