このブログでも度々ご紹介してきたとおり、昨日(4月24日)から南海電鉄高野線に新たな観光列車「GRAN天空」が走りはじめました。
(参考)
これまで運行されてきた特急「こうや」に加え、より上質な旅行が楽しめる列車が運行されることとなり、訪日外国人を中心に、旅の楽しみが増えるこの「GRAN天空」、早速乗車してきました。
12時過ぎに難波駅に向かい、到着する「GRAN天空」編成を撮影します。

▲難波駅0番のりばに入線する「GRAN天空」

▲0番のりばに停車中の「GRAN天空」

▲「GRAN天空」エンブレム

▲デビューしたて、ということもあり、ホームでは多くの乗客が、この新しい観光列車を写真に納めていました。

▲「GRAN天空」種別・行先表示
種別は「GRAN天空」で、白字のシンプルなものです。

0番のりばへの案内


GRAN天空発車案内

▲0番のりばの駅名標

▲到着後、車内清掃等のため、乗客が車内に入れるのは発車10分ほど前まで待つこととなります。
車内の清掃が済み、発車10分前の12時35分に車内に入ることができました。
今回乗車するのは1号車、「リラックスシート」車両でした。


本日私の指定された席(1号車4番)は、ご覧のとおり窓がありませんでした。
「GRAN天空」は急行等の列車に充当されていた「2000系」を改造した車両のため、窓の位置がズレる席が出てくるのは仕方がない、と思っていたのですが、全く窓がない席がもある、というのは盲点でした。
確かに「GRAN天空」Webサイトには、下記のとおり当該座席には窓がない旨記載がありますが、ついつい見過ごしてしまうこともあるので、購入する際には注意が必要です。
12時45分、極楽橋に向けて出発します。
1号車「リラックスシート」はほぼ満席、2号車「ワイドビューシート」は、旅行会社のツアー客もありこちらも満席でした。

▲1号車「リラックスシート」車内

▲2号車「ワイドビューシート」
実は2号車「ワイドビューシート」もいいな、と思って空席を調べていたのですが、どの列車も、またどの日も2号車は満席だったので、それだけ人気なんやな…と思っていたら、何のことはなく、単に「団体客で押さえられていた」ということのようでした。

▲座席ポケットに挟み込まれているサービスコーナー案内。
飲食物やグッズなど、色々取り揃えているようです。
窓のない席にずっと居てても仕方がないので、3号車「ロビーラウンジ」に向かいます。
ロビーラウンジには飲食物・グッズ等を販売している「サービスカウンター」があります。

▲3号車「ロビーラウンジ」車内。
手前右側が「サービスカウンター」です。

▲サービスカウンターの営業区間は、堺東〜九度山間となっていますので、利用を予定されている際にはご注意ください。
私は「GRAN天空もなか」と「じゃばらジュース」(和歌山県北山村原産)を購入し、ロビーラウンジの立席スペースでいただくことにします。

途中、「狭山池」や「千代田車庫」の車窓案内があったりしました。
窓が無い席なので、その代わりといっては何ですがブログの記事作成をしつつ、高野下を通過したタイミングを見計らって、再び3号車「ロビーラウンジ」に向かいます。
高野線の、いわゆる「山線」区間のハイライトとなる景色を、ロビーラウンジ越しに楽しむこととします。


このまま極楽橋に到着…と思いきや、二つ手前の「紀伊細川」駅で12分間停車し、その間ドアが開くのでホームに降りることができる、とのことでした。
これはチャンス!と停車中の「GRAN天空」を撮影します。

▲紀伊細川駅の発車時刻案内
出入口付近に掲示されていました。
紀伊細川駅停車中に、各車両を撮影してみます。

▲1号車

▲2号車

▲3号車

▲3号車の車体に描かれたロゴ。

▲4号車
車内にもどり、あと二駅乗り、終点の極楽橋駅に到着しました。


▲極楽橋駅に到着した「GRAN天空」

▲折り返しの「GRAN天空」はやはり満席でした。



▲極楽橋駅で改札を出て、折り返し各停橋本行きで帰ることとします。
2300系の車内にも「GRAN天空」の中吊り広告が掲出されていました。
以上が、昨日運行開始したばかりの「GRAN天空」の乗車レポートでした。
世界遺産にも登録されている聖地・高野山へ向かう、これまでの特急「こうや」よりも上質なサービスを提供する列車として、個人的に期待している列車です。
それだけに、まだ運行開始二日目しか経っていないのは承知の上ですが、気になった点をいくつか挙げてみたいと思います。
●1号車「リラックスシート」にある「窓無し座席」
「GRAN天空」は、通勤型のズームカー「2000系」を改造した車両ですので、実際に座席を配置しようとしても、どうしても無理が生じる箇所が出てきますし、それはある意味仕方がないのかな、とも思います。
実際、私が乗車した1号車4番の座席は、このように「窓の無い」座席となっていました。

▲1号車4番の座席(極楽橋方面向き)は、このように窓が無く座っている状態では外が全く見えません。
このような構造の座席は、1号車に合計4席あります。
南海電鉄の「GRAN天空」予約サイトでも、この点は予め注意表記がされています。

▲南海電鉄「GRAN天空」予約サイトより。
予約サイト内で、座席を選ぶ際の画面ですが、このように「2・4・23・27番席は窓がありません」と記載されています。
窓が無いのは、改造車であるが故に仕方がない、とは思うのですが、一般の観光利用者にとっては、改造車かどうかは知ったこっちゃないですし、何より難波〜極楽橋間を窓無し席で過ごしてみると、なかなかしんどい、というのが素直な感想でした。
理想を言えば、これらの座席にも窓を設けて欲しい、ということになるでしょうが、ただ車両構造上難しいのは承知しています。
それならば、例えば割引販売や、車内でのワンドリンクサービスといった、何か特典があっても良いのではないか、とも感じました。
この手の問題は、例えば「京阪8000系プレミアムカー」や「JR西日本223系Aシート」でも、既存の座席を入れ替えた改造車で窓割りが合わなくなった結果、窓枠や柱が真横に来て車窓が見づらい席が発生しているのですが、今回の「GRAN天空」では、「見づらい」ではなく「見えない」というレベルなので、やはり何らかの対応が必要と感じています。
●沿線案内放送の改善・・・英語放送は必要では?
観光列車で定番の「沿線案内の車内放送」、この「GRAN天空」でも勿論実施されていました。
ただ、その案内放送でピックアップしている場所が微妙で、「狭山池」や「南海千代田車庫」「新紀見トンネル」と、確かに案内スポットと言えなくはないけど、もう少し考えてみてもいいのかな、と言う場所をチョイスしていました。
「千代田車庫」がある割には「仁徳天皇陵」(堺東〜三国ヶ丘)や「紀ノ川橋梁」(橋本〜紀伊清水)が無かったりと、ちょっと選択のバランスに疑問を感じざるを得なかったところも、正直ありました。
それ以上に気になったのは、「英語放送は必要では?」ということです。
国際的にも認知度の高い「高野山」へ向かう、観光列車ですから、英語の放送は必須だと思うのですが、これらの沿線観光案内は全て日本語のみで、アテンダントが肉声で実施していました。
まだ運行開始して二日目ですので、とても英語で話す余裕が無いのかも知れませんが、今回乗車した列車にも外国人旅行者が少なからずいましたので、これは早急に対応して欲しいところです。
●ロビーラウンジ・・・もう少し長居できる仕掛けも欲しいかな?
上述のとおり、「窓無し席」に座っていたこともあるので、ロビーラウンジで結構時間を過ごしました。
流れゆく車窓を広い空間から眺めるのは、いつもとは異なる高野線の風景もあり、楽しむことができました。
一方で、この「ロビーラウンジ」、立席のみで、またテーブルも狭く、長居できる場所ではないのも事実です。
とはいえ、折角良い車窓を眺めながら、飲み物や食べ物を味わいながら乗客どうしで語らう空間、という意味でも、もう少し長居できる空間にしても良かったのでは?とも思いました。
現在の設備で追加するならば、カウンター越しに座れる丸椅子を設置する、そしてテーブルももう少し大型のものに取り替える、といったところでしょうか。
設備に手を入れることになるので、直ぐには難しいでしょうが、今後のリニューアルで改善してもらえればいいな、とも感じました。

▲3号車の「ロビーラウンジ」。
この空間をもう少し活かすことができないかな、とも感じました。
後半は、何やら苦言めいてしまいました。
ただ、かつて高野線の大運転急行列車として活躍した2000系が、このような南海電鉄を代表する観光列車に抜擢されたのは、個人的には嬉しく思っています。
それだけに、乗った方々に満足してもらえるような、ハード・ソフトを備えて欲しいな、とも思いますし、それが、これまでの運用の都合で本線の普通車に充当されたり等、これまでどちらかと言えばあまり十分な活躍の場が得られなかった2000系が、デビュー30年以上経過して、恐らく初めて得られたフラッグシップ的な立場に感じていますので、それ相応の体制で臨んでほしいな、とも思うわけですし、そういった改善も、今後なされることを期待したいと思っています。
今後、機会があれば4号車の「グランシート」にも乗車してみたいな、とも思います。
ここでは、また違う飲食のサービスも提供されているので、それも楽しむことができるといいな、とも思います。
まだデビューして二日目ではありますが、注目を集めているのは間違いない「GRAN天空」。
より一層磨きをかけて、高野山への唯一無二のアクセスとなるよう、引き続き応援していきたいな、と思っています。
(参考)
これまで運行されてきた特急「こうや」に加え、より上質な旅行が楽しめる列車が運行されることとなり、訪日外国人を中心に、旅の楽しみが増えるこの「GRAN天空」、早速乗車してきました。
12時過ぎに難波駅に向かい、到着する「GRAN天空」編成を撮影します。

▲難波駅0番のりばに入線する「GRAN天空」

▲0番のりばに停車中の「GRAN天空」

▲「GRAN天空」エンブレム

▲デビューしたて、ということもあり、ホームでは多くの乗客が、この新しい観光列車を写真に納めていました。

▲「GRAN天空」種別・行先表示
種別は「GRAN天空」で、白字のシンプルなものです。

0番のりばへの案内


GRAN天空発車案内

▲0番のりばの駅名標

▲到着後、車内清掃等のため、乗客が車内に入れるのは発車10分ほど前まで待つこととなります。
車内の清掃が済み、発車10分前の12時35分に車内に入ることができました。
今回乗車するのは1号車、「リラックスシート」車両でした。


本日私の指定された席(1号車4番)は、ご覧のとおり窓がありませんでした。
「GRAN天空」は急行等の列車に充当されていた「2000系」を改造した車両のため、窓の位置がズレる席が出てくるのは仕方がない、と思っていたのですが、全く窓がない席がもある、というのは盲点でした。
確かに「GRAN天空」Webサイトには、下記のとおり当該座席には窓がない旨記載がありますが、ついつい見過ごしてしまうこともあるので、購入する際には注意が必要です。
12時45分、極楽橋に向けて出発します。
1号車「リラックスシート」はほぼ満席、2号車「ワイドビューシート」は、旅行会社のツアー客もありこちらも満席でした。

▲1号車「リラックスシート」車内

▲2号車「ワイドビューシート」
実は2号車「ワイドビューシート」もいいな、と思って空席を調べていたのですが、どの列車も、またどの日も2号車は満席だったので、それだけ人気なんやな…と思っていたら、何のことはなく、単に「団体客で押さえられていた」ということのようでした。

▲座席ポケットに挟み込まれているサービスコーナー案内。
飲食物やグッズなど、色々取り揃えているようです。
窓のない席にずっと居てても仕方がないので、3号車「ロビーラウンジ」に向かいます。
ロビーラウンジには飲食物・グッズ等を販売している「サービスカウンター」があります。

▲3号車「ロビーラウンジ」車内。
手前右側が「サービスカウンター」です。

▲サービスカウンターの営業区間は、堺東〜九度山間となっていますので、利用を予定されている際にはご注意ください。
私は「GRAN天空もなか」と「じゃばらジュース」(和歌山県北山村原産)を購入し、ロビーラウンジの立席スペースでいただくことにします。

途中、「狭山池」や「千代田車庫」の車窓案内があったりしました。
窓が無い席なので、その代わりといっては何ですがブログの記事作成をしつつ、高野下を通過したタイミングを見計らって、再び3号車「ロビーラウンジ」に向かいます。
高野線の、いわゆる「山線」区間のハイライトとなる景色を、ロビーラウンジ越しに楽しむこととします。


このまま極楽橋に到着…と思いきや、二つ手前の「紀伊細川」駅で12分間停車し、その間ドアが開くのでホームに降りることができる、とのことでした。
これはチャンス!と停車中の「GRAN天空」を撮影します。

▲紀伊細川駅の発車時刻案内
出入口付近に掲示されていました。
紀伊細川駅停車中に、各車両を撮影してみます。

▲1号車

▲2号車

▲3号車

▲3号車の車体に描かれたロゴ。

▲4号車
車内にもどり、あと二駅乗り、終点の極楽橋駅に到着しました。


▲極楽橋駅に到着した「GRAN天空」

▲折り返しの「GRAN天空」はやはり満席でした。



▲極楽橋駅で改札を出て、折り返し各停橋本行きで帰ることとします。
2300系の車内にも「GRAN天空」の中吊り広告が掲出されていました。
以上が、昨日運行開始したばかりの「GRAN天空」の乗車レポートでした。
世界遺産にも登録されている聖地・高野山へ向かう、これまでの特急「こうや」よりも上質なサービスを提供する列車として、個人的に期待している列車です。
それだけに、まだ運行開始二日目しか経っていないのは承知の上ですが、気になった点をいくつか挙げてみたいと思います。
●1号車「リラックスシート」にある「窓無し座席」
「GRAN天空」は、通勤型のズームカー「2000系」を改造した車両ですので、実際に座席を配置しようとしても、どうしても無理が生じる箇所が出てきますし、それはある意味仕方がないのかな、とも思います。
実際、私が乗車した1号車4番の座席は、このように「窓の無い」座席となっていました。

▲1号車4番の座席(極楽橋方面向き)は、このように窓が無く座っている状態では外が全く見えません。
このような構造の座席は、1号車に合計4席あります。
南海電鉄の「GRAN天空」予約サイトでも、この点は予め注意表記がされています。

▲南海電鉄「GRAN天空」予約サイトより。
予約サイト内で、座席を選ぶ際の画面ですが、このように「2・4・23・27番席は窓がありません」と記載されています。
窓が無いのは、改造車であるが故に仕方がない、とは思うのですが、一般の観光利用者にとっては、改造車かどうかは知ったこっちゃないですし、何より難波〜極楽橋間を窓無し席で過ごしてみると、なかなかしんどい、というのが素直な感想でした。
理想を言えば、これらの座席にも窓を設けて欲しい、ということになるでしょうが、ただ車両構造上難しいのは承知しています。
それならば、例えば割引販売や、車内でのワンドリンクサービスといった、何か特典があっても良いのではないか、とも感じました。
この手の問題は、例えば「京阪8000系プレミアムカー」や「JR西日本223系Aシート」でも、既存の座席を入れ替えた改造車で窓割りが合わなくなった結果、窓枠や柱が真横に来て車窓が見づらい席が発生しているのですが、今回の「GRAN天空」では、「見づらい」ではなく「見えない」というレベルなので、やはり何らかの対応が必要と感じています。
●沿線案内放送の改善・・・英語放送は必要では?
観光列車で定番の「沿線案内の車内放送」、この「GRAN天空」でも勿論実施されていました。
ただ、その案内放送でピックアップしている場所が微妙で、「狭山池」や「南海千代田車庫」「新紀見トンネル」と、確かに案内スポットと言えなくはないけど、もう少し考えてみてもいいのかな、と言う場所をチョイスしていました。
「千代田車庫」がある割には「仁徳天皇陵」(堺東〜三国ヶ丘)や「紀ノ川橋梁」(橋本〜紀伊清水)が無かったりと、ちょっと選択のバランスに疑問を感じざるを得なかったところも、正直ありました。
それ以上に気になったのは、「英語放送は必要では?」ということです。
国際的にも認知度の高い「高野山」へ向かう、観光列車ですから、英語の放送は必須だと思うのですが、これらの沿線観光案内は全て日本語のみで、アテンダントが肉声で実施していました。
まだ運行開始して二日目ですので、とても英語で話す余裕が無いのかも知れませんが、今回乗車した列車にも外国人旅行者が少なからずいましたので、これは早急に対応して欲しいところです。
●ロビーラウンジ・・・もう少し長居できる仕掛けも欲しいかな?
上述のとおり、「窓無し席」に座っていたこともあるので、ロビーラウンジで結構時間を過ごしました。
流れゆく車窓を広い空間から眺めるのは、いつもとは異なる高野線の風景もあり、楽しむことができました。
一方で、この「ロビーラウンジ」、立席のみで、またテーブルも狭く、長居できる場所ではないのも事実です。
とはいえ、折角良い車窓を眺めながら、飲み物や食べ物を味わいながら乗客どうしで語らう空間、という意味でも、もう少し長居できる空間にしても良かったのでは?とも思いました。
現在の設備で追加するならば、カウンター越しに座れる丸椅子を設置する、そしてテーブルももう少し大型のものに取り替える、といったところでしょうか。
設備に手を入れることになるので、直ぐには難しいでしょうが、今後のリニューアルで改善してもらえればいいな、とも感じました。

▲3号車の「ロビーラウンジ」。
この空間をもう少し活かすことができないかな、とも感じました。
後半は、何やら苦言めいてしまいました。
ただ、かつて高野線の大運転急行列車として活躍した2000系が、このような南海電鉄を代表する観光列車に抜擢されたのは、個人的には嬉しく思っています。
それだけに、乗った方々に満足してもらえるような、ハード・ソフトを備えて欲しいな、とも思いますし、それが、これまでの運用の都合で本線の普通車に充当されたり等、これまでどちらかと言えばあまり十分な活躍の場が得られなかった2000系が、デビュー30年以上経過して、恐らく初めて得られたフラッグシップ的な立場に感じていますので、それ相応の体制で臨んでほしいな、とも思うわけですし、そういった改善も、今後なされることを期待したいと思っています。
今後、機会があれば4号車の「グランシート」にも乗車してみたいな、とも思います。
ここでは、また違う飲食のサービスも提供されているので、それも楽しむことができるといいな、とも思います。
まだデビューして二日目ではありますが、注目を集めているのは間違いない「GRAN天空」。
より一層磨きをかけて、高野山への唯一無二のアクセスとなるよう、引き続き応援していきたいな、と思っています。







