昨日発表された、2026年3月14日ダイヤ発表のうち、JR西日本の改正内容について見ていきます。
(参考)
2026年3月14日 ダイヤ改正を実施|JR西日本



まず取り上げたいのは、きのくに線の快速・普通列車の全列車ワンマン運転につちえです。

上記資料によると、以下のとおり記載されています。
(4)きのくに線の快速・普通列車を全てワンマン運転とします
きのくに線の和歌山駅〜御坊駅間において、ワンマン運転を開始します。同区間では全てのドアが開き、乗車方法に変更はございません。


現在きのくに線(和歌山〜新宮)の快速及び普通列車のワンマン化は、以下のとおりとなっています。

和歌山〜御坊:全列車車掌乗務
御坊〜紀伊田辺:一部ワンマン運転(御坊〜紀伊田辺間折り返しの列車)
紀伊田辺〜御坊:全列車ワンマン運転

和歌山〜御坊間については、現在車掌乗務となっていますが、この改正により同区間においてもワンマン運転を開始することとしています。

一方で、「全てのドアが開き、乗車方法に変更はございません。」とあることから、運賃収受もこれまでどおりとする、いわゆる「都市型ワンマン運転」を実施するものと推測されます。

和歌山〜御坊間のワンマン運転が近々開始されそうなことは、和歌山駅のホームにカーブミラーが設置され始めていることから、何となく予想されていましたが、今回の発表で明らかになった次第です。
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▲和歌山駅に最近設置されたカーブミラー。
設置されたミラーの方向からして、列車の乗務員が使うものと推測されますが、果たしてワンマン運転のための設備、ということになりそうです。



ところで現在、和歌山〜御坊間を運行する快速・普通列車には、223系(0番台及び2500番台)、225系(5000番台及び5100番台)、227系(1000番台)の3系式が充当されています。
このうち227系は、和歌山線や、きのくに線御坊以南でワンマン運転を実施していることから、和歌山〜御坊間でのワンマン運転にもそのまま対応できそうですが、問題は223系及び225系であります。

これら2系式は、阪和線及び関西空港線で快速及び普通列車にも充当されており、それなりに多く編成数が在籍しています。
これら全ての編成にワンマン改造をしていくのか、それとも一部編成のみワンマン運転対応していくのか、というところも気になります。

ただ、225系のワンマン運転については、「羽衣線」(鳳〜東羽衣)という実施例があり、225系の一部編成がワンマン対応の上充当されています。
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▲2018年3月より羽衣線で運用されている225系は、ワンマン運転が既に実施されています。

とすると、例えば225系のみワンマン運転対応していくのか、ということも考えられそうですが、そうすると一方で、和歌山駅を境にして車両の運用が完全に分断されることから、現在のような柔軟な運用が難しくなりそうです。

一方、227系については、和歌山以南全て統一させるほどの編成数は無いため、結局何らかの形で225系(あるいは223系も)ワンマン運転させることになりそうです。

ただ、上述のとおり改造に要する編成数を抑える観点から、現状阪和線〜きのくに線を直通運転している列車を、和歌山駅で系統分離することも考えられなくも無いだけに、来年2月下旬に発売予定の全国版時刻表などで確認する必要がありそうです。


JRグループの毎年の改正で、最も気になるのが地元のJR西日本、そしてその中でも更に注目している和歌山エリアの改正内容を、はじめにご紹介しました。
ワンマン運転の開始により、大きな変更が生じるのか否か、引き続き注目していきたいと思います。
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▲和歌山駅で発車を待つ225系のきのくに線箕島行き。
来年3月の改正でワンマン運転が実施されますが、それに伴う運行体系や車両運用の変化がみられるのか、気になるところです。




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