2026年3月のダイヤ改正で、これまで観光シーズンを中心にスポット的に運行されていたJR奈良線の特急「いにしへ」が土休日運行となり、運行日が大幅に拡充されました。

おおさか東線経由で大阪・新大阪〜奈良間を運行する特急「まほろば」も、当初は特定日に運行する臨時列車としてスタートし、その後、毎週土休日運行へと拡大してきた経緯があります。そのため、この「いにしへ」も同様の道をたどっていると言えます。
加えて、今回のダイヤ改正では、特急「いにしへ」にも683系「まほろば」専用編成が充当されるようになりました。

ダイヤ改正後の運行初日となる3月14日(土)は、昨年10月に運行を開始した「悠久」編成が充当されました。


奈良駅では、本日から「まほろば」編成で運行される「いにしへ」を見ようと、少なくないファンが写真を撮影していました。
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▲奈良駅5番のりばに入線する特急「いにしへ」683系「悠久」編成。

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▲5番のりばに停車中の特急「いにしへ」

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▲奈良駅構内の列車案内表示

車内は、先に登場した「安寧」編成と同様の装備ですが、色調が異なるのが特徴です。
座席はこんな感じです。
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種別幕には、「いにしへ」専用の幕が用意されています。
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16時13分、奈良駅を発車しました。

乗車率は5割程度で、それほど高いというわけではありません。ただ、土曜日の奈良発、しかも定期運行初日でこの利用状況ですので、今後の観光シーズンにはより多くの利用が見込めるものと思われます。

「いにしへ」が途中で客扱いをする停車駅は宇治のみですが、それ以外に山城青谷駅で運転停車しました。

途中の宇治駅での乗り降りは特になかったようで、専ら奈良〜京都間の直通利用を目的とした特急列車となっています。

宇治駅発車時の自動放送を収録しましたので、動画でご紹介します。

このように「いにしへ」専用の自動放送が用意されていました。

宇治駅から更に15分乗車し、17時ちょうど、京都駅に到着しました。
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▲種別幕・行先表示を改めて撮影。
京都駅停車後も、引き続き表示されていました。

京都駅は8番のりばに到着しました。
本日から見られるようになった「まほろば」編成の注目度は高く、鉄道ファン以外の観光客もカメラを向けていたのが印象的でした。
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以上が、今回のダイヤ改正から毎週末を中心に定期運行を開始した、JR西日本・奈良線の特急「いにしへ」の乗車レポートでした。

京都と奈良という世界的にも著名な二大観光地を結ぶ観光用途の特急列車として、なぜ今までなかったのか不思議とも言える列車です。もっとも、特に近年増加傾向が続く訪日外国人旅行者への対応と考えると、近年になって設定されるようになった理由も納得できます。

今回はダイヤ改正初日のレポートということで観光目的皆無の乗車でしたが、今後春や秋のハイシーズンにもこの「いにしへ」に乗車し、利用状況の実態を自分の目で確認できればいいなと感じました。