和歌山県御坊市を走る紀州鉄道に冠しては、今年(2026年)中にも鉄道事業廃止の可能性があることが、昨年11月に各メディアより報じられました。
(参考)


その紀州鉄道では、踏切施設の故障により昨年12月4日より紀伊御坊〜西御坊間で運休が続いています。
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てっきり踏切復旧に向けての工事を進めているものと思いきや、この踏切復旧の費用が捻出できないとして、復旧の目処が立たない状況が続いていると、地元のラジオ局・和歌山放送が報じています。
紀州鉄道・紀伊御坊〜西御坊間の復旧めど立たず/和歌山県(WBS和歌山放送ニュース) - Yahoo!ニュース

上記報道によれば、紀州鉄道の運営事業者は、2026年中の鉄道廃止を念頭に、経営譲渡先を探しているものの、今のところ手を挙げる企業が無く難航している、とのことです。
加えて、関係者のコメントとして、運営事業者は、部分運休から全線廃止に持って行く可能性も出てきている、とも報じています。


事業者から、今後の方針について明確な説明が無い状況でありますので、紀州鉄道の今後について断言できる状況では無いのは百も承知ですが、「踏切の復旧費用が出せない」ということは、相当な経営難であることは容易に推測されます。
経営難というのは、単に紀州鉄道の鉄道事業だけでなく、同社が主業としているホテルや会員制リゾート事業も含めての経営難、ということになるのではないか、とも考えられます。

そうすれば、やはり現在運休している紀伊御坊〜西御坊間が、復旧されないまま廃止となるという、最悪のシナリオも現実味を帯びてくるのではないか、とも考えられます。

この紀州鉄道線に関しては、地元の御坊市では、紀州鉄道存続を話し合う、学識経験者や沿線住民などを交えた協議会を設置して議論を始めている、と和歌山放送では報じています。
その協議会での方針により、紀州鉄道の今後が見えてくるものと思われますが、上述の報道によれば、存続に向けてはかなり厳しい状況であることを察せざるを得ないニュースでありました。

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▲紀州鉄道の車両。
撮影地の学門駅では、現在のところ列車は発着していますが、隣の紀伊御坊駅から先で運休が続いています。