JR東日本では、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」開催を記念し、かつて「スーパーひたち」として人気を集めた651系電車をイメージしたE657系電車を運行することを発表しました。

ふくしまDC特別企画!常磐線で651系電車のオマージュカラー車両を運行します!|JR東日本

概要は以下のとおりです。
【車両の概要】
E657系10両1編成を、2020年まで運転され「タキシードボディのすごいヤツ」というキャッチコピーで親しまれた 651 系電車をオマージュした塗装に変更して運行

【「651系オマージュカラー」車両の運用】
・運行期間:
2026年4月11日(土)〜2028年春頃まで
・運行区間:
品川駅〜仙台駅間
・車両:
E657系10両1編成

【イメージ】
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2025/mito/20260306_mt01.pdf)より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



1989年3月のダイヤ改正は、JR各社が発足して間もなく2年となる時期に実施されたこともあり、JRグループ各社が競い合って各社のカラーを打ち出したダイヤ改正と個人的に感じています。
その姿は、このダイヤ改正で登場した新型車両に象徴されているといえるでしょう。

私の住んでいるJR西日本エリアでは、山陽新幹線の新大阪〜博多間の高速化・上質化を目指して投入された100系「グランドひかり」と、京阪神エリア(当時「アーバンネットワクー」と称された線区)の競争力強化を目指して投入された「221系電車」がその象徴と言えるでしょう。

それ以外にも、JR東海では、東海道新幹線から接続して観光客を輸送する高山本線の特急「ひだ」の高速化とグレードアップを目指して投入された「キハ85系(ワイドビュー)」、またJR四国では、その後の同社の特急ネットワークを構築する立役者となる、「世界初の振子式気動車」2000系TSE編成が投入されました。

そしてJR東日本では、常磐線の特急「ひたち」のスピードアップ及びグレードアップを目的に、651系特急型電車が投入されました。
この651系は、これまでの特急型電車のカラーやスタイルとは大きく異なるものであり、そのスタイルから「タキシードボディのすごいヤツ」というキャッチコピーが与えられました。

その後この651系は、そのほとんどを常磐線特急として活躍してきましたが、象徴的なのは東日本大震災後の部分復旧の際、いわき〜竜田間の普通列車2往復がこの651系として運転されたこと、といえるでしょうか。
(参考)


この651系による普通列車は、常磐線の全線復旧となる2020年3月ダイヤ改正まで続き、これが同系式の常磐線での最後の活躍、となりました。

そしてその東日本大震災から15年を迎えた今年4月からの「ふくしまデスティネーションキャンペーン」で、民営化直後の常磐線のフラッグシップとして活躍した「スーパーひたち」651系をオマージュしたデザインのE657系が走ることとなりました。
(参考)
しあわせの風ふくしま|ふくしまDC(デスティネーションキャンペーン)公式サイト

運行区間は、品川〜仙台間と、常磐線全線に渡り、これまた当時の651系「スーパーひたち」を彷彿とさせるもの、といえるでしょう。

E657系に関しては、乗る機会のみならず、見る機会さえもあまり無く、実際に乗車したのが先月土浦から品川まで乗車した「ときわ」が初めてなのですが、機会があれば、この651系オマージュ編成で、常磐線を走破することができればいいな、と感じたニュースでありました。

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▲品川駅に到着したE657系「ときわ」。
ここにも「651系」をオマージュしたカラーのE657系が発着することになります。




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