JR西日本・きのくに線(紀勢本線)初島駅の駅舎は、世界初の建設用3Dプリンターを活用した駅舎に建て替えられ、去る7月22日より利用が開始されました。
(参考)


「世界初の3Dプリンター」を活用した駅舎とはどんなものか、それが職場にそんなに離れていない和歌山県内に設置されたことから、そのうち見に行きたいな…と思っていましたが、なかなかその機会がなく、駅舎供用開始後3ヶ月にしてようやく訪問することができました。

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▲駅舎正面より

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▲少し斜め前から

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▲隣では旧駅舎の解体工事中でした。
旧駅舎はほぼ撤去された模様です。

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▲駅舎内の時刻表とICカード読取り機

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▲反対側には券売機が設置されていました。


真っ白な駅舎が目を惹きますが、その大きさはかなりコンパクトとなっています。
老朽化した駅舎を建て替える際、このようにシンプルな造りとなることが昨今の主流で、場合によってはバス停とそう変わらない駅舎になってしまう例もあるようです。

この初島駅の駅舎も例外ではなく、従前の駅舎よりもずっとコンパクトになっています。
一方で下記読売新聞記事によれば、駅舎建替の作業時間は約6時間で済んだそうですので、人手不足が問題となる昨今、地方路線の駅舎維持の一つの考え方、ともいえるでしょう。
(参考)
3Dプリンターで駅舎建設、終電後に6時間で組み立て…全国で初めてJR紀勢線初島駅で : 読売新聞

今後、こういった3Dプリンターを活用した駅舎が他にも展開されるのか、注目していきたいな、と思い現地をあとにしました。