「JR時刻表」をはじめとした鉄道に関する各種資料・書籍を発行している「交通新聞社」より、これまで毎年発行してきた「普通列車編成両数表」「私鉄車両編成表」「JR電車編成表」「列車編成席番表」の各刊行物について、今年度の発行を最後とし、今後は一部の情報を鉄道情報アプリ「DJ鉄道楽ナビ」へ移行することを発表しました。
普通列車編成両数表Vol.46 | 出版物 | 株式会社交通新聞社
上記Webサイト内の「有限会社ジェー・アール・アール」(上記刊行物の編集者)によりますと、「昨今の印刷諸経費高騰が本の価格に反映せざるを得ない状況、またインターネット環境のさらなる進展を踏まえまして、誠に勝手ながら当誌は、当号(普通列車編成両数表Vol.46)をもちまして発行を終了」することとしています。
また、「当誌のほか『私鉄車両編成表2025』『JR電車編成表2026冬』『列車編成席番表2026春』の発行を紙版の最後」とし、「2026年度以降は『JR電車編成表』『私鉄車両編成表』の編成表、配置表情報等を中心として、インターネットにて手軽に鉄道に関する情報をいち早くキャッチできる鉄道情報アプリ「DJ鉄道楽ナビ」へ移行」することとしています。
(いずれもカギカッコ内は上記Webサイトより引用)
この「編成表」「席番表」シリーズは、毎回相当のボリュームの情報が、それこそ毎年発行されており、特に車両に関心のあるファンにとっては、言ってみればバイブル的な存在であったかと思われます。
そして私も含め、乗車を中心に楽しむ、いわゆる「乗り鉄」の立場としては、特に重宝していたのが「列車編成席番表」でした。
この「席番表」は、指定席が連結されている列車(JR・民鉄含む)の号車・席番の並び、いわゆる「車内見取り」を、編成単位で表に表したものとなっています。
その掲載内容は、単に座席の席番を羅列しただけではなく、
と、情報の量と質において、「乗り鉄」の方々が「ベストな一席」を選ぶのには、決して離せない一冊であったかと思います。
そんな、貴重な資料である「席番表」が、次の「2026春」をもって発行終了となることが、今回の発表で個人的に最もショックを受けた内容でありました。
今後、「DJ鉄道楽ナビ」へ移行するのは、「JR電車編成表」「私鉄車両編成表」の情報が主体となることから、「席番表」の情報はオンラインに引き継がれないものと考えられます。
確かに考えてみれば、近年は事業者がWebサイトで席番情報を積極的に掲載していることもあり、この手の席番表の情報に対するニーズがかつてに比べて低下していることは否めないのかな、とも感じています。
一方で、全ての事業者が席番情報をWebで公開しているわけでも無いことを考えると、やはり「席番表」の発行終了は個人的には痛手に感じています。
とはいえ、上述の事情を考えると、発行の再開も難しいのかな、とも思いますので、最後となる「席番表2026春」はきっちり入手しておきたいと思います。
【関連ニュースサイト】
●悲報...交通新聞社、紙版「編成表」シリーズが発行終了へ アプリ配信へ移行 | レイルラボ ニュース
普通列車編成両数表Vol.46 | 出版物 | 株式会社交通新聞社
交通新聞社
— 書泉_鉄道・バス (@shosengnd_RW) June 5, 2025
『普通列車編成両数表Vol.46【最終号】』
入荷いたしました!
また、本誌以外にも以下の書籍が
『私鉄車両編成表2025』
『JR電車編成表2026冬』
『列車編成席番表2026春』
の発行をもって紙版の発行は終了。
残念です。
以後は鉄道情報アプリでの配信となるようです。… pic.twitter.com/JF9gZEqLqf
上記Webサイト内の「有限会社ジェー・アール・アール」(上記刊行物の編集者)によりますと、「昨今の印刷諸経費高騰が本の価格に反映せざるを得ない状況、またインターネット環境のさらなる進展を踏まえまして、誠に勝手ながら当誌は、当号(普通列車編成両数表Vol.46)をもちまして発行を終了」することとしています。
また、「当誌のほか『私鉄車両編成表2025』『JR電車編成表2026冬』『列車編成席番表2026春』の発行を紙版の最後」とし、「2026年度以降は『JR電車編成表』『私鉄車両編成表』の編成表、配置表情報等を中心として、インターネットにて手軽に鉄道に関する情報をいち早くキャッチできる鉄道情報アプリ「DJ鉄道楽ナビ」へ移行」することとしています。
(いずれもカギカッコ内は上記Webサイトより引用)
この「編成表」「席番表」シリーズは、毎回相当のボリュームの情報が、それこそ毎年発行されており、特に車両に関心のあるファンにとっては、言ってみればバイブル的な存在であったかと思われます。
そして私も含め、乗車を中心に楽しむ、いわゆる「乗り鉄」の立場としては、特に重宝していたのが「列車編成席番表」でした。
この「席番表」は、指定席が連結されている列車(JR・民鉄含む)の号車・席番の並び、いわゆる「車内見取り」を、編成単位で表に表したものとなっています。
その掲載内容は、単に座席の席番を羅列しただけではなく、
・進行方向を明記(海側・山側等が明確に分かる)
・窓の大小が記載(2列分を1窓とする大窓の場合、柱が邪魔にならない列を指定することが可能)
・JRだけでなく民鉄も大手・中小含め指定席が設置されている列車は全て網羅
と、情報の量と質において、「乗り鉄」の方々が「ベストな一席」を選ぶのには、決して離せない一冊であったかと思います。
そんな、貴重な資料である「席番表」が、次の「2026春」をもって発行終了となることが、今回の発表で個人的に最もショックを受けた内容でありました。
今後、「DJ鉄道楽ナビ」へ移行するのは、「JR電車編成表」「私鉄車両編成表」の情報が主体となることから、「席番表」の情報はオンラインに引き継がれないものと考えられます。
確かに考えてみれば、近年は事業者がWebサイトで席番情報を積極的に掲載していることもあり、この手の席番表の情報に対するニーズがかつてに比べて低下していることは否めないのかな、とも感じています。
一方で、全ての事業者が席番情報をWebで公開しているわけでも無いことを考えると、やはり「席番表」の発行終了は個人的には痛手に感じています。
とはいえ、上述の事情を考えると、発行の再開も難しいのかな、とも思いますので、最後となる「席番表2026春」はきっちり入手しておきたいと思います。
▲手元にある「席番表」「編成表」シリーズ。
ブログで記事を執筆する際の調査資料として「編成表」を購入したこともありますが、掲載された「情報」を最も活用していたのは「席番表」でしたが、この「席番表」も終了となるのは、個人的にショックを受けました…
【関連ニュースサイト】
●悲報...交通新聞社、紙版「編成表」シリーズが発行終了へ アプリ配信へ移行 | レイルラボ ニュース