あと3日後、10月13日で終了となる「大阪・関西万博」。
「万博ロス」という言葉も聞こえつつあるこの頃ですが、間もなく閉幕なだけに、万博の思い出に浸ってみようということで、これまで私が訪問した3回の記録を、写真を中心にご紹介したいと思います。
本日ご紹介する2回目の訪問は、2025年8月2日(土)、来場者数は136,320人でした。
(来場者数はEXPO2025 大阪・関西万博 来場者数カウンターを参照)
【会場への交通手段】
・熊野御坊南海バス・南海難波駅(なんば高速バスターミナル)→万博会場






2回目の訪問は、南海難波駅から万博会場へのシャトルバスを利用してみました。
運行しているのは、和歌山県新宮市に本社を有する「熊野御坊南海バス」。
近畿各地から万博会場へはシャトルバスが運行されていましたが、最も遠方の運行会社、といえばやはりこの熊野御坊南海バスでありましょう。
新宮なり御坊から難波まで、毎日バスを回送するわけにはいかないでしょうから、恐らく運転士さんも泊まり込みで従事されていたかと思います。
会場内のみならず、こういった会場外の様々な方々の協力があって、半年間の会期が間もなく終わるのだ、と思うと、何やらこみ上げてくるものを感じずにはいられませんでした。
【入場ゲート(西ゲート)】


▲シャトルバスで会場に到着しましたので、今回も入場は西ゲートから。
13時前に到着しましたので、ご覧のとおりゲートはガラガラ。
繰り返しですが、閉幕直前には想像できない、ゆとりある会場の光景が展開されていました。
【3体目の「ミャクミャク」】

▲元々東西各ゲートに1体ずつ配置されていた「ミャクミャク」ですが、西ゲートエリアの活性化を目的に「3体目」のミャクミャクが西ゲートエリア(風の広場)に設置されました。
この「3体目」のミャクミャクは、元々大阪市役所前に設置されていたもので、7月30日からこの西ゲート近辺に移設されました。
私が訪問した8月2日は、移設後初の週末ということもあってか、多くの来場者が記念撮影に興じていました。
【未来の都市】
前回の来場では、国内パビリオンは全く訪問できませんでした。
元より完全予約制の多い国内パビリオンは、やはり回数を重ねないと訪問は難しい、と感じていました。
そんな中、予約不要で入れた国内パビリオンの一つ、「未来の都市」を早速訪問しました。










元より「乗り物要素が薄い」今回の万博で、少なからず乗り物的な要素を有する展示が、この「未来の都市」でした。
「食と農」でクボタの未来の農機、そして「交通・モビリティ」で川崎重工業が展示する未来の交通システム「ALICE」。
いずれも「ミャクミャク」との並びで記録しておきました。
【ミャクミャクくじ】


これも西ゲート付近の活性化を目的に、従来東ゲート近くにあったものを移設してきた「ミャクミャクくじ」。
1回2,200円で、くじを引くと、サイズに応じて1等から3等のミャクミャク人形が必ず当たる、というものです。
「空くじ無し」「市価よりおトク」ということもあって、東ゲートにあった頃は、夕方頃には売り切れ終了が続いていたようです。
訪問時には既に西ゲートに移設後でしたが、それでも30分程度は並んでいたかと思います。

抽選の結果は、3等でしたが、持ち帰るにしろ、飾るにしろ丁度良いサイズで、今もなお、私の自宅の一員として一緒に暮らしています。
【e Mover】
会場内外をほぼ1週する、会場内の交通手段「e Mover」
この日は「e Mover」に乗ることが、来訪の大きな目的でした。
詳細は既に当ブログでご紹介しています。
(参考)
【インド】
e Moverを終点のリング西ターミナルまで乗り通し、適当に海外パビリオンを訪問することにして、最初に入館したのがここインド。
ヒンディー語でインドを表す「バーラト」という名前も、今回の万博で日本人にも広く知れ渡ったのではないのでしょうか。








古来のインド文化から、現在のインドを象徴する宇宙開発や高速鉄道など、幅広い展示が魅力に感じました。
【オーストラリア】




インド館から二つ隣がオーストラリア。
ユーカリの森の体験は流石オーストラリア、といったところです。
この頃は、こんな風に、次々に海外パビリオンを訪問できたのが、今では懐かしく思う限りですね…
【ネパール】



昨年の今頃は、工事の遅れがやたらと話題となっていた大阪・関西万博。
もはやそんな報道も懐かしい、と感じる方もおられるかと思います。
実際には万博開会の頃にはほとんどのパビリオンが完成していましたが、一部のパビリオンは遅れての開館となってしまいました。
(上述のインドパビリオンも、18日遅れの5月1日にオープン)
そんな中、ここ「ネパールパビリオン」は、会期半ばを過ぎた、開幕98日目の7月19日にようやくオープンした、難産のパビリオンとなりました。
下記読売新聞記事によれば、開館の遅れは建設業者へのパビリオン建設費の支払いが滞り、工事が中断していたからだそうです。
(参考)
大阪万博:ネパール館、開幕98日目でついにオープン…これで全84パビリオン勢ぞろい : 読売新聞
折角遠路遙々大阪まで出展しようとしたのに、会期の半分以上が無駄となってしまったわけですが、それでも無事オープンできたわけで、少しでも応援したいと感じ、今回訪問してみました。
館内には曼荼羅や仏像などがズラリと展示されていました。




ネパールパビリオンの中央部は、市場をイメージした飲食・物販店舗が並んでいました。

折角多数の入場者が来る万博なのに、会期の半分以上を無駄にしたわけで、出展業者にとっても大きな誤算だったかと思います。
少しでも応援すべく、夕食はここネパールパビリオンで、カレーをいただくことにしました。


【アラブ首長国連邦】
更にリング下を歩き、アラブ首長国連邦のパビリオンに入館します。
待ち時間無しで入館できましたが、ここは「ナツメヤシ」の気に圧倒されました。
流石、オイルマネーを有する国々のパビリオンは勢いがあるというか…





【カタール】
アラブ首長国連邦の隣にあるのがこのカタール。
実際にアラブ首長国連邦とカタールは互いに近い位置にあるのですが、大阪・関西万博でも隣同士になるのは、これまた何かの縁、でしょうか…





【関西パビリオン】
この日は、来場予約をしたのが2日前だったので、当然ですが3日前の「空き枠抽選」に参加することはできませんでした。
元より「e Mover」乗車が目的だったので、ガツガツ予約を取りに行く、という発想はなかったのですが、「それでもあわよくば」と思ってたら当日登録で確保したのがこの「関西パビリオン」
その名のとおり、関西広域連合を構成する各府県が共同で出展しているパビリオンでした。


各府県がそれぞれのコンセプトで出展していたので、その方向性が来場者にどこまで響いたか、で人気に差がでていたのは、見ていて面白くも感じました。
人気が高かったのは、「鳥取県」「福井県」「滋賀県」だったように感じました。
鳥取県は何とか並んで、鳥取砂丘の砂も体験することができました。



前半は「名探偵コナン」よろしく砂丘の中を鳥取県の名産品を探すというアトラクション。
後半は、砂の上にプロジェクションマッピングを上映するという、見ていて惚れ惚れする仕掛けでした。





出口には、「まんが王国とっとり」を象徴する3キャラクター(コナン、鬼太郎、遙かな街へ)のモニュメントも設置されていました。
流石にこれだけの仕掛けがあれば、人気も納得ですね。

▲三重県

▲和歌山県

▲徳島県
【退場ゲート、会場からの帰路】
西ゲートから19時40分ごろ退出し、夢洲〜堺の旅客船(ユニバーサルクルーズ)を利用して帰宅しました。
旅客船の乗船記は、下記過去記事で記載しています。
(参考)
以上が二度目の訪問でした。
二回目来場の目的は、「e Mover乗車」でしたので、パビリオンは行ける分だけ行く、という方針でした。
結果的に、色々な国のパビリオンが廻れたのは収穫でしたし、「関西パビリオン」にも訪問できたのはラッキーでした。
「あともう1回くらい行ければなあ」と思ってたのですが、丁度「こみっくトレジャー46」が開催されるのが9月でしたので、それに合わせて三度目の万博訪問をしてみることにしました。
三度目の訪問、9月7日(日)の様子は、改めての記事でご紹介したいと思います。
「万博ロス」という言葉も聞こえつつあるこの頃ですが、間もなく閉幕なだけに、万博の思い出に浸ってみようということで、これまで私が訪問した3回の記録を、写真を中心にご紹介したいと思います。
本日ご紹介する2回目の訪問は、2025年8月2日(土)、来場者数は136,320人でした。
(来場者数はEXPO2025 大阪・関西万博 来場者数カウンターを参照)
【会場への交通手段】
・熊野御坊南海バス・南海難波駅(なんば高速バスターミナル)→万博会場






2回目の訪問は、南海難波駅から万博会場へのシャトルバスを利用してみました。
運行しているのは、和歌山県新宮市に本社を有する「熊野御坊南海バス」。
近畿各地から万博会場へはシャトルバスが運行されていましたが、最も遠方の運行会社、といえばやはりこの熊野御坊南海バスでありましょう。
新宮なり御坊から難波まで、毎日バスを回送するわけにはいかないでしょうから、恐らく運転士さんも泊まり込みで従事されていたかと思います。
会場内のみならず、こういった会場外の様々な方々の協力があって、半年間の会期が間もなく終わるのだ、と思うと、何やらこみ上げてくるものを感じずにはいられませんでした。
【入場ゲート(西ゲート)】


▲シャトルバスで会場に到着しましたので、今回も入場は西ゲートから。
13時前に到着しましたので、ご覧のとおりゲートはガラガラ。
繰り返しですが、閉幕直前には想像できない、ゆとりある会場の光景が展開されていました。
【3体目の「ミャクミャク」】

▲元々東西各ゲートに1体ずつ配置されていた「ミャクミャク」ですが、西ゲートエリアの活性化を目的に「3体目」のミャクミャクが西ゲートエリア(風の広場)に設置されました。
この「3体目」のミャクミャクは、元々大阪市役所前に設置されていたもので、7月30日からこの西ゲート近辺に移設されました。
私が訪問した8月2日は、移設後初の週末ということもあってか、多くの来場者が記念撮影に興じていました。
【未来の都市】
前回の来場では、国内パビリオンは全く訪問できませんでした。
元より完全予約制の多い国内パビリオンは、やはり回数を重ねないと訪問は難しい、と感じていました。
そんな中、予約不要で入れた国内パビリオンの一つ、「未来の都市」を早速訪問しました。










元より「乗り物要素が薄い」今回の万博で、少なからず乗り物的な要素を有する展示が、この「未来の都市」でした。
「食と農」でクボタの未来の農機、そして「交通・モビリティ」で川崎重工業が展示する未来の交通システム「ALICE」。
いずれも「ミャクミャク」との並びで記録しておきました。
【ミャクミャクくじ】


これも西ゲート付近の活性化を目的に、従来東ゲート近くにあったものを移設してきた「ミャクミャクくじ」。
1回2,200円で、くじを引くと、サイズに応じて1等から3等のミャクミャク人形が必ず当たる、というものです。
「空くじ無し」「市価よりおトク」ということもあって、東ゲートにあった頃は、夕方頃には売り切れ終了が続いていたようです。
訪問時には既に西ゲートに移設後でしたが、それでも30分程度は並んでいたかと思います。

抽選の結果は、3等でしたが、持ち帰るにしろ、飾るにしろ丁度良いサイズで、今もなお、私の自宅の一員として一緒に暮らしています。
【e Mover】
会場内外をほぼ1週する、会場内の交通手段「e Mover」
この日は「e Mover」に乗ることが、来訪の大きな目的でした。
詳細は既に当ブログでご紹介しています。
(参考)
【インド】
e Moverを終点のリング西ターミナルまで乗り通し、適当に海外パビリオンを訪問することにして、最初に入館したのがここインド。
ヒンディー語でインドを表す「バーラト」という名前も、今回の万博で日本人にも広く知れ渡ったのではないのでしょうか。








古来のインド文化から、現在のインドを象徴する宇宙開発や高速鉄道など、幅広い展示が魅力に感じました。
【オーストラリア】




インド館から二つ隣がオーストラリア。
ユーカリの森の体験は流石オーストラリア、といったところです。
この頃は、こんな風に、次々に海外パビリオンを訪問できたのが、今では懐かしく思う限りですね…
【ネパール】



昨年の今頃は、工事の遅れがやたらと話題となっていた大阪・関西万博。
もはやそんな報道も懐かしい、と感じる方もおられるかと思います。
実際には万博開会の頃にはほとんどのパビリオンが完成していましたが、一部のパビリオンは遅れての開館となってしまいました。
(上述のインドパビリオンも、18日遅れの5月1日にオープン)
そんな中、ここ「ネパールパビリオン」は、会期半ばを過ぎた、開幕98日目の7月19日にようやくオープンした、難産のパビリオンとなりました。
下記読売新聞記事によれば、開館の遅れは建設業者へのパビリオン建設費の支払いが滞り、工事が中断していたからだそうです。
(参考)
大阪万博:ネパール館、開幕98日目でついにオープン…これで全84パビリオン勢ぞろい : 読売新聞
折角遠路遙々大阪まで出展しようとしたのに、会期の半分以上が無駄となってしまったわけですが、それでも無事オープンできたわけで、少しでも応援したいと感じ、今回訪問してみました。
館内には曼荼羅や仏像などがズラリと展示されていました。




ネパールパビリオンの中央部は、市場をイメージした飲食・物販店舗が並んでいました。

折角多数の入場者が来る万博なのに、会期の半分以上を無駄にしたわけで、出展業者にとっても大きな誤算だったかと思います。
少しでも応援すべく、夕食はここネパールパビリオンで、カレーをいただくことにしました。


【アラブ首長国連邦】
更にリング下を歩き、アラブ首長国連邦のパビリオンに入館します。
待ち時間無しで入館できましたが、ここは「ナツメヤシ」の気に圧倒されました。
流石、オイルマネーを有する国々のパビリオンは勢いがあるというか…





【カタール】
アラブ首長国連邦の隣にあるのがこのカタール。
実際にアラブ首長国連邦とカタールは互いに近い位置にあるのですが、大阪・関西万博でも隣同士になるのは、これまた何かの縁、でしょうか…





【関西パビリオン】
この日は、来場予約をしたのが2日前だったので、当然ですが3日前の「空き枠抽選」に参加することはできませんでした。
元より「e Mover」乗車が目的だったので、ガツガツ予約を取りに行く、という発想はなかったのですが、「それでもあわよくば」と思ってたら当日登録で確保したのがこの「関西パビリオン」
その名のとおり、関西広域連合を構成する各府県が共同で出展しているパビリオンでした。


各府県がそれぞれのコンセプトで出展していたので、その方向性が来場者にどこまで響いたか、で人気に差がでていたのは、見ていて面白くも感じました。
人気が高かったのは、「鳥取県」「福井県」「滋賀県」だったように感じました。
鳥取県は何とか並んで、鳥取砂丘の砂も体験することができました。



前半は「名探偵コナン」よろしく砂丘の中を鳥取県の名産品を探すというアトラクション。
後半は、砂の上にプロジェクションマッピングを上映するという、見ていて惚れ惚れする仕掛けでした。





出口には、「まんが王国とっとり」を象徴する3キャラクター(コナン、鬼太郎、遙かな街へ)のモニュメントも設置されていました。
流石にこれだけの仕掛けがあれば、人気も納得ですね。

▲三重県

▲和歌山県

▲徳島県
【退場ゲート、会場からの帰路】
西ゲートから19時40分ごろ退出し、夢洲〜堺の旅客船(ユニバーサルクルーズ)を利用して帰宅しました。
旅客船の乗船記は、下記過去記事で記載しています。
(参考)
以上が二度目の訪問でした。
二回目来場の目的は、「e Mover乗車」でしたので、パビリオンは行ける分だけ行く、という方針でした。
結果的に、色々な国のパビリオンが廻れたのは収穫でしたし、「関西パビリオン」にも訪問できたのはラッキーでした。
「あともう1回くらい行ければなあ」と思ってたのですが、丁度「こみっくトレジャー46」が開催されるのが9月でしたので、それに合わせて三度目の万博訪問をしてみることにしました。
三度目の訪問、9月7日(日)の様子は、改めての記事でご紹介したいと思います。








